【マンガ感想】
『ひなたフェードイン！ １巻 （水谷ゆたか）』
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ひなたフェードイン！（１） (まんがタイムコミックス)
水谷 ゆたか 芳文社 2011-03-07 by G-Tools |
【あらすじ】
初めてのことに対してはドキドキしてしまう小心乙女のひなた。大学入学、結婚式場のバイト、そして恋心。お初の出来事に戸惑いながらも一歩一歩、ゆったりまったりと成長中です。
４コママンガです。
『高村ひなた』はちょっと気弱な大学１年生。
何か新しいことをしたいと思い、友人からアルバイトを紹介して貰う。
そのアルバイトは、結婚式場のアルバイトだった。
というような感じで始まる作品でして、主人公・『高村ひなた』が結婚式場でアルバイトを始め、
様々な人々に出会っていき、成長していくという青春系の４コママンガです。
主な展開としては、結婚式場でアルバイトをすることとなった主人公・『高村ひなた』がアルバイト先の
上司・『相葉』という男性に対して片思いしていくという展開が中心に描かれておりまして、時々、バイトの
様子や大学での様子が組み込まれる感じで話が進んでいきます（基本的に、アルバイト描写や
大学での描写はおまけであり、メインは主人公の片思いストーリーです）。
そんな作品のメインとなるのが、主人公の片思いストーリーです。
この話は、主人公・『高村ひなた』が結婚式場でアルバイトをすることとなったところから始まりまして、
主人公が上司にあたる『相葉』という男性にベタ惚れしてしまうという感じで進んでいきます。
主人公自体、引っ込み思案な性格なためか、大学生になるまで異性と付き合ったことが無いようで、
『相葉』が何かしら行動する度に、主人公が色々とピュアな反応をすることは非常に面白く、
こういう片思い系の恋愛話が好きな方だと、恐らくニヤニヤしてしまうのではないかと思います。
で、個人的に気に入っているイベントとしては、やはり自動車の免許イベントですね。
このイベントは、主人公・『高村ひなた』が車の免許を取ることになったところから始まります。
不器用なのに、実家の車がマニュアル専用であるため、マニュアル用の運転免許を取ろうと
努力するわけですが、案の定、上手くいかない日々が続くこととなります。
（↑実家の車がマニュアルなので、マニュアル用の運転免許を取りに行く主人公）
そんなあまり上手くいっていない状況の中、『真木さん』というお節介な女性の仲介で、
ナント、主人公が憧れる『相葉』に車の運転の仕方を教えてもらえるようになりました。
主人公としては、異性と２人で会うこと自体（一種のデートか）、初めての経験であるようですし、
何よりもその相手の男性が憧れの『相葉』ということで、車の運転を教えてもらうということよりも
２人で会うということに対して、かなりドッキドッキなイベントとなったようです。
その後のイベントに関しては、上記の画像のようなニヤニヤしてしまうようなイベントが
描かれていくわけです（笑）。 まあ、相手の男性・『相葉』自体が、主人公を異性として意識して
いないので、それ以上、話が進んでいかないのですが、このイベントをきっかけに主人公の方が
ますます『相葉』のことを意識しはじめまして、常に『相葉』のことを考えるようになってしまいました。
（引っ込み思案な主人公が、『相葉』にクリスマスの予定を聞き出そうとするイベントが発生したりする）
今巻は、そこまでの関係で終わってしまったわけですが、次巻以降は、さらに前に進んでいくのでは
ないかと思われます。 もちろん、恋人関係になってしまうと作品自体が終わってしまうので、
恐らく、寸止め状態を上手くキープして話を進めていくのではないかな、と（笑）。 個人的には、
『相葉』の方が、主人公を意識していく描写が読んでみたいですね。 まあ、今のような
主人公の気持ちに一切気づかない描写も嫌いではないですけど・・・。
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【総評】
アルバイト系の話を描く作品ではなく、恋愛系の話を描く作品です。
良くも悪くも『王道』という言葉が似合う作品でして、ベタベタな片思い系の恋愛作品が
好きな方であれば、大きなハズレは無いと思われます。
点数的には
８０点
です。
では、ここまで。
