P.S.彼女の世界は硬く冷たいのか?   作:へっくすん165e83

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狂ったブラッジャーとシーカー勝負と私

 スリザリン対グリフィンドールのクィディッチ試合の前日。

 私は午後の授業が終わると同時にクィディッチのスタジアムに来ていた。

 スタジアムの中では緑色のユニフォームを着たスリザリンの選手たちが大会に向けて最終調整を行っている。

 私は周囲を見回し、スリザリンの観戦席で練習の様子を見ていたクラッブ、ゴイルの横に腰掛ける。

 クラッブ、ゴイルは私の存在に気がつくと、笑顔で挨拶をしてきた。

 

「やあサクヤ。今日も練習を見に来たのか?」

 

「ええ、明日はマルフォイの初陣ですもの。彼のコンディションは良さそう?」

 

 私はスタジアムの一番上を凄い速度で飛び回っているマルフォイを目で追う。

 クィディッチのことはよくわからないが、私があのような飛び方をしたらあっという間に目を回してしまうだろう。

 

「バッチリだ。グリフィンドールなんか目じゃないね」

 

「個人的にはどっちのチームが勝とうが興味ないけど、マルフォイには是非ともハリーを箒から叩き落としてもらいたいわ」

 

 私が間抜けな顔を作り箒から落ちる真似をすると、二人は腹を抱えてゲラゲラと笑い始める。

 なんというかこの二人は知能レベルが孤児院にいる五つ下の子供にそっくりだと感じた。

 しばらく練習を眺めていると、同学年のスリザリン生のパンジー・パーキンソンが観客席の方に上がってくる。

 そして私の姿を発見すると、呆れたようにため息をついた。

 

「またいる……貴方本当にグリフィンドール生?」

 

 パーキンソンはそう言いつつも私の横に腰掛ける。

 

「グリフィンドール寮に所属してるからグリフィンドール生だと思うわ」

 

「そういう意味で言ったわけじゃないわ。ほんと、何で貴方グリフィンドールにいるのかしらね。こうやって話すまではグリフィンドールのイケすかない頭でっかちだと思ってたけど、貴方ほんとにその辺のスリザリン生よりよっぽどスリザリンらしいじゃない」

 

 まあ、組分け帽子は私をスリザリンに入れようとしていたぐらいだ。

 スリザリン生と話が合うのは私の生まれ持った性質なのだろう。

 

「まあ確かに、グリフィンドールのマグル生まれより、貴方たちの方がよっぽど話が合うもの。やっぱり優れた魔法使いは優れた魔法使いと連むべきよね」

 

「言えてる」

 

 パーキンソンはスリザリンの練習をじっと見ながら私の言葉に同意した。

 マルフォイから継承者のことを聞き出すためにスリザリン生に近づいたが、マルフォイ以外のスリザリン生とここまで仲が良くなるのは予想外の展開だった。

 馬鹿なクラッブ、ゴイルたちはまだしも、疑い深そうなパーキンソンとまで仲良くなれるとは。

 スリザリンに女友達が出来たというだけでも、マルフォイに近づいた甲斐があったというものだ。

 

「サクヤはこの後どうするの? そろそろ練習も終わるみたいよ」

 

 パーキンソンはグラウンドに降り始めた選手たちを指差しながら言った。

 

「そうね。せっかくだし少しドラコと話してから談話室に帰るわ」

 

 私が席を立つとクラッブ、ゴイルもつられて立ち上がる。

 パーキンソンは小さくため息をつくとクラッブゴイルの二人を観客席に押し戻した。

 

「邪魔しないの。ほら、この二人は私が見てるからさっさと行ってきなさい」

 

「ごめん、ありがとね」

 

 私はパーキンソンにお礼を言うと、最後までノロノロとグラウンドで何かを待っているマルフォイのもとに駆け寄る。

 マルフォイは私の姿を確認すると、ピカピカの箒を抱えてこちらに駆けてきた。

 

