白須賀幼稚園(湖西)最後の卒園式 67年の歴史に幕 元気いっぱいに園歌響かせ

2024.3.16

 少子化のため本年度末で閉園する湖西市の白須賀幼稚園で15日、最後の修了証書授与式が行われた。9人の年長児が卒園を迎え、教員や保護者らが門出を祝った。1957年創立の同園は67年間の歴史を閉じる。

元気に園歌を合唱する卒園児ら=湖西市の白須賀幼稚園
元気に園歌を合唱する卒園児ら=湖西市の白須賀幼稚園


 拍手を受けて入場した子どもたちは、教諭のピアノ伴奏に合わせて元気に園歌を合唱した。修了証書授与では教員が一人一人の成長や頑張りを紹介する言葉を贈り、園児が登壇した。佐原香織園長から証書を受け取った園児は、保護者や年中児の前で、縄跳びやプール遊びなど楽しかった思い出を大きな声で発表した。
 佐原園長は「幼稚園で身に着けた力を忘れず、笑顔で元気いっぱい頑張って」と送り出した。
 同園は57年に同市白須賀の十王堂敷地内で創立し、74年に旧白須賀小跡地の現在地に移転した。年中、年少児9人は4月から、幼保連携型認定こども園に移行する近隣の私立保育園などに移る。
 (湖西支局・杉崎素子)

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