日本環境感染学会は病院内、施設内では「特にマスクは常に着用が必要」としています。根拠の記載はありません。質の高い論文並びに現実をみればマスクに明らかなコロナ防止効果がないことは自明です。日ごろエビデンスを重視すると言っているのと矛盾しています。論文と現実をみれば、ここで取るべき対応は決まると思います。
それを超えて、左に記載した「すべき」とする特段の事項を説明する必要があります。
臨床倫理の4原則に照らし合わせてみます。
無危害の原則に立てば、マスク着用にデメリットがない説明が必要です。さらに与益の原則も満たしていません。
常に着用を求めていることから、患者の自立を尊重していませんし、長期入院中の患者、面会者にも実質的に義務としておりQOLを損ねています。また、マスクをしない人が診療を受けられないという現実が起こっているわけで、公正の原則にも反しています。したがって倫理的に正当化されないばかりか、違反する行為と考えます。
3.5万
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