昨年12月に出版された『ロッカショ-2万4千年後の地球へのメッセージ
』にかかわったアーティストたちや、今回のゲストと、トークをするというイベントがありました。
日時:2008年4月8日(火) 19時~
会場: 表参道 東京ウィメンズプラザ
主催:ストップロッカショプロジェクト
第一部の出演者は、SUGIZO、中村隆市、セヴァン・スズキ、福島みずほ(社民党)、大林ミカ
第二部の出演者は、SUGIZO、桑原茂一、Shing02、河野太郎(自民党)、大林ミカ
みなさんがそれぞれの分野で活動している中で、六ヶ所再処理工場について、環境問題についてなど、思うことをお話しくださいました。
セヴァン・スズキさんは、12歳の当時、環境サミットで伝説のスピーチ をされた方です。
彼女は、環境問題についてわたしたちができることを、お話ししてくださいました。
まずはその事象について自分自身を教育すること、そして、行動すること。たとえば、生活の中でいかにエネルギー消費を減らせるか行動してみる。そして、メッセージを伝えること。
大事なのは、その行動はしていても苦にならないこと、楽しいことのほうがいいとお話しくださいました。
六ヶ所は日本だけの問題ではない。関心をもつのがあたりまえ、地球全体の問題だとおっしゃっていました。
会場に来ていた方で、日本で生まれ育ったのだが、国籍はアメリカや韓国だという方々がいらっしゃいました。彼らは選挙権がなくて投票はできないけど、六ヶ所再処理工場や環境問題は日本だけではなく、みんなの問題だからその問題性に気づいて、自主上映をしたり、草の根の活動をしている、とおっしゃっていました。
先日観たてんつくマンの映画 で、アフガニスタンのおじいさんが言っていた、『先進国の人が決めることによって、途上国の将来が決まる。だからこそ、先進国の人は希望を忘れないでほしい』という言葉とリンクしました。
私には、選挙権があります。多くの情報も調べることができます。日本の将来を担っているのです。
今の時代に、日本に生まれたことにはとても意味がある気がします。私たちの行動が、いろんな国に、地球に、宇宙に大きな影響を与えるのです。とても責任を感じました。
今、六ヶ所再処理工場が稼働し40年稼働したとすると、そこでできたプルトニウムの放射能は 24,000年経っても半分しか減らないそうです。そんなに長い間、地球を汚染し続けるものを、私たち日本人の一時期の過ちで残してしまってもいいのでしょうか?
また、他の会場の方から“六ヶ所のことなどを、発信しているのに、周りの人からなかなか理解してもらえない。どうしたら伝えられるのか”という問いがありました。
Shing02さんは、動物の親は子を守る、という道徳を本能でわかっているのに、今の私たちにはできていない。戦後、私たちは幼い頃から利己主義を教わってきました。以前なら教わっていた利他主義について、もう一度学びなおすべきじゃないだろうか、とおっしゃっていました。
まずは、相手の話もよく聞く。伝えたい相手との信頼関係をつくって、その次のステップとして問題提起を話す。そうすると話は伝わりやすくなる、とアドバイスをくださいました。
再処理推進派と反対派、どちらも目的は子どもたちに、よりよい環境を残そう、ということです。ただ価値観が違うだけなのです。いい環境というのは、多くの豊かな自然のことなのか、便利で効率の良い環境のことなのか。安全だ、安全でない、と言い争っても平行線を走るだけ。だからこそ、何が正しいのかは自分自身が判断するために、いろいろと知ることが大切だということです。
ただ、大多数の意見だから、メディアが伝えているから、信頼をおけるの人の意見だから、と意見を鵜呑みにするのではなく、自分で判断することが大切だと思います。
鎌仲ひとみさんの最新作『六ヶ所村通信no.4 』の中では、推進派の方々の意見もたくさん取材されているそうです。推進派の方でも、もしも再処理工場から汚染が始まったとしたら逃げる、とおっしゃっている方がいるそうです。
最後にSUGIZOさんが、宇宙的に正しいことを選択したいとおっしゃっていました。
2時間の中でいろんな話が凝縮された、有意義なトークでした。
☆六ヶ所村で自然を返せと叫ぶ。
※こちらのサイトでこのトークの内容が詳細に書かれています。
