こんにちは、かわいんです(^^)/
さいたま市に住んでいます。
今日は、私が所属するサークル「おはなしの輪」の活動を紹介します。
「おはなしの輪」は、さいたま市内の小学校で読み聞かせをしている人の情報交換サークルです。サークルとしておはなし会を開いたりすることはなくて、それぞれのメンバーが地元の小学校で読み聞かせをしています
元々は、さいたま市の中央図書館(浦和駅前にあります)で読み聞かせ講座を修了したメンバーが、引き続き勉強していこうという目的で発足しました。この講座は今も毎年開催されていますが、現在は、講座を修了していなくても、小学校などで読み聞かせをしたり、これからやってみようという人であればメンバーになれます。
(かわいんはこの講座を受けて、絵本を大勢に読む時の基本を学びました。→先月のブログにも書きました。)
サークルとしての活動は主に2つ。
①季節の会:メンバー同士で絵本を紹介し合ったり、読み聞かせや図書ボランティアの活動についての相談をしたりしています。
②交流会:年に2回の交流会では、メンバー以外の方にも参加してもらって、いろんなテーマで発表したり、勉強したりしています。
そして今月5/17、交流会「見て、聞いて、石井桃子を知ろう」を開催しました。
絵本を読んでもらっている子供も、読んでいる大人も、みんなおなじみ・石井桃子さんは、さいたま市・浦和のご出身なのです!
交流会のメインは、石井桃子さんの業績を周知する活動をしている「石井桃子の会」へお願いして、早川恭子さんからお話を伺いました。その中で、早川さんが元さいたま市の図書館長だったご経験から、1999年に図書館開館の記念行事として石井桃子展を開催する折に、ご本人と直接やりとりした時の様子もお聞きししました。石井桃子さんが子供の頃の約90年前の浦和の地図を持参したところ、とても興味を持って見て下さり話が進んだことや、開催直後も電話を掛けてこられてとても気配りのある方だったというお話が印象的でした。
ちなみにこの時は、中川李枝子さんが講演されました。
浦和で過ごした幼少期を振り返って、70歳に近づいたころに書かれた随筆が、
それまでも色々なところに書いていたものをまとめたということでしたが、3歳前後からの家族、風景、出来事などの記憶がとても鮮明に書かれています。
当時の町の様子などを早川さんからお聞きした後で、おはなしの輪からは、『幼ものがたり』に書かれているゆかりの地・浦和を実際に歩いてきた報告をしました。撮った写真などを地図に載せたものを作りました。
当時のままに残っているものは神社くらい。学校は場所はそのままですが、建物は立て直されています。生家のあった場所も面影を残す看板の一つもあればいいのにーと思ったりしたけど、何もなし…。それでも実際に歩いてみると、この道のこの距離を歩いて通学したのか、とか、神社が森のように見えた感覚だとかが良く分かりました。
※私が作ったこの地図には、『幼ものがたり』から関連する箇所を抜粋して載せ、歩いた日に遭遇した古本市や、私が通う絵本大学(→これも先月のブログに)のことまで盛り込んで、欲張りバージョンになったため、これを見るには虫めがね必須です
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交流会の最後には、石井桃子さんの訳された絵本『ちいさいおうち』を読み聞かせしました。
さいたま市図書館には、日本語版、原書の英語版の他に、韓国語、中国語の絵本もあるので、今回は特別にこの4言語で読んでみました。日本語、韓国語、中国語はおはなしの輪のメンバー、英語は私と一緒に小学校で読み聞かせしている仲間にお願いしました
ちいさいおうちの周り程ではないけれど、浦和の町も100年前と今とではかなり変わりました。『幼ものがたり』を読み直して、その昔に思いを馳せてみたい思っています。
交流会に合わせて、会場になった中央図書館の廊下には、この日までの約3週間、「私のいしいももこ」というタイトルで絵本を展示しました。おはなしの輪のメンバーの思い出やおすすめコメントを掲示し、手に取ってすぐに借りてもらえるようにしました
最後に、その中から私のおススメを紹介します