■「爆弾を仕掛けた。大勢を血祭りにあげる」
「恒心教」を名乗る爆破予告の紙が、大阪メトロの駅に貼られていた事件で、別の場所でも同様のことをし、警備員などの業務を妨害した疑いで大学院生の男が追送致されました。
大阪市の大学院生 桑垣裕也容疑者(26)は去年11月、大阪駅前第4ビルのトイレの個室に「爆弾を仕掛けた。大勢を血祭りにあげる」などと書かれた紙を貼り、警備員などの業務を妨害した疑いが持たれています。
■「ストレスが完全にキャパを超えていた。大学院の研究室で作り、ビンの中に洗剤などを入れた」
警察によると、紙にはネット上の架空団体「恒心教」と書かれていて、一緒に注射器や液体の入ったビンなどが置かれていたということです。
調べに対し、桑垣容疑者は「日々研究などに追われる生活だった。ストレスが完全に自分のキャパを超えていた」などと話し、液体を置いた理由について「リアリティが出て恐怖心をあおり大騒ぎになってほしいと思った。大学院の研究室で作り、ビンの中に洗剤などを入れた」と説明しているということです。
桑垣容疑者は、先月、大阪メトロ谷町九丁目駅のトイレに同じく「恒心教」を名乗った爆破予告の紙を貼り、駅員の業務を妨害した疑いで逮捕されています。