P.S.彼女の世界は硬く冷たいのか?   作:へっくすん165e83

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アズカバンの囚人編スタート。ここから先はある意味下り坂。


ハリー・ポッターとアズカバンの囚人と私
殺人鬼と水溜まりと私


 一九九三年、八月一日。

 ハリーはベッドの上で目を覚ますと、大きく伸びをしてベッドから起き上がる。

 そしてベッドサイドに置いてあった眼鏡をかけると、昨日誕生日プレゼントとして送られてきた様々な小物を見た。

 ロンからは小型のかくれん防止器が、ハーマイオニーからは箒の手入れセットが、サクヤからは綺麗な装飾が施された万年筆が、ハグリッドからは授業で役に立つらしい怪物の本が送られてきた。

 ハリーはプレゼントを見てニコリと笑うと、朝食を取りに一階へと下りる。

 リビングのテーブルには既にダーズリー家の三人がおり、買ったばかりの大きなテレビを見ながら朝食を取っていた。

 ハリーはバーノンとダドリーの間に座ると、トーストを食べながらテレビに目を向ける。

 

『一昨日未明、ロンドンにある孤児院に何者かが侵入し、職員児童含め三十二人を殺害した事件が発生しました。ロンドン警視庁によりますと犯人は脱獄犯のシリウス・ブラックである可能性が高く、市民に注意を呼びかけています。ブラックは武器を所持している可能性が高く、極めて危険です。通報用ホットラインが特設されていますので、ブラックを見かけた方はすぐにお知らせください』

 

「ロンドンだと? すぐ近くじゃないか」

 

 バーノンは新聞をめくりニュースで言っていた事件の記事を探し始める。

 

「三十人も殺してるとなれば一生刑務所からは出られんだろうな。いや、彼奴はその刑務所から脱獄して事件を起こしたのか……全くロンドン警視庁は何をやっとるんだ。こっちは高い税金を払っているというのに」

 

 バーノンはぶつくさ言いながら紅茶を啜り始める。

 ハリーはそんなバーノンの機嫌を損ねないようにしながら静かに朝食の続きを取り始めた。

 

 そう、ハリーは気が付かなかった。

 殺人事件が起きた孤児院がサクヤの住んでいる孤児院だということに。

 

 

 

 

 

 

 一九九三年、七月三十日。

 私はハリーの誕生日プレゼントを買いにダイアゴン横丁に来ていた。

 まずグリンゴッツにあるマーリン基金の窓口で軍資金を補充し、そのまま来学期使う教科書や消耗品を買い足していく。

 その道中で綺麗な金の装飾が施された万年筆が飾られていたので、それをハリーの誕生日プレゼントにすることにした。

 店員にプレゼントであることを伝えると、店員は綺麗な包装紙で万年筆の箱を包んでくれる。

 そしてどうやら配送サービスも行っているらしい。

 私はフクロウは持っていないのでハリーの家まで配送してもらうことにしよう。

 できれば明日の夜にはプレゼントを届けたいところだが、ここからハリーの家までそう遠くないので余程のトラブルがないかぎり遅れるということはないだろう。

 その後懐中時計のオーバーホールを時計屋でしてもらい、日が落ち切る前にダイアゴン横丁の入口にある漏れ鍋まで帰ってきた。

 もう孤児院の夕食の時間は過ぎている。

 孤児院を出てくる時も遅くなるようなら食事は用意しなくていいと伝えてあるので、ここで何か食べていった方がいいだろう。

 私はバーカウンターの高い椅子によじ登ると、バーテンダーの魔法使いに簡単な軽食とバタービールを注文した。

 

「はいよ。それにしても嬢ちゃん一人かい?」

 

 バーテンダーはバタービールをジョッキに注ぎながらそんな質問をしてくる。

 

「はい、そうですけど……」

 

「それは良くない。最近は物騒だからあまり一人で出歩かない方がいいぞ。もう日が暮れるし、できれば家の人にここまで迎えに来てもらった方が……」

 

