2023年度に閉校となる静岡市の山間部の小学校で、18日 最後の卒業式と閉校式が開かれ、151年の歴史に幕を下ろしました。
2023年 創立150年を迎えた静岡市葵区の山間部にある清沢小学校。
村田彬 記者:
こちらの教室には卒業生の姿があります。皆さん晴れやかな表情をしています
都市部への人口流出や少子化の影響で全校児童は18人となり、2023年度をもって閉校することが決まり、6年生の8人は最後の卒業生となりました。
卒業式では8人はそれぞれが決意を語り、卒業証書を受け取りました。
卒業生:
中学校では部活も勉強も一生懸命頑張ります
そのあと開かれた閉校式では、内山真路 校長から静岡市の赤堀文宣 教育長に校旗が返還されました。
そして子供たちはお世話になった学校への想いを、自分たちで作詞した歌に込めました。
全校児童合唱(歌詞):
150年もの間ずっと見守ってきてくれた。長い間おつかれさま。ずっと忘れはしないよ
地域の人に見送られた卒業生たちは、思い出を振り返りながら決意を新たにしていました。
卒業生:
思い出がいっぱい詰まっているので、閉校になるというのがとても寂しいです
卒業生:
これから中学校に上がっても、学校のことを忘れずにしっかり頑張って過ごしていきたいなと思いました
清沢小学校は4月から水見色小学校とともに、中藁科小学校に統合されます。
母校がなくなる寂しさもありますが、思い出を糧に中学校生活を楽しんでほしいです。
教育委員会によりますと、2023年度で閉校する県内の公立の小中高校は計10校で地域の過疎化や児童・生徒数の減少が背景にあるそうです。