メールは生産性をできるだけ高めようとするものですが、大いなる妨げにもなります。
終わりのないメールの沼にハマり、返信のループから抜け出せないだけでなく、大事なメールと不要なメールをより分けることすらストレスで、受信トレイから完全に遠ざかるようになります。
仕事や学校、個人的なやりとりを上手くやるには、生産性のための戦略が必要です。たとえば、受信トレイは「ワンタッチ」だけするというようなものです。
「ワンタッチ・ルール」とは
まず、受信したすべてのメールが至急優先しなければならないものだと考えます。
メールに書いてあることをすべて実行する必要はありませんが、届いた瞬間にメールを開かなければなりません。これが「ワンタッチ・ルール」。
2分以内に完了するタスクは即座にやらなければならない、生産性向上のための「2分ルール」と似ています。
メールを開き、返信したら、あとで必要になるかどうかによって、削除もしくはアーカイブします。返信する必要がないメールであれば、さらに良いでしょう。
どんな人が活用すべき?
このルールは、全員への情報共有など、返信する必要のないメールをたくさん受け取る人にピッタリです。
目標は、一度開いたメールに、返信やタスクをするのに何度も戻ったり、検討したりしないようにすること。
メールを開いて、情報を受け取り、必要であれば返信し、それで終わりです。
対応を一旦待つ「ツータッチ・ルール」も
「Psychology Today」によると、返信が必要なメールをたくさん受け取る場合は、頭をスッキリさせ、より生産的になるための「ツータッチ・ルール」を試すのもいいそうです。
最初にメールを開いた時に、即座に返信する必要があるか(ワンタッチルール)、その週の後で返信したほうがいいかを決めるのです。
フラグやスヌーズ機能を使ってメールを分類すれば、準備ができた時に簡単に返信できます。
それでも、最初のワンタッチは、届いてすぐに開くのがポイントです。
メールが溜まると参ってしまいますが、すぐに開けば受信トレイの平穏は保たれます。至急ではないメールに返信する時間を決めておけば、あとで対応するという安心感もあり、負担も感じず、さらに生産性も上がります。
Source: Psychology Today