先月16日、北海道函館市の廃校になった中学校に侵入し、水道の蛇口を盗んだとして、31歳の女ら男女3人が逮捕されました。
建造物侵入と窃盗の疑いで逮捕されたのは、函館市深堀町の会社経営、山田郁佳(あやか)容疑者31歳と、函館市美原3丁目の無職、前田託麻容疑者33歳、函館市八幡町の松井大吾容疑者50歳の3人です。
3人は、先月16日正午ごろから17日午前9時半ごろまでの間、函館市泊町にある旧日新中学校の校舎に窓ガラスを割って侵入し、手洗い場などから水道の蛇口24キロ(時価1万6800円相当)を盗んだ疑いが持たれています。
警察によりますと、パトロール中の警察官が、校舎の窓ガラスが割れていることに気づき、函館市に連絡。
市の職員が確認したところ、蛇口数十個とテレビの配線などの銅線がなくなっていたということです。
その後も、市の職員が中に警戒のため校舎内に入るたびに、蛇口が盗まれていて、校舎1階から3階までの手洗い場の蛇口がほぼ全て被害にあったということです。
警察は、3人を特定した経緯を明らかにしていませんが、容疑が固まったとして13日午前、3人を逮捕しました。
取り調べに対し、前田容疑者と松井容疑者は、容疑を認めているということですが、山田容疑者は「入ったけど盗んでいない」と話し、容疑を否認しています。
3人は知人で、警察は、動機などを調べるとともに、逮捕容疑の他にも、なくなった配線や蛇口についても3人が関わっているとみて、裏付け捜査を進めています。




















