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白浜中で閉校式 300人が万感の思い胸に 南房総

 2024年03月17日 03時00分
校旗を掲げる生徒ら=南房総

南房総市の千倉中との統合で閉校となる白浜中学校(林明正校長)で16日、閉校記念式典が行われた。在校生や教職員をはじめ、卒業生や地域住民ら約300人が駆け付け、思い出の学びやに思いをはせた。

昭和44年に白浜、長尾両中学校の統合によって始まり、55年間生徒らに寄り添った教育活動を行ってきた。

閉校式は、同市主催の第1部と、学校主催の第2部の2部構成で実施された。

第1部の式典では、林校長が式辞で「地域の方々の思いとパワーが白浜の力。生徒たちは皆さんに支えられて、育てていただいた」と感謝の気持ちを伝えた。校旗の返納では、代表生徒4人が校旗を携えて登壇。林校長から石井裕市長に手渡された。

第2部の記念行事では、現在、白浜地区で事業を展開しているDJ KOUSAKUさんが司会を務めた。在校生や卒業生の代表者5人が、学校や家族、地域への感謝をステージから叫ぶ「未成年の主張」や、卒業生でプロ野球の北海道日本ハムファイターズで活躍する加藤貴之投手からのサプライズメッセージを放映。「卒業生や地域の人たちとみんなで歌いたい」という生徒の希望で、全員で「ふるさと」を合唱するなどした。

午後には、校舎見学が行われた他、地元4地区の山車が集まるなどしてにぎやかに、55年の長い歴史に幕を下ろした。

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