「大事なのは対話をすること」

車いすを使い生活を送る、東京大学・並木重宏准教授は今回の騒動について、お互いのコミュニケーション不足が原因だったのではないかと指摘した上で…

東京大学 並木重宏准教授
合理的配慮、個別の対応が必要」

「合理的配慮」とは、障害者などの申し出に対し、無理のない範囲で対応し、一緒に解決すること。

これまでの法律では、民間の事業者は「努力義務」とされてきましたが、来月から義務付けられます。

障害者でも研究ができる「バリアフリー実験室」の開発を行っている並木准教授。

東京大学 並木重宏准教授
「これは我々のアイディアなんですが、中華テーブル式の実験テーブル。共用品をみんなで使うときに役立つかなと思う」

環境面の整備だけではなく、「合理的配慮」が進んで欲しいと義務化に期待しています。

東京大学 並木重宏准教授
大事なのは対話をすること。相手の事情を聞いて、自分にどんなことができるか考えて、アイディアがあれば、意見を聞くことも大事だと思う」