ご注文番号:23349
刀:白鞘入り(特別保存刀剣)
銘: 和泉守藤原国貞
新刀:上々作:大業物:摂津
当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております
本作の出来は和泉守藤原国貞としては 上々作 にランクされます。
鎺:銀着せ一重
刃長:71.0cm
反り:1.0cm
目釘穴:1個
元幅:2.97cm
先幅:1.84cm
重ね:0.65cm
刀剣重量:635 グラム
時代:江戸時代寛永頃
体配:身幅、重ね尋常な反りが浅く、鋒がやや長い寛永頃の体配をした作品。
地鉄:小板目肌よく詰んで綺麗な地鉄となる
刃紋:沸出来直刃匂口やや深く付き小足が入る。
特徴:和泉守国貞(初代)は天正17年(1589年)日州に五郎右江衛門良光の長男として生まれ、上京して同郷の出身堀川国広の門人となる。
同門の先輩であった越後守国儔(くにとも)に学んだ。元和6-7年(1620~1621年)には初代国助と前後して大阪に移り、嫡子である井上真改をはじめとして多くの弟子を育てた。元和8年(1623年)8月15日に和泉守を受領した。著名な刀工である井上真改の親に当たる為、「親国貞」ともいわれている。慶安5年(1652年)に没す。
本作は国貞の典型作で出来が優れた作品である。
初代河内守国助とは大阪で修行した事でかなり仲の良い者同士であったと考えられ作域も良く似ている。本作は9cm程磨上げられてはいるが完全に銘が残っている。鎬地は小板目肌に小杢目肌で地金が良く詰んで見事な小板目肌となる。
特別保存刀剣鑑定書
葵美術鑑定書
全身押し形