1000年に渡り天皇が暮らされた京都。今回は「幕府と戦った天皇」の足跡を訪ねる旅へ出かけます。
一人目の幕府と戦った天皇は、足利尊氏とともに鎌倉幕府を倒した後醍醐天皇です。後醍醐天皇は武力で幕府と戦ったと言います。一枚の肖像画からその理由を紐解きます。さらに鎌倉幕府を倒した翌年に訪れた下鴨神社には、後醍醐天皇のある逸話が。その逸話から生まれた意外な名物とは？　
二人目の幕府と戦った天皇は、江戸幕府と戦った後水尾天皇。徳川家から様々な圧力をかけられていた後水尾天皇。ゆかりの深い実相院で、中宮・東福門院和子との結婚や二条城の行幸など、その屈辱の歴史を紐解きながら、ご心情を表した書を拝見します。
そんな後水尾天皇は文化で幕府に抗います。圓通寺では、後水尾天皇が12年の歳月をかけて作った比叡山を借景とする庭園を見学しながら、後水尾天皇が育み、広めた寛永文化についても紹介します。