「練習、見に来てくれたんだな」

 

 マルフォイは額の汗を拭うことすら忘れて少し紅くなっている顔で私に声を掛けてくる。

 私はポケットからハンカチを取り出すとマルフォイの顔の汗を拭った。

 

「コンディションはどう? 下から見てる分には調子良さそうに見えたけど」

 

「あ、えっと、うん。バッチリだ。えっとその、ありがと」

 

 マルフォイはさらに顔を赤くしてどもりながらもそう答える。

 私はマルフォイの顔を拭き終わるとハンカチをポケットに仕舞いながら言った。

 

「明日が初試合なわけだけど、やっぱり緊張してる?」

 

「してないって言ったら嘘になるかな。でも、それでミスをする僕じゃない」

 

「そう、頼もしいわね。明日は流石にグリフィンドールの観客席にいないとだけど、陰ながら応援してるわ」

 

 私はマルフォイの耳元に顔を近づける。

 そして小さな声で囁いた。

 

「がんばってね」

 

「もももももちろんだよ! ポッターなんかに負けるもんか」

 

 マルフォイはついにリンゴのように真っ赤になると、逃げるように更衣室の方へと駆けていく。

 私はその後ろ姿に手を振るとスタジアムを後にした。

 

 

 

 

 スリザリン対グリフィンドール戦の当日。

 どんよりとした曇り空の下、私はグリフィンドールの生徒たちと一緒にクィディッチのスタジアムに来ていた。

 グリフィンドールは今年度初試合ということもあり、皆期待に胸を膨らませている。

 私はというと、観客席の隅の方でじっと試合が始まるのを待っていた。

 少し周囲を見渡せば、ロンとハーマイオニーが双眼鏡片手に楽しそうに何かを話しているのが見える。

 ハーマイオニーの話では、五十年前の事件についてのことはあまり進展していないらしい。

 当時の新聞等も調べてみたが、そのような記述は見つからないそうだ。

 

「どうしたサクヤ。お前さんひとりか?」

 

 私がぼんやり考え事をしていると、私の横からハグリッドが大きな双眼鏡片手に顔を出す。

 私はハグリッドが座れるようにギリギリまで座席を詰めた。

 

「ええ、今日は私一人よ」

 

「それはまた……どうした? 喧嘩でもしちょるんか?」

 

「まあそんなとこね」

 

 私がそう言うと、ハグリッドは少し心配そうな顔をする。

 

「そりゃいかん。友達は大事にせにゃ。でも、お前さんが誰かと喧嘩するなんてあまり想像できんな。何か原因はあるのか?」

 

 まあ本当に喧嘩しているわけではないのだが、ハグリッドには今しばらく勘違いしていて貰おう。

 

「秘密の部屋に関することでちょっとね」

 

 私がそう含みを持たせて言うと、ハグリッドは手に持っていた双眼鏡をポロリと落とした。

 私の口からその言葉が出てきたのが相当予想外だったらしい。

 

「そりゃ……いかん。あんなものに関わるべきじゃねぇ。今すぐ手を引くべきだ」

 

「その様子だと、何か知ってるみたいね。ハグリッド、秘密の部屋ってなんなの?」

 

 私がハグリッドにそう聞くと、ハグリッドは身震いして観客席から立ち上がった。

 

「俺は何も知らん。そうだ、俺じゃねぇんだ。ましてやアラゴグも関係ねぇ……あいつは無罪だ……」

 

 ハグリッドは観客席に落ちている双眼鏡を拾うことなく逃げるようにどこかへ去っていってしまう。

 私は双眼鏡を拾い上げると、私の横の席に置いた。

 

「俺じゃない? アラゴグは無罪……。もしかして、ハグリッドって……」

 

 確かハグリッドは今年で六十四歳だったはずだ。

 と言うことは、五十年というとホグワーツの学生だったはずである。

 つまり、ハグリッドが在学中に秘密の部屋は開かれているということだ。

 

