最近発売した自作のライトノベル「アクセライズサマー」があまりにも知名度がなさすぎるせいで売れないので、もう自分からネタバレをして「どれだけこの作品が凄いのかをアピールしてしまおう!」というふざけた記事です。
こんな記事を書いてしまうと「わざわざ買って読まなくてもいいな」となってしまう危険性があるのですが、シリーズものなので大丈夫です(大丈夫ではないですが)。
・ 本当にめちゃくちゃネタバレをするので、買うつもりがあるなら読まない方がいいです。
大まかな物語のプロット
広告
舞台は空と海。
テーマはSFスポーツ&バトルアクション。
主人公はスポーツ面ではかなり弱く、バトル面ではかなり強い。
・ 起承
学校の推薦を貰うことができた海人(主人公)が、道中のフェリーでフィオ(ヒロイン)と出会うのが序盤の流れ。
世界には空に住む「浮遊術が得意な赤空人」、海に住む「潜水術が得意な青海人」、陸に住む「暴力行為が得意な緑陸人」がいて、緑陸人は10年ほど前に戦争を起こし、多くの命を奪った。

ちなみに「赤空人は赤い目、青海人は青い目、緑陸人は緑色の目」をしており、人種の判別はほぼ瞳の色で行われる(そこ以外から判別するのはかなり困難)。
・ 転
中盤はホープスレイ(テロリスト)と遭遇した海人が殴り合いで勝利。フィオを解放するも、「ホープスレイの部下の眼球に入れられた」カラーコンタクトが爆破することで逃走を許す。当然ホープスレイの部下3人は全員死んだ。そして死体もなぜか消えた。

プロローグ前編(仮版は全部無料で読める)
プロローグ後編
・ 起承(だいたい180ページくらいから)
学校に到着した海人は浮遊術、潜水術を学び、最先端の電子機器アーチを手に入れる。アーチは装着するだけでARを体験することのできる電子機器で、EETDというバリアの機能もある。
ちなみに海人は浮遊術も潜水術も全くできないため、授業ではかなり遅れている。

・ 転
潜水術の授業中に遭遇した教師は「海人の手首に着けられたアーチのAR機能を使って教師に擬態したホープスレイ」だった。ホープスレイはフィオの首を絞めて気絶させ、海人のアーチを利用することで今度は透明の姿になる。
アーチにはバリア機能とペアレンタルロック機能(アーチを勝手に外すことができなくなる機能)があるため、海人はアーチを手首から取り外すことができない。

浮遊術と透明になる能力で海人をボコボコにするホープスレイ。
劣勢になった海人は死を覚悟するも、ホープスレイの部下の命を奪ったカラーコンタクト爆弾を使うことで自分のアーチと左腕を破壊した。

・ 結
アーチを破壊した後も劣勢の海人だったが、自身に秘められた本当の能力を使うことでホープスレイを打破する。そのせいで正体が(戦争を起こした緑陸人だと)フィオにバレるも、フィオは海人を友として受け入れる。
海人はフィオに本当の名前(篠座陸人であるということ)を伝え、1巻の内容(プロローグ)は終了。今後は自身の正体を隠しながら(言うタイミングをうかがいながら)夢を叶えるためにスポーツや人間関係をがんばる。……みたいな感じです。

・ アクセラのポイント
- 主人公は緑陸人であるため浮遊術と潜水術が不得意。スポーツではかなり苦戦を強いられることになる。これがスポ根要素。
- 主人公は緑陸人であるためケンカがかなり強い。これが爽快要素。
- カラーコンタクト爆弾、アーチが敵に利用される。これが伏線回収要素。
上げたらきりがないですけど、世界観や設定の説明をかなり丁寧に書きました。そのせいで序盤は冗長になってしまいましたが、次巻以降は制約がなくなるので、その冗長さも消えます。
妙に長い3000円コーヒーのくだりは金銭の価値や世界観を説明する用途でもありましたが……まあ、ここはもうちょっとやりようがあったかもしれないですね。この作品の一番ダメな部分だと思います。
あと小説フォーマットで書くのはかなり久しぶりだったので、三点リーダーが若干多めになってしまったかな──って感じです。これも次巻以降はもっと良くなると思います。
・ テーマ
テーマは夢、人種差別、友情、アンチ暴力、アンチリベンジ。
元ネタ……というか、かなり影響を受けた作品はEndorfin.のアンダーマリン、彗星のパラソル。ヒロインとアーチの由来もHorizonClaireから。主人公の苗字である篠座も一応spicaから来てます(篠の目、おとめ座みたいな連想から)。
聴こう! Endorfin.
この世で最も価値のある音楽。
以降は設定とか特殊な挿絵について。
設定とか特殊な挿絵とか
・ 設定の解説↓
・ 浮遊術と潜水術
浮遊術はスーパーマンみたいに空を飛べる能力で、潜水術はスーパーマンみたいに海を飛べる能力(泳ぐというよりも念力で飛んでるみたいな方が近く、速度も原理もほぼ同じ)。
超能力的なものなのでアーチとは関係なく使うことができるが、アーチでもこの能力を再現することはできる。ただし、アーチの潜水浮遊はレベルが低いため、補助的な用途としてしか使われない。
・ 別人類・人種の能力が得意でない理由
基本的には同じ能力だけど、赤空人は潜水術を日常的に使うことがないので、小学生以下の潜水能力しか持っていない(その逆も同じ)。
・ エンデュアスロン
ヒッター、キャッチャーと呼ばれるふたつの役職があり、青海サイドと赤空サイドに分かれてフラッグと呼ばれる高速のドローンを取り合ったり邪魔したりするスポーツ。鬼ごっこと魔法映画的なアレが合体したスポーツ……なんだけど、1巻ではちゃんとしたスポーツは行われない(スポーツに関しては次巻以降)。
・ 空技・海技
エンデュアスロンは空と海のスポーツで、空技と海技はどっちか一方だけのスポーツ。
……みたいな感じでもういいか。
こんな感じの設定が山ほどある作品がアクセライズサマーで、だいたいどの要素にもちゃんとした理由があるので凄いです。
あ~あと、マンガっぽい要素もあります。

今後もっと絵の練習をするので絵にも期待してください。今は下手ですけど
・ 特殊な挿絵
かなり試験的に入れたかった挿絵。
これを見ちゃうとホントにつまらなくなると思うので開閉式にしときます。ラノベにはない系統の挿絵だと思います。

ホープスレイがカラコン爆弾を起動した挿絵。
ノベルゲーでは一般的だけどラノベではないと思う(たぶん)。
ちなみに、本当はもっとグロテスクな画像だったけど「それはダメだと思い」ポップさが残る状態にした。イラストはブラシ素材から。

実写画像を使った謎の歌。
ちなみにこのおじいさんの画像はちゃんと有料で購入しているので安心だ(どうしてもこれがやりたかった)。

主人公が正体を明かす挿絵。デジタルならではの特権。
青いカラーコンタクトが外れて緑の瞳が出ています。凄いです。意味のあるオッドアイです。
みたいな感じ。
というわけで、凄さが少しでもわかってもらえたでしょうか?
2巻以降も続く名作ライトノベル「アクセライズサマー」。買ってください。
そして宣伝してください。ほとんど知られてないです、この名作。
最終巻付近(10~15巻くらい?)は1巻以上に凄いものになると思います。衝撃です。
凄すぎる。
コメントをする(URLは不可).