蛭田小の閉校式・記念式典で行われた出席者全員による記念撮影

蛭田小の閉校式・記念式典で行われた出席者全員による記念撮影 閉校記念歌を披露する蛭田小の児童

 【大田原】湯津上地区3小学校の統合に伴い、3月末で閉校する蛭田小で23日、閉校式・記念式典が行われた。児童や教職員、保護者、地域住民ら約240人が出席し、学びやへの感謝を胸に刻んだ。

 同校は1874(明治7)年4月19日、片府田(かたふた)の宝寿院を借りて「咲山学校第6分校正風舎」として開校した。

 式はインフルエンザの感染などを理由に6年生の大半が欠席せざるを得なかったが、児童代表の6年荒川康佑(あらかわこうすけ)君(12)のあいさつ文が代読された。「僕のおじいちゃんもお父さんも蛭田小を卒業した。昔から変わらないのは、自然に囲まれて地域と学校の距離が近いこと。閉校は寂しいけど大きく成長させてくれた。ありがとう」と読み上げられると、会場から温かい拍手が送られた。

 6年生が中心となって作詞した閉校記念歌「わたしたちの学校」が披露された後、出席者全員で記念撮影を実施。最後は花火が打ち上げられ、150年の歴史に幕を下ろした。