山形県内の小学校では、きょう、卒業式のピークを迎えました。

そうした中、児童数の減少で、「最後の卒業式」となった小学校が川西町にあります。
最後にふさわしい、温かい卒業式となりました。

卒業生・藤本茉莉花さん「私は玉庭小学校で過ごしたことで、自分に自信を持つことができました」

川西町立玉庭小学校は全校生徒7人。

きょうは、6年生3人が学び舎を巣立ちました。

担任「敬老会のプレゼント作りでは、時間を惜しまずに作業する姿が立派でした。中学校でも新しい仲間と協力し充実した日々を過ごしてください」

石黒ひまりさん「6年間、この玉庭小学校で過ごせて、毎日が本当に楽しかったです」

創立から120年で、4000人余りの卒業生を輩出した玉庭小学校。
児童数の減少に伴い、今年度で閉校となります。

石黒知和さん「無事卒業できてよかった。みんなきょう、出席出来たことがうれしい」
 
こちらの保護者も玉庭小の卒業生。
共に閉校を惜しみます。

石黒知和さん「120年という歴史、きょうまで続けられたことは、地域のみなさんの力が非常に強かったと実感している」

一緒に学んできた後輩へ、先輩からこんなエールも。

卒業生「小松小学校に行っても、たくさんの思い出を作れるようにみんなで力を合わせてがんばってください」

最後に、みんなで合唱です。

卒業生・堀米九蓮さん「(玉庭小は)いつも見守ってくれたし、僕たちを育ててくれたので悲しいけれど、小学校で学んだことを大切にして、中学校でもがんばっていくよと伝えたい」

最後の卒業生を送り出した玉庭小学校。
卒業生たちは、たくさんの思い出を胸に、それぞれの道を歩んでいきます。