 バーテンダーは冗談とかではなく、本気で私の身を案じている。

 私はその理由が分からず小さく首を傾げた。

 

「ほら、あれだよ」

 

 バーテンダーは店の奥にある壁を指さす。

 そこには黒いクシャクシャな髪の毛の小汚い男性の写真が指名手配書という形で掲示されていた。

 

「シリウス・ブラック?」

 

「そう。ずっとアズカバンに閉じ込められてたんだが、最近脱走したんだ。しかも、この辺を彷徨いているという噂もある。こいつが捕まるまでは夜に一人で出歩かないほうがいい」

 

 私はブラックの指名手配書をじっと見る。

 確かに凶悪そうな顔つきをしているが、時間停止能力の前にはただの小汚いおっさんだ。

 

「そんなに凶悪な犯罪者なんです?」

 

 私がそう聞くと、バーテンダーは何度も頷く。

 

「もちろんだとも。凶悪な殺人鬼だ。一度の魔法で十二人も人を殺してる。それに、例のあの人の一番の手下って噂だ」

 

 十二人、それまたたいそうな殺人鬼である。

 既に二人殺している私だが、ブラックは次元が違うということだろう。

 

「それに、アズカバンから脱獄したっていうのも奇妙だ。あそこから生きて出られた奴は未だかつていない。きっとブラックが初めてだ。そんなことできる奴は普通じゃねえ。悪いことは言わねえから、素直に迎えに来てもらいな」

 

 私は出されたミートパイを頬張りながら考える。

 確かにブラックは出会うだけで危険な凶悪犯なのかもしれない。

 だがそうだとしたら、マグルである院長やセシリアをここまで呼び出すほうが危ないんじゃないだろうか。

 

「うーん、やっぱり無理ですよ。うちはどっちもマグルですし……」

 

「だったらここに泊まってくのはどうだ? 上が宿になってる。今なら宿代は半額で……いや、タダでいい」

 

 バーテンダーは私がマーリン基金の小袋を使っていることを思い出したのか、咄嗟に言い直す。

 そこまで言われたら、断るのは逆に申し訳ない気持ちになってしまう。

 

「わかりました。じゃあ今日はここで部屋を借りて、改めて明日の朝帰ります。……電話って借りれます?」

 

「ああ? 電話……電話……確か店を出てすぐのところに公衆話電……とかいうのがあるはずだ」

 

 私はすぐ戻るとバーテンダーに言い、店の外に出る。

 バーテンダーの言う通り、店から数メートルの道路の脇に電話ボックスが設置されていた。

 私は電話ボックスに入ると、硬貨を一枚入れ院長室の電話番号に掛ける。

 すると数コールも待たないうちに電話は繋がった。

 

「はい、ウール孤児院院長の──」

 

「あ、院長ですか? 私です。サクヤです」

 

「ああ、サクヤか。電話を掛けてきているということは、今日は遅くなるという連絡かな?」

 

 私は院長に明日の朝帰ると言うことと、バーテンダーから聞いたシリウス・ブラックについて伝える。

 院長はシリウス・ブラックという名前に聞き覚えがあるようだった。

 

「今ちょうど夕刊でその名前を見たところだよ。そうか、魔法使いだったとは……わかった。今日はそのパブで泊まってくんだね」

 

「はい、そうです」

 

「わかった。それと、こっちも気をつけることにしよう。私たちでは魔法使いに太刀打ちできない。ブラックが捕まるまでは用心したほうが良さそうだね」

 

「はい、そうしてください」

 

「あとそうだ。ホグズミードの許可証にサインして置いたから後で私の──」

 

