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消すかも
凄く大切な話をします
結局ミュージシャンって金ないやつが才能で社会で這い上がる為の手段だったわけだよ。
特にギター全盛期の60-70年代なんか。というのも当時は金あるやつは家の仕事継いだり、家庭や子供を早くから持って家を買い、車買い、テレビ、冷蔵庫買い何やらで承認欲求と社会的に多大なリスペクトを得れてたわけね。だってそういう仕事してなかったやつはこういうもの買えなかったから。だからそういうものを買った人間にはある種の優越感が出ていたんだと思うんだよ。社会全体もそういう人らをリスペクトしていた。だから満たされるわけだよね。
ところが今は世界的に「親の仕事継いでも、一般職に入っても別に社会的に思ってた以上のリスペクトも得られなければ、欲しいもんも別に買えんやん(というか別に金なくても欲しいもん買えるやん)とか欲しいもん金で買えない」と世界的になり始めたわけね。実際にそうかは別よ。実際はちゃんと定職ついてしっかり税金収めてる人らはちゃんとどこの国でもリスペクトされてんだけどね...あくまで思考の「流れ」としてね。いろんな考え方が許される社会に変わっていったわけ。そんなふうに社会全体が90年くらいから劇的に急速に変わってるわけよ。まさに平成元年2年生まれの俺の世代くらいから徐々に速度を増して。
そうなるとギタリストという職業はかつてのイギリスで顕著だったように労働階級者がのし上がり成功する為の「手段」ではなく、金持ちの「選択」になってしまって何千万や下手したら億単位の潤沢な資金があり、本来は親の家業を継いでたようなやつや、将来はIT企業の社長にでもなってたような賢い奴が「ギターが好きだから」とかいう理由で市場に参入してくるのよ。そうするとインスタなんかは既にそうだけどもうマネーレースというか単純に言うとどれだけお金があるか？ってのが勝負になってきて才能とか音楽性とかっていう本来の趣旨からはズレるわけね。それともう一つ大切な事を言うと本当に賢いやつは本職で大金稼いで、見せ方はプロギタリストってやってるわけよ。アメリカの一流インスタギタリストとかは結構多いよ。腕もプロだけどね。
そんな中でもちゃんとやり方を見つければ確かに伸びるけどね。俺は一回インスタでも試したら500イイねくらいすぐいったからやり方はあると思う。でもかなり腕が無いとそれも無理だし腕だけじゃなく頭も使わないといけないし、時間も膨大に掛かる。そして腕があっても投資出来る金無いと基本は無理。
だからもう本当にいまの若い子には気の毒だけど、ギタリストになるのは金無いと無理だよ。これだけは警告しておく。俺はさっきのイギリスみたいなノリでギタリストになって相当苦労したよ。若くてバカだったからなにやってもダメで、俺にはギターの才能しかない！これで俺の人生変えるんだ！これで生きてくっていって銀行口座20円でギタリストになった。親も片親なのに。
まその後どんだけ大変だったかは書く必要ないけど、俺は結果人格者に巡り会えて人生は変わったよ。確かに。でもそれは運と彼ら彼女らの優しさと、彼ら彼女らの才能。自分の才能じゃない。今でもそういう人たちは大切にしてる。だからもう一回人生やったら同じ事は絶対しない。
ここ分かってない人間が多いね。
もう世界は変わってしまっていて、音楽業界も「お金の勝負」になりつつある。
それさえ分かっていれば本当に才能あるやつは今後も地道に活動すればしっかりピックアップされると思うよ。でもその事はしっかり理解しないといけない。
22.2万
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