118回医 118回医

全文無料 CBT~オスキー~実習~マッチング~医師国家試験までの勉強(CBT:94.75% IRT:767 118回国家試験:必修95% 一般臨床:92.3%)

はじめに

はじめまして、118回医師国家試験受験生の118回医です。
CBTから国家試験までの勉強を書いているnoteやブログが無いまたは少ないと感じたため、こちらを執筆させて頂きました。
CBTに向けての勉強〜マッチング〜卒試〜国家試験当日までの勉強や過ごし方を記載したいと思います。
使用した教材や問題演習数、勉強時間などを記載するので、新3年生〜新6年生あたりの参考になればと思います。
上記内容は全文無料です。読んでお昼ご飯くらい奢っても良いかなと思った方は、ご購入頂けると喜びます。お礼に有料部分に、自分が5年生からの病院実習で困ったカルテ記載について、テンプレやコツについて記載します。

目標

私のスタンスですが、
CBTは目標95%以上で全力で高得点、
国試は受かれば良いが心配や不安にはなりたくないので、偏差値55以上を目安に安全域キープです。
理由としては、CBTはマッチングに関係する病院があるが、国試は受かれば点数は関係ないからです。

成績

1番気になるであろう私の成績についてはタイトル記載の通りで、写真は以下の通りです。
CBTは僅かに届来ませんでしたが、国試の方は模試で偏差値60前後キープし、予定通りといった感じでした。

画像
CBT
画像
国試

使用教材

使用した教材です。

CBT
Qassist(cbt用)
QB(cbt)
問トレ
 
病院実習中(5、6年次)
QB(国試)
Qassist(国試用の一部)
 
マッチング
なし(筆記試験がなかったため)
面接対策にネット検索少し
 
国試
QB(国試、117回以外)
メック問題演習サイト(117回の400問のみ)
究極マップ

病気が見えるとイヤーノートは、実習中や3、4年次の臨床科目のレポート課題に使用することはありましたが、自分でする勉強には殆ど使いませんでした。
自分は、CBTの時に講義動画、CBTと国試の時にQBがあればそれ以外はなくても良いと思います。さらに節約するなら、QBは予備校の無料の問題演習サイトでもよいと思います。有料なだけあって、QBの方が充実しているとは思います。

教材の感想

教材の全体的な感想です。
予備校の講座はどの社でも良いとは思いますが、予備校の講座はあくまでQBを解けるようになる補助であって、勉強の優先順位としてはQB>講座という事です。
CBTも国試も受けて、QBによる問題演習と解説や参考にある記載を学ぶことが一番大切だと思いました。
講座を一周して、少し知識を持った状態でQBを解き、QBを何回も周回するといった順番が良いと思いました。
QBを疎かにして、講座ばかりみるのは優先順位が違うかなと思いました。

CBTまで

CBTは、5~6ヶ月前から始めました。QBオンラインで2年前のデータも遡って見れたので、確認して記載しています。
QassistのCBT用の動画(Q-Assist 医学共用試験CBT臨床医学)を1科目分全部見て、見た科目のQBを全問解き、次の科目に行くと言った流れで勉強しました。
QBの順番としては、臨床科目②③→基礎医学①→4連問④→最新復元問題⑤の順番で勉強しました。
臨床科目②③と基礎医学①を2~3周程度周回した後に、4連問④と最新復元問題⑤に進みました。その後は、1~2か月前まではひたすらQBを周回して、1~2か月前から問トレを復習で同じ問題を解くことはせずに解けるだけ解きました。記憶では、ほぼ全問解いたと思いますが、現在問トレで過去の演習状況が確認できませんでした。

最初に動画を見た時以外は、動画を見ることやQassistの講義資料を見直すことは殆どなかったです。試験1週間前に、講義資料のみ1周見直しました。
QassistのCBT用の動画を見てQBを解くと、7~8割の正答率だったと思います。1週目は時間がかかり、1日あたり50問くらいしか進みませんが、直前期には1日200~400問程度解いていました。1~2週目は、解説の文章や補足、参考事項までしっかり読みました。
まとめノートなどは作らないタイプだったので、問題で気になったことや分からないことがあれば、ネットで検索して、QBオンラインのノート機能でその問題の所にURLや文章をコピペして、メモしていました。

CBTの感想

CBTの問題漏洩は厳禁なので、当然ですがその記載は一切ありません。

本番当日の感想は、「結構分からなかった」です。
ですが、実際結果を見てみると体感よりもずっと良かったです。
模試では、9割にちょっと届かないくらいの点数が多かった上に、周囲はCBT用の動画ではなく、国試用の動画を見ている人が多かったり、全然知らない知識ばかりを話していて、直前期に不安になりましたが、結果としては杞憂でした。

ここからは考察と自分の意見です。
CBTには320問中80問の採点されない新作問題が含まれています。問題の割合としては、25%です。
分からなかったのは新作問題で、QBを周回しておけば、採点対象としてプールされている240問分には十分対応できるのではないかという事です。高得点を目指すなら問トレとQBで被っていない問題があるので、問トレまでした方が良いかもしれません。
自分的には、国試用の動画やQBに記載されていない知識は、将来的には役に立つかもしれませんが、CBTで点数を取るという上では有用ではないと思います。時間と点数におけるコスパでは、QBをより完璧にする方が、国試用の知識を入れるより効率的であると考えます。
QBだけでCBTに望む後輩に向けてですが、直前期に全然知らない知識を話し出す同期がいたら、国立医学部入試の共通テスト社会の勉強の話をしているのに、私立文系向けの難しい社会の用語を話しているのと同じだと思って、気にしないことが大切です。
CBT用向けと教材が別になっているのが、Qassistのみなのかどうかは把握していないので、各自でご確認下さい。