「ハグリッドは五十年前の事件の当事者……待って、でもハグリッドってホグワーツを退学になってるし……」

 

 スリザリンの継承者はハグリッドなんだろうか。

 私はその可能性を考え、そのあまりの馬鹿馬鹿しさに一人でクスクスと笑った。

 

「もしそうだとしたらスリザリンの血が薄すぎるわね。スリザリンの継承者とは対極の位置にいそうな人物じゃない」

 

 なんにしても、この情報自体はハーマイオニーに伝えておくべきだろう。

 あの三人ならハグリッドから何か話を聞き出すことが出来るかもしれない。

 私はハグリッドの双眼鏡を手に取る。

 その瞬間、スタジアムの更衣室から選手が箒を抱えて出てきた。

 爆発的な歓声と熱気でスタジアムが包まれる。

 私は双眼鏡でハリーとマルフォイの顔を観察した。

 どちらも面白いほど顔を青白くしており、緊張の色が窺える。

 今この瞬間に貧血で倒れたとしても誰も不思議には思わないだろう。

 私は双眼鏡から目を離すと、マルフォイに向かって小さく手を振る。

 マルフォイも私の姿を探していたらしく、こちらに向かって拳を突き上げた。

 頭に血は上っていないが、戦意までは失っていないらしい。

 マルフォイは箒に跨ると、獲物を狙うヘビのようにハリーを睨みつけた。

 

「笛の合図で試合開始です。いち、にの……さん!」

 

 フーチの笛の音と同時にハリーの顔を掠めるようにしてマルフォイは天へと昇っていく。

 ハリーはマルフォイのラフプレーに少々バランスを崩しながらもマルフォイの後を追って空高く飛び上がった。

 そしてそのハリーを追うように一つのブラッジャーが天へと昇っていく。

 更にそのブラッジャーを追い、フレッドとジョージがそれに続いた。

 

「始まったわね」

 

 グリフィンドールのチェイサーがクワッフル片手にスリザリンのゴールへ一直線に飛んでいく。

 シーカーのマルフォイとハリーはしつこく付き纏うブラッジャーを回避しながら競うようにスタジアムを飛び回っていた。

 

「それにしても随分しつこいブラッジャーね」

 

