佐賀地裁 ”オスプレイ駐屯地工事”差し止め認めず
福岡|
03/21 16:58
佐賀空港に自衛隊のオスプレイを配備する計画をめぐり、地元漁業者らが駐屯地建設工事の差し止めを求めた仮処分の申し立てについて、佐賀地裁は21日、請求を却下しました。
申立書などによりますと、地元の漁業者ら4人は、工事が進む土地は共有持分権がある地権者全員の同意がないまま漁協が国に売却したもので、所有権は移っていないなどとして、去年8月、工事中止を求める仮処分を佐賀地裁に申し立てていました。
これについて佐賀地裁は21日、「個々の漁業者が土地の共有持分権を取得しているとはいえない」としました。
また漁業者らが主張する生命を守る人格権への侵害について、「墜落事故の可能性が高いともいえない」などとして請求を却下しました。
漁業者らは決定を不服として抗告する方針です。