P.S.彼女の世界は硬く冷たいのか?   作:へっくすん165e83

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鉄格子とリドル家と私

 一九九六年、四月。

 ホグワーツがイースター休暇に入った初日、私はダンブルドアに連れられアズカバンの監獄内を歩いていた。

 

「なんというか、不思議な雰囲気の場所ですね」

 

 私はアズカバンの外を巡回する吸魂鬼を眺めながら言う。

 

「不思議な雰囲気……この場所をそう表現したのはきっと君が初めてじゃろう。ここは殆どの魔法使いにとって恐怖の象徴であり、また、一部の魔法使いにとっては終わりの場じゃ」

 

 そう言ってダンブルドアは檻の中に一瞬視線を向ける。

 私も歩きながら檻の中にいる囚人を観察した。

 殆どの囚人がまるで骸骨のように痩せこけ、死んだように床に倒れている。

 そして、たまに牢屋のそばを吸魂鬼が通り過ぎると、ガタガタを身を震わせた。

 

「あまり長居するところではない。こっちじゃ」

 

 ダンブルドアは足早にアズカバン内を歩いていく。

 私は真横を通り過ぎた吸魂鬼を手で払い除けるとダンブルドアの後を追った。

 

「それにしてもダンブルドア先生。休暇初日からアズカバン見学は少し飛ばし過ぎていませんか? 今日は一体何の用でここに?」

 

 私はダンブルドアに追いつくと、顔を見上げて聞く。

 ダンブルドアは私の問いに足を止めることなく答えた。

 

「ある人物に会いにきた。ヴォルデモートのことを深く知るためにの」

 

「ああ、だからアズカバンに」

 

 闇の魔法使いのことは闇の魔法使いが一番よく知っているということだろうか。

 

「ですが先生、そう簡単に話してくれますかね。例のあの人の近くにいた人物ほど、そう簡単に口を開かないと思うんですけど」

 

「それはそうじゃろうな。闇の帝王の忠実なるしもべたちは、決して口を割ることはないじゃろう。じゃが、今日会いにきたのはそのような者たちではない。……ここじゃ」

 

 ダンブルドアは不意に足を止める。

 そして鉄格子越しに牢屋の中に呼びかけた。

 

「モーフィン・ゴーントじゃな?」

 

 ゴーントと呼ばれた老人はダンブルドアの声に反応し薄く目を開けたが、すぐに興味を無くしたのか目の焦点が合わなくなる。

 

「リドル一家が殺害された事件について、君の記憶を貰いにきた。そう、君が指輪を失くしたときのことじゃ」

 

 リドル一家殺害……リドルと聞くと、トム・リドルぐらいしか思いつかないが、その関係者だろうか。

 ゴーントは指輪という単語を聞いた瞬間目を見開くと、しわがれた声で言った。

 

「ああ、親父に殺される。指輪を失くしちゃったから、親父に殺される……」

 

 ダンブルドアはその様子を見て、ローブから杖を取り出す。

 そしてゴーントに対して開心術をかけ始めた。

 

 

 

 

 

 そのまま五分ほどが経過しただろうか。

 ダンブルドアは杖を仕舞うとゴーントに対して微笑みかけた。

 

「ご協力感謝する。君をアズカバンから釈放するよう、魔法省に働きかけよう。もうしばらくの辛抱じゃ」

 

 ダンブルドアはゴーントにそう告げると来た道を引き返し始める。

 私は少し早足になりながらダンブルドアの後を追った。

 

「ダンブルドア先生、リドル一家殺害とは一体──」

 

「その話は校長室で行うことにしよう。ここで得た記憶の話と共にの」

 

 ダンブルドアは近くの空きの牢屋に入ると、周囲に人目がないことを確認した。

 

「サクヤ、止めるのじゃ」

 

 私はダンブルドアに言われた通りに時間を止める。

 ダンブルドアは周囲を見回し時間が止まったことを確認すると、私の肩に手を置き校長室へと姿現しした。

 校長室へと降り立った私は、校長室に人がいないことを確認してから時間停止を解除する。

 ダンブルドアは周囲の小物たちが動き出したことを確認し、部屋の隅に置かれた石の水盆、『憂いの篩』の近くへと移動した。

 

「アズカバンから死喰い人がなんの痕跡もなく脱獄したと聞かされた時は耳を疑ったが……なるほど。このようにして脱獄したのじゃな」

 

「実行犯は例のあの人ですけどね。私は時間を止めていただけです」

 

 私はそう言って肩を竦める。

 ダンブルドアはそんな態度の私を叱ることもなく、自分の頭から記憶を抜き出すと、水盆の中へ落とした。

 

「サクヤ、こっちへ」

 

