白骨遺体は室町時代の女性 宮城・亘理の震災被災地
東日本大震災の被災地、宮城県亘理町で5月、身元不明の白骨遺体が見つかり、14~16世紀の室町時代の人骨だったことが22日までに亘理署への取材で分かった。外部に委託し、考古学で用いる放射性炭素年代測定をした結果、判明したという。
亘理署によると、遺体は亘理町吉田須賀畑の太陽光発電所の建設現場を1メートルほど掘り下げた場所で見つかった。30~50代の女性とみられ、身長は150センチ台。ほぼ全身がそろった状態で見つかったが、身元につながるような遺品はなかった。
現場は東日本大震災の津波被害があり、同署が被災者の可能性もあるとみて調べていた。〔共同〕