臨床実習前オスキー

オスキーについても内容は記載厳禁ですので、内容の記載はありません。

ネット上の教養試験評価実施機構のページに、手技の手順、ポイントをまとめた資料があります。(診療参加型臨床実習に必要とされる技能と態度についての学修・評価項目)
まずこれを暗記し、迷わずスムーズにできるように練習します。
友人などにみてもらうと抜けているところや間違いに気付けるので良いです。
本番は思っている以上に緊張して、頭が回らなくなります。
自然と体が覚えていて、流れ作業でできるくらいに練習しておきましょう。

マッチング

自分の希望する病院によって、方針が異なるので早めにネット上で候補を調べた上で、病院見学に行くことをお勧めします。病院見学で研修医の先生から話を聞くのが、一番情報を得られます。
自分は筆記試験があるところは受けませんでしたが、筆記試験を受ける同期はそれに合わせてQB(国試)の勉強を始めていました。
CBTの成績の提出があるところもあります。自分が受けたor見学した病院は、提出がある病院の方が多かったです。低いと国家試験落ちのリスクから評価が下がり得るでしょうし、低くなかったとしても、面接など他で特に差が無ければ、CBTが高い方が人材としては欲しいでしょうから、CBTは頑張って高い点を取っておくに越したことはないと思います。
面接の対策としては、ネットで面接のよくある質問を検索して、どんな質問があるか位は確認しておきました。あらかじめの答えなどは、ざっくりとだけしか考えてなかったです。理由としては、文章まで考えておくと、自然な受け答えではなくなるなと思ったからです。文章まで考えておくかどうかは、個人の考えによると思います。

臨床実習後オスキー

臨床実習前オスキーと殆ど一緒ですが、追加で問診練習と主訴から挙げるべき、疾患の鑑別はある程度暗記しておいた方が良いと思います。
自分は、他の方が執筆したnoteを参考に主訴と対応する鑑別疾患を覚えて臨みました。覚えていた鑑別疾患2個前後と問診診察で正解だと思った疾患1個をプレゼンの時に挙げるように練習していました。

国家試験まで

実習中は、先生からの質問が多い科や厳しい先生がいる科は、その科の前の土日にQassistの動画を見ました。それ以外の科では、動画は国試まで殆ど見ていません。他は、6年の国試前の11月、12月にいくつ科の動画を食事しながら見たくらいです。
QBは5年生の年末の12月からぼちぼち始めました。
必修は1週だけで、それ以外は科によって回数が違いますが、3周以上6週以下くらい周回しました。回数別は、直前の1月になって、2日で1回分を解きました。117回から順に遡って、5年分解きました。
大学に行く必要がなくなってからは、大体1日あたり100~200問ペースで解いていました。
究極マップは、とても良いと聞いていたので購入しましたが、ハードルががりすぎていた為、評価は普通からやや良い程度でした。既にQBを周回していたこともあり、知っていることが多く、自分がまとめを作らないため、その代わりをしてくれたと思えば良いかなと思いました。QBの完成度がそこまでの方には、とても良さそうとは思いました。

国家試験の感想

模試の偏差値が60前後で安定していたこともあり、自分がおちる訳ないし、客観的にみても偏差値60から不合格ラインいわゆる体温の偏差値36になる訳ないよなと思って、緊張することなく、受験出来ました。自己採点も1日目にしました。
回数別を解いた感想として、117回が暗記だけではなく、考えれば分かるまたは、周辺知識から分かる問題が多く、116回以前よりも簡単に感じていましたが、118回もその印象でした。点数の上昇はそのためかなと思っています。118回のBとFのみ模試並みに難しく感じました。
知識の詰め込みを避けるという国家試験の方針からするとこの傾向は続くのかなと思います。
暗記が得意か、考えて解くのが得意かどうかで、117回、118回の感じ方が変わるのかなと個人的には思いました。
また、国試の模試は知識の暗記が大切で、少し前の国試に近いように感じました。およその偏差値の把握と、覚えたはずの知識の確認に模試は使って、初見の知識の問題が解けなくても、解説を見て、知っている知識や思考で正答し得るものでなければ、気にせずに、新しい知識として覚えれば良い話かなと思いました。

医学部の振り返り

CBTや国試のことを書きましたが、一番大事なのは、CBT、国試の点数を伸ばすよりも学内の試験に受かって進級することです。CBTの勉強に注力して、学内試験の再試におちるようなことは無いようにしましょう。
CBTの所でも少し書きましたが、医学部では試験前になるとマニアックな知識を披露する人が発生しやすいです。言葉は悪いですが、自分のメンタルを守るために勉強のポイントが分かってないやつだと思って、気にしないことが大切です。


以下は、購入してくれた方へのお礼として、実習におけるカルテのテンプレ、コツを書いています。
実習で最初に困る点だと思いますし、受け持ち患者の問診診察、カルテ記載まで具体例を挙げながら記載しているので、購入して頂けると嬉しいです。

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