 私はダンブルドアに促され、水盆へと近づく。

 水盆の中には先程ダンブルドアが抜き出した記憶が渦巻いており、時折銀色の水泡が水面で弾けた。

 

「この記憶は?」

 

「先程開心術にて覗き見たモーフィン・ゴーントのものじゃ。憂いの篩の使い方は?」

 

「ええ、心得ております」

 

 実際に使用したことはないが、文献で読んだことはある。

 私は前髪をかきあげると、水盆の中に顔を突っ込んだ。

 その瞬間、私はモーフィン・ゴーントの記憶の中に落ちていく。

 

 

 

 着地した先は荒れ放題でこれ以上にないぐらいに汚れた家の中だった。

 天井には所狭しと蜘蛛の巣が張り、机の上には腐敗した食材が散乱している。

 床にはスープをこぼしたような跡がこびり付き、窓ガラスはところどころ割れ、穴が開いていた。

 

「これは何というか……記憶の中じゃなかったら鼻が曲がって死んでますよ私」

 

 私はすぐ後ろに着地したダンブルドアに言うが、ダンブルドアは真っ直ぐ暖炉のそばを指さす。

 そこには大きな肘掛椅子が一つあり、髪も髭も伸ばし放題な汚らしい男性が腰かけていた。

 モーフィン・ゴーントだ。

 モーフィン・ゴーントは生きているのか死んでいるのかわからない様子でぼんやりと虚空を見つめている。

 だが、家の扉が叩かれた瞬間跳ねるように飛び起き、右手に杖を構え、左手で机の上に置かれていたナイフを手に取った。

 その瞬間、鈍い音を立てながら家の扉が開かれる。

 家の中に入ってきたのは背が高い黒髪の青年だった。

 私はその人物に見覚えがある。

 

「トム・リドル?」

 

 トム・リドルと言えば秘密の部屋の事件を解決したホグワーツの秀才だ。

 確か卒業後はボージン・アンド・バークスに就職したらしいので、それ関連の仕事だろうか。

 いや、それにしては若すぎる。

 きっとまだホグワーツの学生だ。

 

「貴様ッ!」

 

 トム・リドルの顔を見た瞬間、モーフィン・ゴーントがナイフを抱えてトム・リドルへと突進する。

 だが、トム・リドルはまったく焦ることなくモーフィン・ゴーントの攻撃を避けると、静かに口を開いた。

 

「……ん?」

 

 トム・リドルは確かに口を開き、モーフィン・ゴーントに何かを言ったはずだ。

 だが、私にはその言葉が全く聞き取れなかった。

 

「ダンブルドア先生、今のは……」

 

「パーセルタング、蛇語じゃよ。ゴーント家はサラザール・スリザリンの子孫にあたる家系なのじゃ」

 

 トム・リドルとモーフィン・ゴーントはその後も蛇語で会話を続ける。

 私はその様子を見て首を傾げた。

 

「でも、トム・リドルはゴーント家とは無関係ですよね?」

 

「いや、そうでもない。トム・リドルの母親の名前はメローピー・ゴーント。ここにいるモーフィン・ゴーントの妹じゃ」

 

「では、モーフィン・ゴーントはトム・リドルの叔父さんというわけですね」

 

 トム・リドルがモーフィン・ゴーントに近づいた瞬間、周囲が闇に包まれる。

 闇が晴れた時には、私は校長室に立っていた。

 

「記憶が途切れた……そういうことですね」

 

「その通り。今潜った記憶の次の日に、モーフィンはリドル一家殺害の容疑で魔法省に逮捕されとる。モーフィンは自分があのマグルを殺したと得意げに話したそうじゃ」

 

「なるほど、それでアズカバンへ……でも、ダンブルドア先生はそうお考えではないと?」

 

「そうじゃの。わしは、リドル一家を殺害したのはトム・リドルじゃと思っとる」

 

 ダンブルドアの言葉に、私は小さく首を傾げる。

 

「トム・リドルがマグルの一家を殺害? しかも、同じ苗字ということは……」

 

「そう。殺されたマグル、リドル家の当主はトム・リドルの父親じゃ」

 

「だとしたら、余計わかりませんね。何故彼がそのようなことを?」

 

「そうじゃな。では答え合わせといこうかの」

 

 ダンブルドアは杖の先で記憶を掬い取ると、小瓶に詰めてポケットの中に滑り込ませる。

 

「トム・マールヴォロ・リドル。彼のことは知っておるようじゃの」

 

「二年生の時に散々調べましたので。五十年以上前に秘密の部屋の事件を解決した優等生ですよね?」

 

「そう。そして、今現在はヴォルデモート卿と言われておる」

 

 ……ん?