 ハリーを狙っているブラッジャーはいくらフレッドとジョージの二人が相手チームの方に打ち返してもすぐさま軌道を変えてハリーの方へと飛んでいく。

 先程なんてマルフォイの目の前で急停止してハリーの方に引き返していったぐらいだ。

 公平に選手を襲う魔法が掛けられているブラッジャーがあのような動きをするのはあまりに不自然である。

 会場もブラッジャーの違和感に気がついたのか、ハリーの方を指さし始めた。

 だが、なんにしてもハリーがブラッジャーに張り付かれているとビーターの二人がハリーに付きっきりになってしまう。

 そのせいもあってか、グリフィンドールはスリザリンに先制点を奪われていた。

 試合が始まって十分ほどが経過しただろうか。

 ついにスタジアムに大粒の雨が降り始める。

 私は鞄の中から大きな男物の傘を取り出す。

 そして周囲の邪魔にならないことを確認して傘をさした。

 スタジアムの方でも雨天の準備をするためか、一時的に試合が中断され選手たちが各チームの待機所へと戻ってきている。

 グリフィンドールの待機所でハリーとフレッド、ジョージの双子が言い争っているが喧嘩をしているようには見えない。

 きっとブラッジャー対策の議論をしているのだろう。

 十分もしないうちにフーチの笛の音とともに試合は再開された。

 相変わらずブラッジャーの一つがハリーに付き纏っているが、フレッドとジョージはもう一つのブラッジャーを追って他のチームメイトの方へと飛んでいく。

 どうやらハリーは一人でブラッジャーを避け続けることにしたようだった。

 確かに危険ではあるが、ビーター二人を引き連れていてはスニッチをキャッチすることなど不可能だろう。

 ハリーはブラッジャーを器用に避けながらスタジアム内を飛び回っている。

 その瞬間、私の目の前を緑色の線が一直線に横切った。

 私は双眼鏡から目を離し、急いでその緑色の何かを追う。

 マルフォイだ。

 マルフォイは他の選手とは比較にならない速度で観客席スレスレを飛んでいる。

 どうやらスニッチを見つけたようだ。

 マルフォイは大粒の雨粒が顔を打ち付けるのも構わず更に速度を上げていく。

 ハリーもそれに気がついたのか、マルフォイの後を追って一気に加速した。

 箒に速度の差があるとハリーは話していたが、ハリーはぐんぐんと速度を上げていき、ついにマルフォイの後ろにつく。

 マルフォイも一瞬後ろを振り返り、ハリーが追いついてきたのを確認した。

 

「このままハリーがマルフォイを抜いてスニッチをキャッチしちゃうかしらね」

 

 私が見ている限りでは、ハリーの方が技術的に上なように感じる。

 マルフォイが箒の性能を最大限に発揮できなければこのままハリーがスニッチをキャッチしてグリフィンドールの勝利だろう。

 私はまた目の前を通過したマルフォイの姿をじっと見る。

 

「……笑ってる?」

 

 目の前を通過したマルフォイは、確かに箒の上で笑っていた。

 次の瞬間、マルフォイがまるで壁にでもぶつかったかのような急停止をした。

 ハリーはマルフォイと衝突しないように急いで進路を少し上げる。

 その瞬間だった。

 マルフォイは撃ちだされた弾丸のような加速をすると、ハリーの背中めがけて手を伸ばす。 

 そして、ハリーの背後を飛んでいたスニッチを見事キャッチした。

 一瞬、スタジアムは静まり返り、その後スリザリンの観客席から爆発したような歓声が上がる。

 私は、マルフォイがスニッチをキャッチしたことでようやくマルフォイがやっていたことを理解した。

 マルフォイは途中からスニッチを追っていなかったのだ。

 スニッチを追っているふりをしてハリーを引きつけ、スニッチがハリーの死角に入った瞬間に急停止しハリーの死角にいたスニッチをキャッチしたのだろう。

 

『おーと! スリザリンのシーカーのテクニカルキャッチが炸裂! 雨で視界が悪いのを上手く利用しやがりました』

 

 そんなジョーダンの悔しそうな実況がスタジアムに響いている。

 マルフォイはスニッチを持ったままスタジアムをグルリと一周し、スリザリンの観客席の前でスニッチを掲げた。

 私は実況席の近くにある得点表を見る。

 スリザリン二百点、グリフィンドール十点。

 試合はスリザリンの圧勝だ。

 ハリーは何が起こったのか理解できていないのか、箒に跨ったままポカンとマルフォイの方を見ている。

 その瞬間、試合が終わっているにも関わらずブラッジャーの一つがハリーの右腕を強打した。

 嫌な音と共にハリーの右腕は曲がってはいけない方向に曲がり、その衝撃でハリーは箒から落下する。

 そのままの勢いでハリーはスタジアムの地面に激突した。

 悲鳴と怒声、気がついていない観客の歓声が入り混じる中、フレッドとジョージが更にハリーを追撃しようとしているブラッジャーを押さえ込みにかかる。

 地面に落ちたハリーはピクリとも動いていなかったが、すぐさま近くにいたロックハートがハリーの元へと駆けつけた。

 ロックハートはハリーの様子を確認すると、杖を取り出し簡易的な治療を施す。

 そうしているうちにフリットウィックが駆けつけ、勝手に浮かぶ担架を出現させてハリーをその上に乗せた。

 

「様子を見に……いや、ダメか」

 