 その瞬間、通話がぷっつりと切れる。

 どうやら硬貨一枚で喋れる時間をオーバーしたようだ。

 かけ直すほど話す内容もないため、私は受話器を戻しパブの中へと戻る。

 途中で通話が切れてしまったが、多分今朝院長に渡したホグズミード行きの許可証の話だろう。

 ホグワーツ生は三年生から年に何度かホグワーツの隣にあるホグズミードと呼ばれる村に遊びに行くことができるようになる。

 だが、それには許可証に保護者となるもののサインが必要になるため、今朝院長に書類を渡したのだ。

 私自身ホグズミードがどのような村なのかは分からないが、話に聞く限りではダイアゴン横丁に雰囲気が似ているらしい。

 なにより休日にハリーたちと外へ遊びに行けるというのは、今から少し楽しみだ。

 私はカウンターの高い椅子にもう一度よじ登ると、夕食の続きを取り始める。

 そしてバーテンダーの仕事が暇になったタイミングを見計らって今日泊まる部屋に案内してもらった。

 

「もともと家に帰れなくなった酔っ払いを放り込んでおくための部屋だからそんなに快適ではないかもしれないが、一応物は揃ってる」

 

 バーテンダーはそう言うが、体の小さい私からしたら十分すぎる大きさのベッドが置いてあり、シーツも綺麗なものが置かれている。

 一晩寝るだけなら十分すぎるだろう。

 

「色々ありがとうございます。家のものが心配するとは思うので明日朝の六時には帰りますね」

 

「ああ、勝手に出ていって構わないよ。その時間多分俺は寝てるが……」

 

 バーテンダーという職業上、夜遅くまで働くのだろう。

 だとしたら朝は遅くまでゆっくり眠りたいはずだ。

 

「はい、お世話になります」

 

 バーテンダーは笑顔で頷くと、パブの方へと下りていく。

 私は鞄とローブをベッドの横の机の上に放り投げると、靴を脱いでベッドの上に寝転がった。

 

「シリウス・ブラックねぇ……」

 

 犯罪者とはある程度無縁のホグワーツでも、アズカバンの悪評は少なからず聞く。

 そんなアズカバンを脱獄したというのは確かに信じられない話だが、魔法界に捕まっていない犯罪者なんて星の数ほどいる。

 母数がでかいだけに、今更一人増えたところであまり変わらないだろう。

 私はポケットから懐中時計を取り出して今の時間を確認する。

 二十時半、寝るにはまだ少し早いが、寝れない時間でもない。

 私はベッドの上で大きな欠伸をすると、そのまま夢の世界へ落ちていった。

 

 

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01000 01000

10111 0000

01 01

 

 

 私は目を開けると、ポケットの中から懐中時計を取り出し、時間を確認する。

 そしてもう朝であることを確認すると、大きく伸びをしてベッドから起き上がった。

 

「なんかー、あんまり寝た気がしないわね」

 

 枕が変わると眠れないとはよく聞く話だが、今までの人生においてそういう経験はない。

 私は軽く肩を回しながら身支度を整えると、寝具を整頓してから部屋を出た。

 早朝のパブの中は静まり返っているが、全く人がいないわけでもない。

 私の他にも宿泊客はいたらしく、パブの机で新聞を読みながらコーヒーを啜っていた。

 私はカウンターにいる魔女に簡単に事情を説明してからパブの外に出る。

 ここで朝食を取ってもよかったが、この時間なら孤児院に戻って、孤児院で食べてもいいだろう。

 帰る時間を考慮しても、朝食の時間には十分間に合うはずだ。

 私はまだ人が少ないロンドンの街を歩き、孤児院を目指す。

 大きな欠伸をしているサラリーマン、開店準備をしているパン屋、ランニング中の女性などを横目に見ながら十分ほど歩いただろうか。

 私は特に何の問題もなく孤児院にたどり着くことが出来た。

 私はポケットから懐中時計を取り出し、時間を確認する。

 午前六時三十分。

 もう孤児院の起床時間は過ぎているため、みんな起きているはずだ。

 私は特に音を気にすることなく孤児院の玄関を開ける。

 時間的にもそろそろ朝食の時間だ。

 みんな食堂に集まっていることだろう。

 私は取り敢えず顔を出そうと、荷物も置かずに食堂へ続く扉を押し開けた。

 

