長野市の山あいに位置する七二会(なにあい)中学校。
1947年に開校し、4000人以上の卒業生を送り出して来ましたが、18日に、77年の歴史に幕を下ろしました。
最後の卒業生はわずか6人でしたが、6人でしか経験のできない、かけがえのない3年間を経て巣立ちの日を迎えました。
大勢の人が集まった体育館。
3月10日、長野市の七二会中学校で、閉校記念式典が開かれました。
地元の住民を中心に卒業生など、300人が以上が出席。
閉校になる寂しさを抱きながら、この校舎で過ごした青春時代に思いを馳せていました。
女性:
「いつかはこの日が来るかなとは思っていたんですけど、実際来てみるとなくなるのはさみしいですね」
「吹奏楽部だったけど、先生が厳しくて、なぜかグラウンドを走らされた思い出があります」
男性:
「さみしい気持ちはありますね。いつまでもいつまでも続いて欲しいというのは本心です」
「山間地特有の土臭いというか、仲間意識は非常にありましたね」
1947年、旧七二会村に開校した七二会中学校。
長野市街地から10キロほど離れた山あいに位置する七二会地区唯一の中学校として、これまでにおよそ4000人の卒業生を送り出してきました。