〖はじめに・ご挨拶〗
初めまして!
この度は当ページにアクセスいただき誠にありがとうございます。
Caffetteria DESTINO(カフェテリア デスティーノ)の菓子製造兼店長を務めております石阪彩夏と申します。
最後までお読みいただけますと幸いです。
当店は今年の3月にオープンしたイタリア菓子とエスプレッソのお店です。
本店はDESTINOから2分程の距離にある、Pizzeria CROCCHIO(ピッツェリア クロッキオ)という薪窯で焼くナポリピッツァのお店です。
ざっと自己紹介させていただきますと、
私は小さい時からものづくりが大好きで、次第にその道一筋に生きる“職人”に憧れを持ち、中学生の頃には幼少期にお菓子作りをして楽しく、尚且つ周りの人が喜んで食べてくれることに喜びを感じたことから将来は製菓の道に進もうと決めていました。
高校卒業後、製菓学校に1年通いその後ケーキ屋に就職。
ケーキ屋を丸3年勤めた後、Pizzeria CROCCHIOのオーナーと知り合い、バイトから社員となり今年で9年目になります。
オーナー北原
服部調理専門学校を卒業した後、
都内のイタリアレストランに就職。
温菜場でパンを任され、勉強のために時間を作ってはパン屋巡りをしてるうちにピッツェリア(ピッツァ専門店)に出逢う。
そこでビザではない“ピッツァ”を初めて食べ、とてつもない衝撃を受け感動し、将来自分でピッツェリアをやりたいと決意する。
その後、一度イタリアンから離れ他業種やカフェ業態、友人の和食屋さんを手伝う中で店舗の立ち上げから運営まで様々な経験し、ようやくイタリア人が営むピッツェリアで働く。
そこではナポリの文化に触れより深く感銘を受け、サルバトーレでピッツァの修行をしつつ、何店舗か店長として受け持ち経営を学ぶ。
イタリアに修行した経験はないが、サルバトーレを通して日本にいるイタリア人達と一緒に仕事し、間近でイタリアの食文化に触れ技術を取得。
こうして2012年にPizzeria CROCCHIOを開業。その後本場ナポリのAPNピッツァ職人協会の認定職人となる。
Caffetteria DESTINOが出来るまで、Pizzeria CROCCHIOはここ数年オーナーと2人でお店を切り盛りしてきました。
〖クラウドファンディングの目的〗
今回、クラウドファンディングに踏み切った理由として店舗の存続の危機に陥ったためです。 先程申し上げた様に、ずっとオーナーと二人三脚でやって来ました。
そんな中で物件の話をいただき、以前働いていたアルバイトスタッフが新店舗の社員になるという事でオープンが実現しました。
ところが7月いっぱいで急に社員が辞めた事によりオーナーと私で1店舗づつワンオペ状態に…。 圧倒的な分母の違いで、収入は激減。
お店を維持するのが厳しくなり、このままでは最悪両店舗閉店せざる得なくなる状態になりそうなので、最後の切り札としてどうにかクラウドファンディングで運転資金にあてたいと思い、このページを作成させていただきました。
〖DESTINOが作られた経緯〗
店名の“DESTINO”はイタリア語で“運命”という意味。 その名の通り当店は様々なご縁から成り立って出来上がったお店なのです。
1、ナポリ出身の有名ピアニストとイタリアへ
ご挨拶の文中にある通り、オーナーの北原はイタリアに行ったことがない と言うのも小僧時代先輩から「お前みたいな性格は若いうちにイタリアに行かない方がいい」と言われたそうで(後に、イタリアに行ったら生活が合いすぎて居着いちゃうので帰ってこれなくなるという意味だと判明)行ける機会も中々なかったため、クロッキオが10周年の節目でどこかでイタリアに行こう!と思っていたそうです。
そんな矢先、クロッキオの常連様にナポリ出身の有名ピアニストの方がいらっしゃり、ありがたい事に一緒にイタリアに行かないかとお声掛けいただいたのを機に昨年6月にイタリアへ。
2、物件の紹介
実は、デスティーノになる前にあった店舗の会長様がクロッキオの常連様で、今度撤退するから次に入らないか?とお誘いいただいたのです。
丁度北原がイタリアから帰ってきて直ぐのお話で、イタリア熱が冷めやらぬままいた北原はイタリアのバールをやったら日本になかなかないのでおもしろいんじゃないか!と考えた末お話を引き受けることに。
3、テナント問題、着工まで
お譲りいただいた物件が先ず、商業施設のテナントなため、私達個人店が入るのはとてつもなく難易度が高いのですが、デベロッパーの方に熱意が届き異例で承認していただけることに。
