三角関数使わないってよく言うけど、そりゃ純粋三角関数なんて製品の中に組み込まれてりゃ意識することなんてないよ。絵を見て「デッサンなんて必要ない!」って言ってるのと同じ。絵を描かない人には必要ないよねそりゃ。
ただ、実生活でも三角関数は結構便利よ。去年実際に使った例を紹介するね。
目的:
ステージトラックを使った屋外DJイベントで、
・臨場感のあるフロアと、テントエリアをどのくらい離すかを決める
・ステージとフロアの間にスペースを空けるとどのくらいの影響がありそうかを見積もる
考慮したこと:
・「臨場感がある」という印象を持たれる最小の視野角は20°
・視野角は大きいほど臨場感が増すが、80~90°になると臨場感は飽和する
※臨場感と視野角については論文も出てるので探してみてね
計算したこと(画像参照)
・視野角が90°になる範囲はステージ中央を中心としてステージ幅を直径とする円状になる
・視野角が20°になる距離はステージから12.1m
出した結論
・ステージに近づけない施策を打つと臨場感が最大になる範囲がかなり小さくなるため制限しない
・休憩スペースでもあるテントエリアは臨場感がありすぎると落ち着かないため、15m~30m離す
三角関数を使うと良いこと
・現地に行って臨場感を確かめるために試行錯誤しなくてもおおよその目安がつく
・ステージ幅がわかっていればどんな場所でもおおよそのイメージが湧く
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