 

「トム・リドルが、ヴォルデモート卿?」

 

「意外かね?」

 

「そりゃ……まあ、イメージ通りと言えばイメージ通りですが……でも、だとしたらトム・リドルは何故五十年前に秘密の部屋を開いておきながら、表向きは自分で解決し、秘密の部屋を閉じたんです? 自分が捕まらないようにするため……にしては結果が曖昧ですよね?」

 

「明確な理由がある。理由と言うても、本当に些細な理由じゃ。トムは、夏休みに孤児院に帰りたくなかったのじゃよ」

 

 夏休みに孤児院に帰りたくない?

 私が首を傾げると、ダンブルドアは追加で説明をしてくれる。

 

「トムにとってマグルの孤児院に帰るというのはこの上ない苦痛だったのじゃよ。夏休みが近づいたある日、トムは当時の校長のディペット先生を訪ねた。夏休みの間、ホグワーツに残らせてほしいと。ディペット先生はそんなトムからのお願いを、秘密の部屋の事件が解決していないことを理由に断ったのじゃ」

 

「では、トム・リドルの中ではサラザール・スリザリンの意思を継いでマグル生まれをホグワーツから追放するよりも、マグルの……ウール孤児院に帰りたくないという気持ちが勝ったと」

 

「そう。それほどまでに、トムはあの孤児院を嫌っておった。じゃが、トムはマグル生まれの追放を諦めたわけではない」

 

 ダンブルドアは机の引き出しの中から一冊の古びた日記帳を取り出す。

 私はそのインクで汚れ、穴の開いた日記帳に見覚えがあった。

 

「これは……ロックハートが持っていた──」

 

「そう。トム・リドルの日記じゃ。聡い君なら、当時とは違った考えが浮かぶのではないかね?」

 

 確かに、あの時はこの日記帳に関してはそれほど関心を寄せていなかった。

 ロックハートが秘密の部屋を開くにあたり、参考にしたのではと、その程度に考えていた。

 だが、トム・リドルがヴォルデモートだとすれば、違うものが見えてくる。

 

「ロックハートはヴォルデモート卿の信奉者だった?」

 

「その可能性も考えられるが、そうではない。ロックハートは、この日記帳に操られておったのじゃ」

 

「日記帳が、ロックハートを? そんなことが可能なのです?」

 

 ダンブルドアは日記帳に残された穴を指でなぞる。

 

「可能じゃ。この日記帳にはトム・リドルの、ヴォルデモート卿の記憶と魂が込められておったのじゃよ。いつかこの日記帳を手にしたものの精神を乗っ取り、再び秘密を部屋を開くために」

 

 魂を物に込める。

 私はその魔法について心当たりがあった。

 

「……分霊箱、でしょうか」

 

「やはり、存在は知っておったか。そう、闇の魔術に、自らの魂を引き裂き、別の入れ物に封じ込めるという魔法がある。たとえ肉体が滅んだとしても、分霊箱がある限りそのものは完全には死に至らん」

 

「では、ヴォルデモートは自らの魂を引き裂き、この日記帳に移した。ハリーに破れたヴォルデモートが完全に消滅しなかったのは、分霊箱があったから……」

 

 だとしたら、ヴォルデモートが魂だけの存在になりアルバニアの森で潜伏していた理由も理解できる。

 私は穴の開いた日記帳を見つめる。

 

「もう、この日記帳は分霊箱としては機能していないのですよね?」

 

「その通り。君が偶然にもバジリスクの牙でこの日記帳を突き刺したからの。バジリスクの毒は猛毒じゃ。本来分霊箱というのはありとあらゆる魔法を跳ね返し、どのような破壊行為にも耐える耐久性を有しておる。じゃが、バジリスクの毒はそんな分霊箱をも破壊するほどの猛毒なのじゃ」

 

「……私、知らない間にヴォルデモートの魂の半分を殺していたんですね」

 

 ヴォルデモートはこの事実を知っていたのだろうか。

 いや、知っているはずだ。

 ヴォルデモートは一度私の脳内を開心術で覗いている。

 だとしたら、ヴォルデモートは自らの半分を殺されたことへの復讐よりも、私を仲間に引き入れることを優先したということになる。

 

「半分。果たして、本当にそうじゃろうか」

 

 その言葉に、私はダンブルドアの顔を見上げた。

 

「……ダンブルドア先生は、ヴォルデモートは分霊箱を複数個作ったと、そうお考えなのですか?」

 

「考えてみて欲しい。分霊箱というのは本来厳重に隠され、護られておらねばならん。じゃが、この日記帳には分霊箱としての機能の他に、サラザール・スリザリンの継承者として秘密の部屋を再び開くという機能も付加されておる。そう、この分霊箱は明らかに表に出ることを想定して作られておるのじゃ。サクヤ、君ならたった一つの分霊箱に、そのような機能を持たせるかね?」

