私は、知らない人と会ったり、話したりするのは得意ではありません。自分がどこで間違ってしまったんだろうと思いながら、会話を振り返ることがよくあります。

とは言え、何年もの間に数え切れないほど結婚式に招待されたり、仕事の面接を受けたり、その他の社交的な集まりに参加したりすることで、知らない人との会話で沈黙の間が空かないように話をする方法も学びました。

Quartz」(とRob Walkerの最新のニューズレターに載っていた方法)のおかげで、世間話の気まずい沈黙を克服するベストな方法や、会話をうまくすすめるには最初が肝心な理由などがわかりました。

1. 三角アプローチで共通点を見つける

Quartzによると、世間話には“三角アプローチ”という方法があります(『When Strangers Meet』の著者Kio Starkが名付け親です)。

この方法には3つのポイントがあります。あなた自身と会話の相手、それに視界にはいる目にうつっている物、つまり共通の話題です。

とてもシンプルな考え方で、目の前にある物でいいので、あなたと会話の相手を結びつける物を探すというものです。「ひどい天気ですね!」「お昼ご飯が待ち遠しい!」「トランプの再選は勘弁!」

何でもいいのです。

デートのアイデアが必要なのであれば、定番の映画やディナーは外してはいけません。2人で一緒に2時間映画を見るだけで、その映画が最低だったとしても、会話のネタを見つけるには完璧です。

2. 相手の発言を受け入れる

即興での対応には基本ルールがあり、そのひとつはTina Feyが自身の著書『Bossypants』で書いている「そうですね、それで…」です。

会話を台なしにしないためには、相手の発言を前提として受け入れ、そこに躊躇せずに自分の意見を重ねていきましょう。そうすれば、会話を続けることができます。

Feyはこの良い例をあげています。

私たちが即興で会話をしている時に、私が「止まれ、私は銃を持ってるぞ」と言ったとして、あなたが「銃じゃなくて、あなたの指でしょう。ただ指で私を指してるだけですよね」と言ったら、会話は完全に終わります。

ですが、私が「止まれ、私は銃を持ってるぞ」と言った時に、あなたが「それは私がクリスマスにあげた銃だよね!最悪!」と返したら、そこで私の指はクリスマスにあげた銃ということで互いに合意したことになり、会話が進みます。

このルールを使うには、相手の言葉や前提に同意した上で、別の質問や答えを返しましょう。

「ひどい天気ですね!」と言われて「ですよね、溺れそうになって家から出られませんでしたよ」と答えれば、新しい会話の扉を開けたことになります。おめでとうございます!

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3. 自分について話す

即興クラス「improv 101」の練習に、1分間あるテーマについて話すというものがあります。1分間は、回し車に乗ったハムスターのように、窓のない部屋のことから、自分の私生活の詳細にわたるまで話します。

1分間途切れずに話し続けなければならない、という意味ではありません。ちょっとした間が空いたり、脱線することもあるでしょう。ここで言いたいのは、会話が続かなくなってきたり、世間話をしたがらない人と話している時は、遠慮せずに自分自身のことを話しましょうということです。話を聞きたいだけの人もいれば、親密な関係を築くために、オープンに話して欲しい人もいます。

どんなにつまらなそうに思えても、躊躇せずに自分の週末の計画を話しましょう(私は先週末は何もしませんでしたが、結局初めて「ゲーム・オブ・スローンズ」を見ました。このようなことがきっかけになった会話は驚くほどたくさんあります)。

人は、あなたが話したいことを聞きたいのです。少し勇気を出してオープンに話してみましょう。自分の言葉や失敗を逐一分析しがちですが、自分の能力から、最近あったいいことに至るまで、気軽に会話をしてみましょう。

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Image: Michael H/Getty Images

Source: Quartz, Tiny Letter

Josh Ocampo - Lifehacker US[原文