8月末に前店舗が撤退予定だったため、早くても10月末〜11月にはオープン予定でしたが、一番最後にお打ち合わせさせていただいた会社が、こちらの予算内なことと決め手は社長さんとデザイナーさんの師弟関係が私達と似ていたところに共感を得てお願いすることに。
4、お店の要、レバー式エスプレッソマシン
イタリア、ナポリのバールをそのまま日本に持ってくるというコンセプトのため、譲れないのはナポリでおよそ90%使用されているレバー式エスプレッソマシン。
日本のカフェはボタン式が主流なので、レバーマシンを扱ってる業者さんも少なければ希望するマシンの実機を見ることさえ難しかったのですが、日本では2台しか入ってきていないというヴィクトリア アルドゥイーノ社のレバーマシンがたまたま入っきているとお話を頂き即決。
5、ジェラート
最初の段階で本場みたいにジェラートも置きたいと言う話も上がってましたが、設備投資が膨大にかかるためそこまでは出来ないという判断になり、諦めることに。
何せメインのエスプレッソマシンが一番お金かかるので…。
そんな中、施工寸前になんとオーナーの友人からジェラートショーケースを譲り受けることになり、急遽設計図を変更することになりました。
まさか当初に言っていたジェラートも置ける事になるなんて思ってもいなかったです。
本当に一言では言い表せないくらいの感謝の気持ちでいぅぱいです。
✽上記を経て…
Pizzeria CROCCHIOが10周年を目処に今後の展開を考えた時、深刻な人手不足に加え若手の“職人”を育成しづらいこのご時世。
とはいえ根気強く次の世代をどうにか育てていけばよいのでは…?と思う方もおられるかと思います。
しかし次世代に時間を費やしていられない理由が、北原の粉アレルギーの発症でいつまで選手生命が続けられるのかという問題に直面しました。
粉を扱う職業の方に良く見られる、突然の粉アレルギー。
もしも本店のピッツェリアが続けられなくなった時、そうなってから次の展開を考えるのは後手なので、私が出来る仕込み=お菓子、 そしてイタリアのナポリの人々の魂である老舗メーカーパッサラックア社の豆で淹れるエスプレッソをもっと多くの人に知ってもらいたい!
そんな思いもあり、色々なご縁から出来たお店です。
店舗は基本アルバイトの販売員が居れば回せるオペレーションになっており、クロッキオで仕込んで納品するというスタイルで営業しております。
ナポリピッツァからナポリ文化をもっと多くの人に知ってもらいたい。
イタリアって意外と日本の生活の中に身近であって、実は間違って浸透してることが多々あるのでちゃんと知ってもらえたら嬉しいです。
〖商品・お店のこだわり〗
当店の食べ物は本店のクロッキオで作っております。(ジェラートを除く)
パンやお菓子にはドライイーストやイーストフード、マーガリンやショートニング、人工甘味料や着色料、保存料など添加物は一切入っていません。
元々イタリアの食文化が基本的にナチュラルなのもあり、お菓子は素材の色味なので映えませんが食べたら美味しい。そんな素材を活かしたお菓子です。
(写真左:スフォリアテッラ リッチャ、右:スフォリアテッラ フロッラ)
日本で最近話題にもなったスフォリアテッラ リッチャは、パイみたいな見た目ですがパイとは全く違い1枚1枚の層がバリバリした食感で日本にはない新しい食感です。
中にはリコッタチーズとレモンピールのフィリングが入っています。 簡単に言うとパイは生地とバターを折り畳んで層を作りますが、リッチャは生地とラードから作られ、紙くらいうすーく生地を伸ばしたものをロールケーキみたいに巻いていき、それを輪切りにするとバームクーヘンみたいになります。そのバームクーヘン状の生地をずらしながら広げていき、クリームを詰めて焼くと写真の様になります。
つまり層1枚1枚を手作りしてるイメージです。 大変手間がかかる為、生地を作るのに3日ほどかかります。
そして作れる職人は日本で数えるくらいしかいません。 スフォリアテッラ フロッラは日本にレシピが存在しないため、リッチャより作れる職人が限られています。 このスフォリアテッラ2種が置いてるお店はそうそうないと思います。
なので、もっとより多くの人にお召し上がりいただき、イタリアのお菓子ってティラミスやパンナコッタだけではく、他にも美味しいお菓子が沢山あるって事を知っていただきたいです!