 

 確かに、私なら絶対に分霊箱にそのような機能は付けない。

 目立たない小石にでも魂を封じ込め、海に投げ込むだろう。

 

「では、ヴォルデモートは少なくとも二つ以上分霊箱を作っている。……段々今回のアズカバン旅行の意図が読めてきました」

 

 ダンブルドアは、ヴォルデモートを殺す下準備として、ヴォルデモートが作成した分霊箱を探しているのだ。

 

「モーフィン・ゴーントの記憶には、分霊箱を追う手がかりがある?」

 

「さよう。話を戻すとしよう。トムが何故リドル家を……自分の父親を殺したのか。トムの母親の名前はメローピーという。先程会いに行ったモーフィンの妹じゃ。メローピーは村で出会ったマグルの男性、トム・リドルに恋をした」

 

「トム・リドル?」

 

「トム・マールヴォロ・リドルの父親の名じゃよ。父親の名前からトム、祖父の名前からマールヴォロじゃ。メローピーは父のマールヴォロと兄のモーフィンが一時的にアズカバンに収監された隙をついて家に伝わる秘宝であるスリザリンのロケットを持って逃走。マグルであるリドルを魔法で魅了し、駆け落ちしたのじゃ」

 

「でも、その生活は長くは続かなかった。そうですよね?」

 

 ダンブルドアは静かに頷いた。

 もしメローピーとトム・リドルの生活が続いていたのだとしたら、ヴォルデモートは孤児院で生活するようなことにはならなかった筈だ。

 

「魔法で作り出した愛というのは壊れやすい。魔法が切れ、正気に戻ったトム・リドルはメローピーを捨て村へと帰ってきた。一人残されたメローピーは失意の中、孤児院で赤子を出産、そのまま亡くなったそうじゃ」

 

「ではヴォルデモートは母を捨てたマグルの父を恨んでいたと」

 

「恨みほどの強い感情を抱いていたかはわからん。じゃが、よく思っておらんかったのは確かじゃろう。むしろ、どうでもよいとまで思っておったかもしれん」

 

「ちょっと待ってください。それならば、何故ヴォルデモートはリドル家を殺すようなことを? どうでもいい相手なら、リスクを冒してまで殺すようなことはしないのでは?」

 

 ダンブルドアの瞳がキラリと光る。

 ダンブルドアは私にその理由を話して良いか少々迷ったような素振りを見せたが、少し声を潜めて言った。

 

「殺人という行為そのものに意味があるのじゃ。分霊箱は魂の欠片を物体に封じ込める魔法じゃ。そのためにはまず魂を引き裂かねばならん」

 

「殺人という行為に意味がある。殺人を行うことにより、魂を引き裂くことができると……そういうことですね。では、ヴォルデモートは分霊箱を作るためにリドル一家を殺し、その罪をモーフィン・ゴーントに押しつけた」

 

 問題は、一体何を分霊箱にしたかだ。

 それに、分霊箱をいくつ作ったのかという問題も出てくる。

 

「この記憶のすぐ後、トムは指輪をし始めた。黒い石が嵌められた指輪じゃ」

 

「指輪……そういえば、モーフィンが指輪を失くしたと呟いていましたが」

 

「そうじゃ。トムはモーフィンから奪った指輪を、ゴーント家に代々伝わる指輪を分霊箱にしたとわしは考えておる」

 

 では、二つ目の分霊箱はゴーント家に代々伝わる指輪か。

 

「指輪ですか……小さいので探すのが大変そうです」

 

「場所を特定するにはまだ情報が足りん。じゃが、兎にも角にも廃墟となったゴーント家を調べる価値はあると考える」

 

 私は懐中時計を確認する。

 今の時間は十一時二十五分。

 まだ時間は十分にあると言えるだろう。

 

「すぐに出発しますか? それとも、昼食を取ってから?」

 

「たまには外で昼食を取るのも悪くないじゃろう」

 

 ダンブルドアは私に向かって右手を伸ばす。

 私は差し出された右手を掴むと、時間を停止させた。

 

「それでは参ろうかの」

 

 次の瞬間、ダンブルドアが姿くらましする。

 私はそれに引っ張られる形で校長室を後にした。




設定や用語解説

モーフィン・ゴーント
 ヴォルデモートの母親の兄

トム・リドルの正体
 二年生の時、秘密の部屋事件があのような終わり方だったため、サクヤはトム・リドルの正体を知らなかった。また。サクヤは未だにロックハートのことを優秀な魔法使いだと思っている。

分霊箱の存在を知っているサクヤ
 あ、これパチュリーの本で読んだところだ!


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