「ただいまー。まだ何か残って──」

 

 扉を押し開けた先、食堂の中には誰一人としていなかった。

 私は食堂に掛けてある時計を見ると、自分の懐中時計を取り出して時間を確認する。

 どちらの時計も午前六時三十一分を指しているということは、時計が狂っているということはないはずだ。

 

「まだ誰も起きて来てないのかしら。……いや、そんなことある?」

 

 孤児院の子供たちは朝六時に起きる習慣がついているし、朝食を準備するセシリアは普段その一時間前には起きている。

 私は食堂をぐるりと回り、誰もいないことを確認すると、子供部屋のある二階へ続く階段を上った。

 二階に上がったが、まるで誰もいないかのように周囲は静まり返っている。

 みんなしてどこかに出かけているんだろうか。

 私は自分の部屋の反対側に位置する子供部屋の扉をノックする。

 数秒待ったが、返事が返ってくることはなかった。

 

「……入るわよー」

 

 私はドアノブを回し、子供部屋の中に入る。

 他の子の部屋に入るのは久しぶりだったが、あまり変わってないように見える。

 私がベッドの方に視線を向けると、そこには毛布を被った膨らみが見えた。

 

「……はぁ、ほんとにみんなして寝坊したのね」

 

 私は寝ている子供たちを起こすためにベッドのほうに近づく。

 その瞬間、ぴしゃりという音とともに私は水ようなものを踏みつけた。

 

「うわっ、何か零れてる。お漏らしじゃないでしょうね……」

 

 私は急いでその場から飛びのき、足元を確認する。

 

 そこには、赤い水溜まりが広がっていた。

 

 私の靴の裏もまるで溢したペンキを踏んだかのように赤く染まっており、私が踏んだ地面に赤い足跡を残している。

 その瞬間、鉄臭い血の匂いが急に私の鼻を突いた。

 

「──ッ!?」

 

 何故今まで気が付かなかったのだろう。

 床に広がっている液体が血液であると認識した瞬間、一気に部屋の中の状況を理解する。

 私は血溜まりを踏むことを躊躇うことなくベッドに駆け寄ると、毛布の膨らみの下を確認した。

 毛布の下には私もよく知っている二つ下の女の子が、血まみれでベッドの上に転がっていた。

 首筋には大きな切り傷があり、この子が既に助からない傷を負っていることを物語っている。

 私は呆然としたまま部屋の全てのベッドを回り、その上で寝ている子供たちの状態を確認する。

 子供たちはみな等しく首を切り裂かれて死に至っていた。

 

「なんで……」

 

 私の脳裏に、昨日聞いた話がフラッシュバックする。

 『凶悪な殺人鬼だ。一度の魔法で十二人も人を殺してる』

 

「──ッ! 他のみんなは!?」

 

 私は部屋を飛び出すと、子供部屋を一つ一つ確認する。

 だが、全ての部屋の床は赤く染まっており、生きている子供を見つけることはできなかった。

 

「みんな……みんな殺されてる」

 

 私は最後の子供部屋の中で呆然と立ち尽くすと、ふらふらとセシリアの部屋へと向かう。

 セシリアの部屋は子供たちは立ち入り禁止になっているため、一瞬入るのに躊躇ったが、そんな場合でもないと考え直し扉を押し開けた。

 セシリアの部屋は子供部屋とは異なり、かなり整頓がなされており、彼女の几帳面な性格が伺える。

 私はベッドの方に近づくと、その上で寝ているセシリアをじっと見つめた。

 セシリアはまるで眠っているかのような穏やかな表情だが、顔に血の気が全くない。

 血の気の引いた顔の下の首には、子供部屋の子供たちと同じように深く鋭い切り傷がつけられていた。

 

