渓流詩人の徒然日記

完全初心者の女の子が乗る
バイクとして何が良いか。
「250がいいよ」と彼氏（で
はないが）のマルチモデルの
ヤン車乗りが言う。私もそう
思う。
で、その子の一緒に走るだ
ろう周囲の仲間（ツーリング
クラブ新設するらしい）の乗
る車から勘案すると、私が
推したいのはカワサキバリオ
スとなる。
バリオスとはギリシャ神話の
神馬の事。
身長が低いので、足つきが不
安ならばシートのアンコ抜き
加工を最近知り合ったアンコ
抜きが上手な近所の業者に頼
めばいい。
ただ、バリオスはシート高が
745mmでかなり低い部類だ。
一つネックは旧車である事だ。
生まれて初めて乗る二輪車が
旧車だったとしたら、少し諸
条件のハードルが高いかも。
だが、新車等ではカウル付モ
デルではシートのアンコが抜
けない。
また、ローダウンというのを
よく見かけるが、これはマシ
ンの設計ジオメトリーを変え
るのでおすすめはできない。
シートが高いのはアンコ抜き
がベストかと思う。

そして、選択肢として高回転
高出力タイプでないならば、
次のおすすめはカワサキの
エストレヤだ。
シート高さ735mm。
こちらもアンコ抜きができる
シートだ。どうにもレーシー
なモデルは元々シートが薄い
ので着座高を変えにくい。
エストレヤとはスペイン語で
星の事。英語のスター。タンク
のエンブレムも星をモデファイ
している。


エストレヤはカワサキ125TR
と同じ単気筒エンジンだ。
テンショナーに問題を抱える
構造だが、後期モデルはそれ
の対策もなされている。前期
モデルもDIYでも対策改良を
施すのは簡単だ。
このエストレヤは高速度は出
ないが、トコトコと走る車で
非常に乗りやすい。初心者向
きではなかろうか。

傾向性として、その女の子と
走り出そうとしている仲間た
ちの購入予定マシンを見ると
明らかに「ちょい旧車會寄り」
のモデルばかりなので、ホンダ
のレブルなどは選択外となる。
本人は「カタナに乗りたい！」
と言ってるが(笑
しかも、新型カタナではなく
昔のカタナ。

となると、だ。
スズキの250買って、独ヲタ
アッキー仕様の見た目全くカ
タナ風に外装を改造するとい
う手もある。
あれはなかなかイケてる。
最高速全く出ないけど。


でも最高速については、それは
俺の250のように220km/ｈ程出
てしまう2ストクォーターと比
較しての話。
でも本音を言うと、250で最高速
140km/hしか出ないバイクって
どうよ？というのは個人的には
あるけど。

本人はカタナが好きみたいだから
中古車の旧車小ガタナを探す手も
あるけど、高年式か新車GSXに
カタナの外装換装という手もある。
ただ、ノーマルではシート高が
790mmとなる。
まあ、それでも、設立予定のツ
ーリングクラブのメンバーの車
からすると、選択の方向性はア
メリカン系ではない事は確かだ
ろう。
仲間たちからは「ネイキッドに
しろ、ネイキッドに」と言われ
ていた。
「ネイキッド？」ときょとんと
してたので、「裸って意味」と
私が説明したら「私に裸になれ
っていうこと？」と言って、場
が大爆笑だった。
いずれにせよ、自分が好きな車
に乗るのが一番いいよ。
仕事では白い制服着てる船乗り
の弟（俳優のようにウルトラ超
イケメン）も二輪免許を取りた
いそうだから、取ったらたぶん
姉と同じツークラに入るだろう。
そういうのいいね。気の置けな
い仲間同士で作るツーリングク
ラブというのは。MCとはかなり
違うけど。MCてのは血盟団だ
から。
とにかく、若い人たちで二輪に
自分から乗りたがるのは良い
空気に思える。

かわいくカッコいい子だから、
そのうち、こんな感じの乗り屋
になるのではないかな。たぶん。


身近な仲間が一気に6人二輪乗りに
というのは、良い環境だと思うよ。
私の昔の仕事仲間の友人が大企業
なのに社内でツーリングクラブを
作ってた。そいつが会長で。カワ
サキのテン乗りの奴ね。ネトカス
は架空の人物とか例によって脳内
妄想のバカ丸出し言ってるらしい
が(笑
俺が言う事は全て嘘にしたいバカ
連中な、ネラーのネトカスは。
「俺って架空人物らしいよｗ」と
友人は言ってた。俺は犯罪のスク
ツの悪所の落書きは読まないから
深くは知らないが。
2ちゃん5ちゃんを情報の拠り所
などにしてる奴は世の中の本馬
鹿だぜ。

友人から聞くと、仕事で何度も
会ってる所長やいくつもの商談
を一緒に成約させた営業マンも
クラブマンだったらしい。
あとから聞いてちょい驚いた。
仕事の時はバイクの話とか一切
しないから。
そういえば、その会社ではなく、
ディーラーなどでもバイク乗り
は異様に多かった。その人たち
とは飲みに行った時にバイク話
で盛り上がったりしてたけどさ。

基本的に私は私から人にバイク
に乗る事は勧めない。
だが、本人から乗りたいという
言があった場合に限り、バイク
の話をする。ずんどこする(笑
知ってる事は話し、知らない事
は知らない、と言う。
カタログスペックを並べて講釈
垂れる事は無い。話すのは「所
見」だ。
ただし、乗り方についてはとこ
とん言う。
オートバイという乗り物は「好
きな乗り方でよい」という乗り
物ではないからだ。
たぶんそういう手前勝手な感覚
だと、確実に何らかのトラブル
を呼び込むのが二輪という乗り
物である事は不動の定理だから
だ。
そしてそのトラブルは危険と常
に共にある。

オートバイは人が乗る。
人によって訪れる未来は異なっ
て来る。
一人でもオートバイで不幸にな
る人が増えない事を私は心から
願っている。