有賀 薫 有賀 薫
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カリカリお肉で味わい豊かな、ニラだけ豚汁。

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具材はニラと豚肉だけ! シンプルなのに驚くほどおいしい豚汁をご紹介します。秘密はカリカリに焦がした豚バラ肉。旬のニラひと束があっさりと食べられます。ぜひお試しください。

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野菜が1種類でも豚汁と呼んでいい!


今回は、みんなが大好きな豚汁です。豚汁と言えば、大根、にんじん、ごぼう、こんにゃく、芋…具だくさんのものを思い浮かべる人も多いと思いますが、今日の豚汁はきわめてシンプル。豚とニラだけという潔い豚汁です。

ニラは春から収穫が始まります。刈り取ると、またそこから新しいニラが生えてきて、夏ごろまで何回か獲れますが、春のニラは柔らかく甘みがあり、幅広く肉厚なのが特長。まさに今食べたい野菜です。一束たっぷり、使い切りましょう。豚バラ肉をじっくり焼いておいしそうな焼き色をつけ、具は少なくても味わいぶかい豚汁に仕上げます。

使う食材は豚とニラだけ、調味料は油と味噌だけ。本当に簡単で出番も増える、デイリーの汁になると思います。ぜひ今夜の一品に加えてみてください!

ニラ豚汁

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材料(2人分) 所要時間10分
ニラ 1束
豚バラ薄切り肉 150g
サラダ油 小さじ2
味噌 大さじ2~3 ※味噌の塩分による
水 450mL

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作り方

1.切る
ニラは4センチの幅に切る。豚バラ肉も食べやすい大きさに切る。★1
2.豚を焼く
フライパンにサラダオイルを薄くひいて、豚肉を重ならないように並べ、中火にかけ、両面焦げ目がつくまで焼く。焼きあがったら出た脂をペーパーなどに吸わせて取り去る。★2
3.水を加えて、味噌とニラを加える
水450mLを加えて沸騰させる。ニラを加え、味噌を溶き入れる。

レシピのポイント解説

・ニラについて
・肉の焼き方

★1 ニラについて

餃子やレバニラどの印象からか、きつい匂いがすると思われがちなニラですが、春のニラはやさしく品のよい香りが特長。さっと煮てその香りを生かします。肉厚で、見た目がみずみずしいものを選びましょう。

扱い方は簡単。洗って水気を切り、ざく切りにします。

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4センチぐらいが食べやすい長さ。肉も食べやすい幅に切る

★2 肉の焼き方

ポピュラーな豚汁の作り方は、豚肉や野菜をまず油で炒め、だしや水を差して煮て、味噌で味をつけるというものです。今日は豚肉だけを炒めて煮てしまいますが、この炒め方にちょっと一工夫します。

使うのは、脂とうまみがある程度しっかりとついた豚バラ肉。そして、豚にしっかりと焼き色をつけて、焦げ目のうまみを利用します。

フライパンに油をひいて中火にかけ、肉を重ならないように並べます。豚の脂がどんどん出てくるので、ひく油は少量で大丈夫です。

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重ならないように並べる

3分ほど動かさずに焼いていると、肉の端の方から焦げてきます。ひっくり返し、両面しっかり焼き色をつけましょう。バラ肉なのでどんどん脂が出てきます。出た脂で揚げ焼きするような感覚です。フライパンの中でも加熱にムラがあることが多いので、焦げやすいところへ肉を順番に移してあげるとまんべんなくきれいな色がつきます。

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色づいたものからひっくり返す

おいしそうな焼き色がついたら、必ずやってほしいことがあります。キッチンペーパーなどで、豚から出た脂をしっかり吸い取ってしまうことです。酸化した脂を吸い取ることで、さっぱりと、脂っこすぎない味に仕上がります。

フライパンの底には肉のうまみが焦げとして残っています。拭き取るというよりは、ペーパーでおさえるようにして脂だけを吸わせるのです。

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手でやると熱い油でやけどをするので、菜箸などでペーパーをおさえること
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カリッと焼きあがった豚肉がうまみのもとになる

ここまでやれば、あとは簡単。水450mLを加えて煮立て、最後にニラを加え、味噌大さじ2~3を溶き入れます。

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水を加えて煮立てる

ニラは、煮過ぎると香りも食感も失われてしまうので、必ず食べる直前に入れてください。時間差で食べるなら、肉を煮て味噌を溶くまでやっておき、ニラだけを最後に入れるとニラの香りが逃げません。

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余熱でもどんどん火が通っていく

栄養たっぷりのニラで春の養生

ニラはβカロテンやビタミンEなどがたっぷり含まれた野菜です。小松菜やほうれんそうの旬が終わった春先以降、緑野菜をとりたいときに重宝します。使い残してしまうことも多いニラですが、この豚汁なら一束楽々食べ切ってしまうことでしょう。
何かと心配な日々が続きますが、栄養のあるものを食べてよく休み、適度な運動と笑顔を絶やさない。基本的なことを大切にしながら、日々過ごしたいですね。

お好みで七味をちょっと振っても。春のニラの魅力を存分に楽しみつつ、健康的な生活を送ってください!

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【アレンジ】作り方で、がらりと表情が変わります

今日は肉をしっかり焼いてそのうまみと香ばしさを利用したタイプの豚汁を作りましたが、同じ材料で少し作り方を変えるだけで、違うイメージの豚汁になります。いろいろな方法でやってみてください。

にら豚汁・オイルなしバージョン

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材料はほとんど変わりませんが、豚を焼かずに、湯通ししてからそのまま水煮します。しょうがを加えてさわやかに。脂を落とさないので肉の量が減らず、かつ湯通しでアクも出にくくさっぱりと仕上がります。詳しい作り方はこちらで!

にら玉豚汁

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基本の豚汁を卵でとじて、簡単にボリュームアップ。ふわふわたまごとニラの組み合わせがとても良く合います。 ニラを入れてからさっと煮立て、溶き卵を少しずつ垂らして入れましょう。山椒の粉をちょっと振ってみました。

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