 私はハリーの方に駆け出しそうになったが、グッと堪えてスリザリンの待機所の方を見る。

 私の今の役割はマルフォイに近づくことだ。

 ハリーの心配はロンやハーマイオニーがしてくれるだろう。

 私は意気消沈しているグリフィンドールの観客席から抜け出し、マルフォイの顔が良く見える位置まで移動する。

 そしてマルフォイがこちらを見た瞬間に小さく親指を立てた。

 マルフォイはこちらに向かってスニッチを掲げ、照れ臭そうに微笑む。

 だが、すぐにマルフォイの姿は歓声をあげるスリザリン生に飲まれて見えなくなっていった。

 

「さて、今日一日はマルフォイを捕まえることはできそうにないわね」

 

 私は人混みをスルリと抜けてスタジアムを後にする。

 医務室にハリーの様子を見に行こうと思ったが、今日の夜にでもハーマイオニーから話を聞けばいいだろう。

 私は校庭を抜けて城の中に入ると、昼食を取りに大広間へと向かった。

 

 

 

 

 その日の晩、私は寝支度を済ませベッドに寝転がっていた。

 パーバディとラベンダーは談話室にいるのかまだ部屋には上がってきていない。

 私がしばらく待っていると、暗い顔のハーマイオニーが扉を開けて中に入ってきた。

 

「ハリーは大丈夫そう?」

 

 ベッドから身を起こし開口一番にそう聞くと、ハーマイオニーは小さく頷く。

 

「怪我の様子は?」

 

「わからないわ。でも、命に別状はないって」

 

 ハーマイオニーは深いため息と共に私の横に腰掛ける。

 

「ロンが悔しがってたわ。マルフォイのアレは反則とかでもなく、ワールドカップのプロ選手がやるようなテクニカルキャッチだって。勿論、今日のマルフォイのキャッチはまぐれかもしれないけど、そういう戦術があることをハリーは知らないわけだから……」

 

 実際のプレーの経験はハリーの方があるが、知識だけならマルフォイの方が上だったということだろう。

 きっとそのワールドカップとやらにも実際に行って自身の目でプロチームの動きやプレーを見ているに違いない。

 

「そもそもあのブラッジャーさえなければハリーが負けてるはずないわ! きっとアレはスリザリンの妨害で……」

 

 ハーマイオニーはそこまで言って口をつぐむ。

 私はハーマイオニーの肩を軽く叩いた。

 

「まあ悔しいのはわかるけど重要なのはそこじゃないわ。今は秘密の部屋の事件をどうにかしなきゃ。あ、そうだ──」

 

 私は話題を変えるついでに試合前にハグリッドに会ったこと、ハグリッドが不審なほど秘密の部屋という単語に反応したことをハーマイオニーに伝えた。

 

「……確かに気になるし、偶然にしては出来すぎてるわ。わかった。私たちで調べてみる」

 

 ハーマイオニーがそう言った瞬間、女子寮の螺旋階段をドタバタと上がってくる音が聞こえてくる。

 

「っと、時間みたいね。おやすみハーマイオニー」

 

 きっとラベンダーたちが一通りスリザリンの悪口を言い終わり部屋に上がってきているのだろう。

 喧嘩しているという設定なのでこうやって仲睦まじく肩を並べてお喋りしているところを見られるのはまずい。

 ハーマイオニーは慌てて自分のベッドに走っていき、毛布を頭から被る。

 私もベッドに横になると目を瞑って寝たフリを始めた。




設定や用語解説

マルフォイを誑かすサクヤ
 サクヤはマルフォイが自分に惚れていることを自覚した上でああいう態度を取っています。怖い女。

マルフォイとハリーのシーカー対決
 テクニックはハリーの方が上ですが、純粋なクィディッチ知識ではマルフォイの方が上だと思っています。少なくともハリーは自分より上手なシーカーを見たことがないです。

Twitter始めました。
https://twitter.com/hexen165e83
活動報告や裏設定など、作品に関することや、興味のある事柄を適当に呟きます。

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