(Mik)
日時:2008年4月8日(火) 19時~
会場: 表参道 東京ウィメンズプラザ
主催:ストップロッカショプロジェクト
第一部の出演者は、SUGIZO、中村隆市、セヴァン・スズキ、福島みずほ(社民党)、大林ミカ
第二部の出演者は、SUGIZO、桑原茂一、Shing02、河野太郎(自民党)、大林ミカ
みなさんがそれぞれの分野で活動している中で、六ヶ所再処理工場について、環境問題についてなど、思うことをお話しくださいました。
セヴァン・スズキさんは、12歳の当時、環境サミットで伝説のスピーチ をされた方です。
彼女は、環境問題についてわたしたちができることを、お話ししてくださいました。
まずはその事象について自分自身を教育すること、そして、行動すること。たとえば、生活の中でいかにエネルギー消費を減らせるか行動してみる。そして、メッセージを伝えること。
大事なのは、その行動はしていても苦にならないこと、楽しいことのほうがいいとお話しくださいました。
六ヶ所は日本だけの問題ではない。関心をもつのがあたりまえ、地球全体の問題だとおっしゃっていました。
会場に来ていた方で、日本で生まれ育ったのだが、国籍はアメリカや韓国だという方々がいらっしゃいました。彼らは選挙権がなくて投票はできないけど、六ヶ所再処理工場や環境問題は日本だけではなく、みんなの問題だからその問題性に気づいて、自主上映をしたり、草の根の活動をしている、とおっしゃっていました。
先日観たてんつくマンの映画 で、アフガニスタンのおじいさんが言っていた、『先進国の人が決めることによって、途上国の将来が決まる。だからこそ、先進国の人は希望を忘れないでほしい』という言葉とリンクしました。
私には、選挙権があります。多くの情報も調べることができます。日本の将来を担っているのです。
今の時代に、日本に生まれたことにはとても意味がある気がします。私たちの行動が、いろんな国に、地球に、宇宙に大きな影響を与えるのです。とても責任を感じました。
今、六ヶ所再処理工場が稼働し40年稼働したとすると、そこでできたプルトニウムの放射能は 24,000年経っても半分しか減らないそうです。そんなに長い間、地球を汚染し続けるものを、私たち日本人の一時期の過ちで残してしまってもいいのでしょうか?
また、他の会場の方から“六ヶ所のことなどを、発信しているのに、周りの人からなかなか理解してもらえない。どうしたら伝えられるのか”という問いがありました。
Shing02さんは、動物の親は子を守る、という道徳を本能でわかっているのに、今の私たちにはできていない。戦後、私たちは幼い頃から利己主義を教わってきました。以前なら教わっていた利他主義について、もう一度学びなおすべきじゃないだろうか、とおっしゃっていました。
まずは、相手の話もよく聞く。伝えたい相手との信頼関係をつくって、その次のステップとして問題提起を話す。そうすると話は伝わりやすくなる、とアドバイスをくださいました。
再処理推進派と反対派、どちらも目的は子どもたちに、よりよい環境を残そう、ということです。ただ価値観が違うだけなのです。いい環境というのは、多くの豊かな自然のことなのか、便利で効率の良い環境のことなのか。安全だ、安全でない、と言い争っても平行線を走るだけ。だからこそ、何が正しいのかは自分自身が判断するために、いろいろと知ることが大切だということです。
ただ、大多数の意見だから、メディアが伝えているから、信頼をおけるの人の意見だから、と意見を鵜呑みにするのではなく、自分で判断することが大切だと思います。
鎌仲ひとみさんの最新作『六ヶ所村通信no.4 』の中では、推進派の方々の意見もたくさん取材されているそうです。推進派の方でも、もしも再処理工場から汚染が始まったとしたら逃げる、とおっしゃっている方がいるそうです。
最後にSUGIZOさんが、宇宙的に正しいことを選択したいとおっしゃっていました。
2時間の中でいろんな話が凝縮された、有意義なトークでした。
☆六ヶ所村で自然を返せと叫ぶ。
※こちらのサイトでこのトークの内容が詳細に書かれています。
(Mik)
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