「万博の大阪府民一人当たりの経済効果は23万8600円」
今日(昨日か)の公明党からの質問が「万博の費用を市民に割り戻したらいくらか」という質問が理事者になされ、「実際に負担する額ではないが単純に割り戻したら2万7千円」というやり取りがあった。
理事者はそう聞かれたら、意味がない数字でも単純に割り戻した数値を答えざるを得ない。
するとメディアは見出してセンセーショナルに取り上げる。実に非建設的。
そもそもメディアに見出してやられるのは明確なので、この時期に敢えて水を刺すようなやり取りをすべきではない。
会見でも述べたが、誤解して実際に「増税される、支払いが増える」と勘違いされる方が出る。SNSでもお見かけした。
再三答弁しているが、事業費はその総額として適切かの議論をすべきであって、一人当たりに割り戻して議論する性格のものではない。
防衛費5兆円を国民1億人で割り戻すと「市民一人当たり負担額は5万円」になる。うちは5人家族だから25万円の負担です。なんてこと議論しても本質的な議論の中身にならない。
5兆円の支出が我が国の安全と平和を築くため必要な支出であることを議論すべきであって一人当たりに割り戻すような議論は建設的なものとは到底考えられない。
特に、万博はいま一部のメディア(もはや多くのメディアで潮目が変わりつつある中で、極一部のメディア)から見出しで遊ばれるようなネガティブな発信がなされることが明確な中で、こういったやり取りが議会でなされることは残念でならない。
ただ役人は議会で「人口で割り戻した数値はいくらか」と聞かれたら、意味がなくとも機械的に割り戻した数値を答えざるを得ない。
私に聞いてもらえれば答弁として対抗するが、理事者は詰められたら答えざるを得ないし隠すと逆に意味がある数字のようになる。
再度申し上げるが、こういったネガティブな手法でセンセーショナルに見出しで取り扱われるリスクがある中で、いま、このやり取りをすることは市民の不安を徒に煽るだけの非建設的なやり取りと言わざるを得ない。
今日は英国パビリオンのレセプションだった。
大使や総領事、また英国の多くの企業や人々が必死になってパビリオンデザインやメッセージを考えてくれてる時に一部メディアでこういった報道になることが残念でならない。
日本での万博を盛り上げるため全力で取り組んで頂いている中、誠に申し訳ない。
最後に先日だされた経済効果の大阪府での効果額(拡張ケース2)の2兆1千億円を府民880万人で割り戻した数値を冒頭に記載しておくこととします。
見出しで一人当たり費用を報じた社は、今後、もし議会で経済効果の額を人口で割り戻した数値を聞かれ答弁した場合は、この数値も「見出しで」報じるべき。
断言するが、今回ネガティブに見出しで報じた社は、冒頭の数字を見出しで報じることはない。
そんなことでメディアの公平性があるのか多いに疑問ですがね。
さて明日はセレッソのホームゲームに伺った後、和泉市にいきまーす!
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