(写真:DESTINO外観)
お店のテーマカラーは、このミントグリーンみたいな緑がかった青色と白をベースにしています。
実はイタリアの自転車メーカーBianchiのチェレステカラーをイメージして作っています!
お店の要!100年以上の歴史を持つVictria Arduino(ヴィクトリア アルドゥイーノ)社のレバー式エスプレッソマシン!!
機種は違いますが、アルドゥイーノのマシンはワールドバリスタチャンピョンシップのオフィシャルエスプレッソマシーンに認定されるほどの実力あるメーカーさんです。
当店で使用している機種、WHITE EAGLEは日本に2台しかなく関東で置いているのは当店だけなんです!
このマシンでナポリの老舗メーカー“パッサラックア社”の豆を使ってエスプレッソを淹れると、濃厚なとろっとろの極上クレマがたち、クリアな味わいになります。
大多数の方が思っているであろう エスプレッソ=少量で濃くてただただ苦いもの
と言う概念が覆されると思います。 コーヒー好きな方であれば是非1度は試していただきたいです!
エスプレッソって本来こういうものなんだ!と体感していたたけるはず。
簡単に言うと日本の茶道に近いものがあります!
コーヒー豆は上記にも出てきた“パッサラックア社”を使用しております。
70年以上の歴史を持つパッサラックアは 《イタリアで最高のコーヒー》と評されナポリの伝統を守り続けているコーヒーロースターです。
最高級の厳選されたアラビカ種とロブスタ種から生み出されるブレンドはナポリの人々に長年愛され続け、毎日の生活に欠かせない存在です。
(写真:パッサラックアのネスプレッソ対応カプセル)
コロナ禍に家庭でも手軽に飲めるようにとネスレ社のネスプレッソに互換性のあるカプセルが普及し始め、当店でも2種類置いております。
粉のタイプを取り扱ってるお店はたまに見かけますが、このネスプレッソのカプセルと缶のタイプが置いてるパッサラックアのアンテナショップになっているのは関東で当店だけです。
(写真:内観)
本場イタリアのバールをそのまま再現した作りになっています。
バールと聞くと日本ではお酒のイメージが強いと思いますが、イタリアでは日本で言う喫茶店的な分類で、カフェや軽食・夜はお酒と朝から夜まで楽しめる場所となっています。
カフェはもちろん、お菓子やパン、ジェラートにパスタやオリーブオイルなど食材の物販、お酒など置いているので様々な用途にご利用いただけます。
一足踏み入れれば、まるでナポリにいるかのような雰囲気を楽しんでもらえたらと思います!
〖リターンについて〗
日本ではあまり手に入らないネスプレッソ対応、パッサラックア社のエスプレッソが手軽にお召し上がりいただけます☕
ネスプレッソお持ちの方に是非お試しいてだきたいです!!
近隣にお住まいでしたらDESTINOのレバーマシンで淹れたエスプレッソを飲み比べに足を運んでいただき、ナポリにいる気分を味わっていただけたら幸いです。
〖スケジュール〗
10月 クラウドファンディング終了
11月 リターン発送
〖資金の使い道〗
運転資金:約92万円
リターン費用:約30万円
手数料(17%+税):約28万円
〖最後に…〗
最後までお読みいただきありがとうございます!
正直、もうお店を閉じなければいけないかもしれないと言うところまで来て、このまま何もしないで簡単には終わらせたくない!という気持ちが大きく最後の足掻きとしてクラウドファンディングに参加させていただいております。
私自身、職人人生まだまだ精進してより多くの人に美味しいと思っていただけるようなお菓子を作って参りたいと思います。
どうか皆様のお力添えを賜りますよう、何卒宜しくお願い申し上げます。
Caffetteria DESTINO(カフェテリア デスティーノ)
〒183-0021
東京都府中市片町3-22-26 MINANO1F エレベーター前
☏042-306-8988
【営業時間】
○11:00~20:00
○定休日 月曜日
○アクセス JR/京王線 分倍河原駅 徒歩3分
<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
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