令和5年度の協力隊員募集要項で新たに設けられた「フリーミッションチャレンジ」で、1名が協力隊員に採用されたそうです。
昨年の5月ころから安芸高田市内で「体験型馬カフェ ウマル」の開設準備している広島市内に住む20歳代後半の女性が、協力隊員(会計年度任用職員)に採用されたといいます。
安芸高田市内で新たな事業を開始されたようで、それについては喜ばしいことなのですが、協力隊の制度の趣旨から見れば大きな問題があります。
「体験型馬カフェ ウマル」は、本人によると「馬の世話や触れ合うことができるカフェ」ということのようですが、この事業が前号で紹介した「地域協力活動」に該当するのかという問題です。
単なる馬好きの女性が、趣味と実益を兼ねたカフェを開業するだけでは該当しないのは当然です。
これが許されるのであれば、例えば国道54号線沿いに、犬や猫も入れるレストランを開業する事業者を協力隊員に採用することも可能になります。
つまり、広島市内(大都市)から来た者は、誰でも協力隊員=会計年度任用職員(勤務時間が限定された市の職員です)となって、自分の思うような事業が何でもできることになります。
そして、この協力隊員には、報酬と活動費が毎年440万円、3年間にわたって保証されるのです。
しかも、安芸高田市の場合は、指導と実績のチェックが甘いので、ほとんど無条件でもらったようなものになります。
今回のケースは、「地域協力活動」の原則である「地域力の維持・強化に資する活動」から完全に逸脱した、極めて悪質な前例を作ってしまったのです。
しかも、この「体験型馬カフェ ウマル」は、昨年の5月から準備に入り、9月には既にプレイベントを開催しています。
つまり、新規に採用する協力隊員の業務として、既存の事業を追認しているのです。異例中の異例な取り扱いです。
総務省の協力隊に関する規定と特別交付税の算定は残念ながら大雑把なところがあります。
安芸高田市はそれを突いて、アキタカターンズとの契約に見られるように違法で不可解な契約を行ってきました。
今年度突如導入された「フリーミッションチャレンジ」も同様な発想で、「体験型馬カフェ ウマル」を協力隊業務にするための抜け道を作るために設定したと見るべきでしょう。
それにしても、今回のケースは大きな問題を残しました。
それは、今後この悪質な前例を逆手に取る輩が出てきて協力隊員に応募しても、受け入れざるを得ないということです。
行政に携わった者ならば、今回指摘した問題点などは容易に想定できることです。
そして、まともな市政であれば、こんなバカげたことは起こりようがありません。
しかし、石丸市政では、このバカげたことが常に発生しています。
安芸高田市は、「石丸の、石丸による、石丸のための市政」になってしまっているのです。
昨年の5月ころから安芸高田市内で「体験型馬カフェ ウマル」の開設準備している広島市内に住む20歳代後半の女性が、協力隊員(会計年度任用職員)に採用されたといいます。
安芸高田市内で新たな事業を開始されたようで、それについては喜ばしいことなのですが、協力隊の制度の趣旨から見れば大きな問題があります。
「体験型馬カフェ ウマル」は、本人によると「馬の世話や触れ合うことができるカフェ」ということのようですが、この事業が前号で紹介した「地域協力活動」に該当するのかという問題です。
単なる馬好きの女性が、趣味と実益を兼ねたカフェを開業するだけでは該当しないのは当然です。
これが許されるのであれば、例えば国道54号線沿いに、犬や猫も入れるレストランを開業する事業者を協力隊員に採用することも可能になります。
つまり、広島市内(大都市)から来た者は、誰でも協力隊員=会計年度任用職員(勤務時間が限定された市の職員です)となって、自分の思うような事業が何でもできることになります。
そして、この協力隊員には、報酬と活動費が毎年440万円、3年間にわたって保証されるのです。
しかも、安芸高田市の場合は、指導と実績のチェックが甘いので、ほとんど無条件でもらったようなものになります。
今回のケースは、「地域協力活動」の原則である「地域力の維持・強化に資する活動」から完全に逸脱した、極めて悪質な前例を作ってしまったのです。
しかも、この「体験型馬カフェ ウマル」は、昨年の5月から準備に入り、9月には既にプレイベントを開催しています。
つまり、新規に採用する協力隊員の業務として、既存の事業を追認しているのです。異例中の異例な取り扱いです。
総務省の協力隊に関する規定と特別交付税の算定は残念ながら大雑把なところがあります。
安芸高田市はそれを突いて、アキタカターンズとの契約に見られるように違法で不可解な契約を行ってきました。
今年度突如導入された「フリーミッションチャレンジ」も同様な発想で、「体験型馬カフェ ウマル」を協力隊業務にするための抜け道を作るために設定したと見るべきでしょう。
それにしても、今回のケースは大きな問題を残しました。
それは、今後この悪質な前例を逆手に取る輩が出てきて協力隊員に応募しても、受け入れざるを得ないということです。
行政に携わった者ならば、今回指摘した問題点などは容易に想定できることです。
そして、まともな市政であれば、こんなバカげたことは起こりようがありません。
しかし、石丸市政では、このバカげたことが常に発生しています。
安芸高田市は、「石丸の、石丸による、石丸のための市政」になってしまっているのです。
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