「ねぇ……もう朝ですよ。ほら、朝食を作らないと……」

 

 私はセシリアの肩に手を置いて、何度も何度も揺する。

 だが、セシリアはまるで大きな人形のように、自ら動くことはなかった。

 

「──っ」

 

 私はまるで幽霊のような足取りで院長室を目指す。

 この孤児院で院長だけが住み込みではなく、自宅から通勤している。

 だが、仕事に真面目な院長は普段朝食の時間までには院長室に来ていることが多い。

 それに、この時期は新しく学校に通う子供達の書類や手続きで徹夜していることもある。

 もしかしたら、院長だけは殺されていないかもしれない。

 私は院長室にやってくると、ノックすることなく院長室の扉を開ける。

 だが、私の淡い期待を裏切るように、院長は机に突っ伏すように死んでいた。

 首から流れ出たのであろう血が机と床を赤く染めている。

 私は死んでいる院長に近づくと、血溜まりが広がる机の上から一枚の紙を持ち上げた。

 それはホグズミード行きの許可証だった。

 血飛沫が飛んで半分血に染まっているが、確かに保護者のサイン欄には院長の名前が書き込まれている。

 

「──っ、院長……」

 

 私は小さく院長を呼ぶが、返事が返ってくることはない。

 子供たちに、セシリアに、院長に。

 孤児院にいる私以外の全ての人が殺された。

 

「どうしよう……どうすれば……警察……いや、でも、私は魔女だし……」

 

 全く頭が働かない。

 この後、私は一体どうすればいいのだろう。

 もし私がマグルだったとしたら、素直に警察に通報すればいい。

 だが、私は魔法使いだ。

 持ち物検査なんてされたら、怪しいものがごまんと出てきてしまう。

 それに、その行為そのものが魔法界の法律に引っかかるかも知れない。

 

「……逃げよう。……逃げたい」

 

 私はホグズミード行きの許可証を折りたたんでポケットの中に入れると、院長が大切にしていた万年筆を手に取る。

 きっとみんなの葬式に出ることはできない。

 なので、これは形見だ。

 私は万年筆をポケットの中に入れ、一度自分の部屋へと戻る。

 そして自分の大切なものを鞄の中に詰め、時間を止めて体についた血液を魔法で綺麗にした。

 私は目につくところに血がついていないことをもう一度確認してから、鞄片手に孤児院の外に出る。

 そして数歩歩いて振り返り、今まで暮らしてきた孤児院をじっと見つめた。

 嫌になるほど貧乏で、冬場なんて寒さに震えて。

 でも、何故かどこか暖かくて。

 

「……さよなら」

 

 私は前を向き直すと、私の全ての財産が詰まった鞄片手に漏れ鍋に引き返す。

 少なくとも、この夏はどこかマグルの目につかない場所で暮らした方がいいだろう。

 きっとマグルの警察は、いなくなった私のことを誘拐されたものだと判断するはずだ。

 少なくとも一年は警察に捕まらないようにした方がいい。

 そして夏休みさえ終われば、ホグワーツでの寮生活が待っている。

 ホグワーツでの三年目が終わる頃にはほとぼりも冷めているはずだ。

 私は時間が止まっている物音一つしないロンドンの街を、足音を響かせながら歩く。

 その日、マグルとしてのサクヤ・ホワイトは死んだ。

 




設定や用語解説

ホグズミードの許可証
 ホグワーツでは三年生から指定された週末にホグズミードと呼ばれる魔法族しかいない村に外出できるようになる。そのホグズミードに行くことを許可する書類には親族か保護者のサインが必要。

ウール孤児院
 ロンドンに昔から存在する孤児院。だが昔から存在しているだけで、決して裕福ではない。運営資金は国からの援助と資産家からの寄付金。

Twitter始めました。
https://twitter.com/hexen165e83
活動報告や裏設定など、作品に関することや、興味のある事柄を適当に呟きます。

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