代表取締役
井上 惇

THIRDがサービス提供している不動産・建設業界は巨大産業です。
市場規模は年間93兆円（日本のGDPの17％に相当）であり、二つの業界は切っても切り離せない関係となっています。

一方で、不動産・建設業界は他業界と比較してITやAIなどのテクノロジーの導入が極端に遅れており、40年前と変わらないオペレーションをしている事も珍しくありません。この理由は、多重請負構造とブラックボックス化した専門業務に起因します。

THIRDは世界トップクラスのAI・ITエンジニアと、元現場監督などの専門ノウハウを有するメンバーが不動産管理のソフトウエアを開発しています。主力製品のAI-SaaSプロダクトは業界最大手企業をはじめとした約2,200社に使っていただくまでに成長しました。

「圧倒的なスピードでの事業拡大・新サービス開発」にワクワクしてしまう方、巨大産業に改革を仕掛ける挑戦に挑みたい方などにご参画いただけると幸いです。

THIRDが挑む不動産業界・建築業界は、人間の「衣食住」の中でも不可欠な住環境やオフィス環境を支える業界です。多くの方々にとって非常に身近な存在であるにも関わらずその業務内容等はブラックボックスになっていると思います。

不動産の購入は、35年ローンという人生をかけて返す借金を背負って購入する、一生に一度の最も高額な買い物です。マンションにお住いの方は毎月の管理費と共益費、修繕積立金などかなりの額をお支払いいただいているのではないでしょうか。

これら皆様が支払う不動産にまつわる費用の裏側にある不動産のバリューチェーン（取引や業務）の効率化・自動化を通じてブラックボックスを透明にし、業界全体の取引を活性化する事で、住みよい世界を実現していきます。

THIRDの創業ビジネスはコンストラクションマネジメントという、建物の設備／工事の技術コンサルティングでした。
現在も、社内には10名を超える現場監督や設備の専門家が在籍しており、お客様から依頼を受けて不動産のデューデリジェンス、工事のコスト削減、設備のメンテナンス計画の高度化などのコンサルティングを提供しております。

これらの現場で培ったノウハウをAI・ITの力でプロダクト化し、それを世の中に広く提供し、不動産・建築業界を活性化させることを使命としています。

THIRDでは「経営改革の変数は、現場にしか落ちていない」という理念を大切にプロダクト開発に取り組んでいます。

不動産・建築業界のコンサルティングを通して発見した現場ニーズを、世界レベルのAIエンジニアと、数々のプロダクトを手がけたエンジニア・プロダクトチームで解決に取り組んでいます。

一言でDXと言うのは簡単ですが、これまでITの導入が進んでこなかった不動産業界には特有の根深い課題があります。

その１つ１つを、AIの研究開発を通じて生み出したブレイクスルーソリューションと、顧客と一緒に業務を実施することを通じて導き出したUXで、真に顧客の業務を変革するプロダクトを開発しています。

お客様に、「これは魔法のようなシステムですね」と言われるような価値の高いプロダクトの開発を目指しています。

管理ロイド

AI技術を活用した不動産管理会社向けの建物管理クラウドシステムです。紙を中心としたアナログなオペレーションを効率化・自動化し労働生産性の改善を実現します。

2019年に製品版をリリースしてから今までに、1,500社以上にご導入いただいており、2022年6月に実施した第三者マーケティング調査において、建物管理システムの分野でNo1、AI検針システムでNo1の称号を獲得する事が出来ました。

※2022年6月期_指定領域における市場調査　調査機関：日本マーケティングリサーチ機構

工事ロイド

THIRDが日本で初めて開発した技術「自動見積査定AI」を通じた工事の発注適正化を実現するAIプロダクトです。不動産管理業界では、建物の設備機器の不具合を直すためのメンテナンス工事が大量に発生しています。

管理ロイドに蓄積されている建物の不具合情報はこうしたメンテナンス工事のリード情報として日々大量に蓄積されております。これらの工事の金額はブラックボックス化しており、不透明な価格が今まで課題となっていました。

工事ロイドは社内の現場監督のノウハウをAIに置き換えて、これらの工事金額を透明にし、工事の発注支援を行うプロダクトです。