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スーパー『トライアル』の特徴/ホームメイト
「スーパー『トライアル』の特徴」をご紹介します。トライアルは福岡県を中心とするディスカウント価格のスーパーマーケットです。1974年(昭和49年)、福岡県福岡市博多区で「あさひ屋」として開業しました。
基本的に郊外型のため、首都圏ではなじみのないスーパーですが、各地で徐々に店舗を増やしています。
本記事では、スーパー「トライアル」の特徴をはじめ、安さの理由、導入されているAI技術、インターネット・ショッピングサービスなどについて詳しくまとめました。
プロフィール
トライアルは創業地である福岡県福岡市を中心に、全国各地に郊外型大型店として展開しているディスカウントスーパーです。
日本国内の店舗数は、2023年(令和5年)時点で、287店舗となっています。
会社概要
本社 | 株式会社トライアルカンパニー |
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所在地 | 〒813-0034 福岡県福岡市東区多の津1-12-2 |
設立 | 1974年(昭和49年)4月「あさひ屋」創業 1981年(昭和56年)7月に「株式会社あさひ屋」として設立 |
アクセス | 博多(博多駅バスターミナル)より、14番乗場で73番「土井営業所」「土井団地」もしくは「みどりが丘団地入口」行のバスを利用、「オロシアムFUKUOKA(旧卸会館前)」で下車し、徒歩2、3分 |
沿革
トライアルは1974年(昭和49年)、福岡県福岡市中央区に「あさひ屋」として開業したことがはじまりです。創業者は、故・永田大海氏でした。
1984年(昭和59年)には、商号を「株式会社トライアルカンパニー」に改称し、1991年(平成3年)まで福岡市と北九州市で「エレビット」を経営。
1992年(平成4年)にトライアル1号店となる「ディスカウントストアトライアル南ヶ丘店」を開業して以来、全国各地に店舗を増やしてきました。
2013年(平成25年)4月には、台湾で合弁会社を設立。台湾北部の都市や桃園、新竹地区への大型ディスカウントスーパーの出店を計画しました。
また2018年(平成30年)からは「流通情報革命」をスローガンとし、決済タブレット端末付きショッピングカートや、在庫状況を把握するAIカメラの開発など、小売業に変革をもたらす様々なシステムを導入。
さらに2021年(令和2年)には北海道旭川市の旭川店に北海道初となるスマートストアを出店し、AIカメラ約100台とスマートショッピングカート約200台、デジタルサイネージ(デジタル看板)約150台を導入しました。
その後も、2022年(令和4年)には、「24時間顔認証決済」を展開するために実証実験を行うなど、ITの取り入れに力を入れています。
業態・関連ショップ
トライアルには主力となる「スーパーセンタートライアル」をはじめ、インテリアや生活雑貨の取り扱いが拡充している「メガセンタートライアル」、食料品を取り扱うディスカウントドラッグストア業態の「トライウェル」、最先端のIT技術を導入した次世代型スマートストア「TRIAL GO」など数多くの業態が存在。関連ショップも次々増えています。
展開エリアと店舗数
2023年(令和5年)7月時点でトライアルは、全国に約287店舗、海外では2005年(平成17年)に韓国ハマン店の出店を皮切りに6店舗展開。
なお、展開エリアはこれからも増えていくと予想されています。
トライアルの特徴
ここではトライアルの主な特徴をまとめました。
価格が安い
トライアルは自社のIT技術を駆使し、地方市場や中央市場などの仲介業者を介さずに、直接生産者から商品を仕入れることで流通プロセスを短縮。
産地から店舗までの距離がより近くなる地産地消(ちさんちしょう:その地域で生産された物を地元で消費すること)を推進することで物流コストの大幅な削減になります。
また店舗と生産者が直接結びつき、売り場の状況に合わせて計画的な在庫コントロールを行うことで、その日に仕入れた物を当日中に売りきることが可能に。仕入れコストの削減につながっています。
このようにトライアルでは物流コストや仕入れコストの削減、迅速な在庫のコントロールによって、年間を通じて常に低価格で商品を提供することが可能なのです。
最新システムの導入
トライアルではこれまで「リテールAIカメラ」や、セルフレジ機能付きの買い物カート「スマートショッピングカート」など、自社で開発したAI技術やIoT技術(あらゆるものをネットワークに接続する技術)を小売店舗に導入。
リテールAIカメラは、そこで得られたデータをもとに「どの商品がいつ売れたか、または売れなかったか」「商品の欠品が発生していないか」などを即座に把握し、食品売り場をより細やかに管理することが可能となりました。
またスマートショッピングカートは、POS機能(商品の情報を入力したり、収集したりする機能)を備えたタブレットと一体型となった専用のカートのこと。画面の下にあるバーコードリーダーに商品のバーコードをスキャンすれば、タブレット画面に購入額が表示されます。スマートフォンやアプリのインストールも必要ありません。会計の際には専用ゲートを通って決済が完了となるため、混雑時でもレジに並ぶことなく、買い物を終えることができます。
その他にもトライアルでは日本初となるAIカメラを活用した「24時間顔認証決済」を導入。セルフレジ決済が可能であるだけではなく、顔認証時の年齢確認が不要となるため、商品の購入時における時間短縮はもちろん、夜間の買い物においても利便性の向上が期待されます。
クオリティーの高い惣菜
トライアルの惣菜を担う「明治屋」(福岡県田川市)は、和食や洋食、中華など各ジャンルに精通した一流の職人が在籍。
良質な食材の厳選はもちろん、レシピの発案、作り方の指導を担当しています。そして職人達による厳しい条件をクリアしたメニューだけが、トライアルの惣菜コーナーに並びます。
取り扱い商品
食品・生鮮食料品・家庭用品・衣料品・家電製品を販売。国内では、ほとんどの店舗で酒類の取り扱いがあります。
その他店舗により、ドラッグコーナー、ベーカリーコーナー、100円均一コーナー、ペットショップが設けられています。PB(プライベートブランド)では、ドリンクやコピー用紙、ペット用品などがあります。
インターネット・ショッピングサービス
トライアルの「トライアルネットストア」では、ネット注文で、食品や飲料をはじめ、家電、衣料、ペット用品、DIY・工具など様々な商品を購入することが可能です。
なお、公式サイトによれば、商品の配送は代金の支払い確定後、2~3営業日以内に発送となっています。
また、お住まいの地域や購入額によって配送料は異なりますが、九州地方であれば、3,000円以上の購入で送料無料に。その他の地域、及び九州地方での3,000円未満の購入では、別途送料が必要です。
なお、トライアルネットストアの決済方法は「Gpay」「shopPAY」をはじめ、各種クレジットカードと、「トライアルプリペイドカード」のみ。スマホ決済や電子マネーには対応していません。
その他のおトクな利用法・サービス
毎週金曜日は、「トライアルポイントカード」のポイントが3倍になります。
トライアルプリペイドカードを利用すれば、200円(税別)ごとの買い物で1ポイントが貯まる「トライアルポイント」が付与。
さらに1,000円ごとのチャージにつき、5ポイント付与されます。貯まったポイントは1ポイント=1円分の電子マネーとして利用することが可能です。
なお、トライアルポイントは付与された月から2年間有効となっています。