注意が呼びかけられるエリアは、北海道から千葉県にかけての7道県、計182の市町村。これらの地域では巨大地震が発生した場合に震度6弱以上の非常に強い揺れかあるいは高さ3m以上の巨大津波が想定されていますのでこれに対する注意を呼びかけるということになります。

この情報が発表される頻度は⁉
福島隆史さん:
まず押さえておきたいのは、あくまでも注意を促すという情報なので、この段階では、国も自治体も住民に対してただちに避難を呼びかけたりはしないんですね。
過去の統計では、マグニチュード7以上の地震が発生してから1週間以内にマグニチュード8以上の大地震が発生した例というのは実は100回に1回程度しかありません。
この情報が発表される頻度なんですけれども、おおむね2年数か月に1回という頻度です。この情報の運用が始まってから、もう既に1年数ヶ月が経ちましたから、今年中にこの情報の第1号が発表されてもなんら不思議ではないわけです。
青森県では28の市町村に発表される可能性があること、過剰に恐れる必要はないんですけれども、実際に発表された場合には、日頃からの地震の備えを再確認しつついざというときには、ためらわずに身を守る避難行動をとるというようなことを覚えておいていただきたいと思います。

万が一に備えて避難態勢の準備を!
小野寺アナ
「北海道・三陸沖後発地震注意情報が発信されたからと言って必ず後発地震が起きるとは限らないため、国は『事前の避難を呼びかけな』』としていますが、万が一に備えてこんな避難態勢の準備を求めています。一部抜粋しました。
沿岸部そしてスムーズな避難が難しい人たちで地震の揺れを感じたり、津波警報が発表されたりした場合およそ1週間程度は、すぐに逃げられる状態にしておく。
例えば高齢者やこどもと同じ部屋で寝たり、逃げやすい服装をしたりすることがあげられます。
あとは誰もがいま出来ることとして避難場所・そこまでのルート・家族との連絡方法の確認、家具の固定の再確認などがあります」

先川さん
「青森だと冬の避難も考えられるから、雪道だと避難にどれくらい時間がかかるのかとか見直しておいたほうがいいですね」
小野寺アナ
「たしかに低体温症のリスクもありますので、防寒対策も大事ですね」
福島さんも話していましたが、マグニチュード7以上の地震が発生した後、1週間以内に(マグニチュード8クラス以上の)巨大地震が発生する確率は100回に1回と言われています。
地震が起きなかった場合に空振りと捉えるのではなく、素振りだと考えて日ごろからの備えはもちろん、こうした情報をきちんと知ることが防災対策には重要になっています。
青森テレビ「わっち!!」(月~金曜夕方4時25分)2024年3月11日放送回より