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新駅ビルの建設や周辺道路の再整備が進む神戸市の中心部・三宮。JRや阪急、阪神など6駅が集積する兵庫県内最大のターミナル駅だが、駅名は「三ノ宮」「神戸三宮」「三宮」「三宮・花時計前」とバラバラ。統一しようと考えられた時期もあったというが、なぜ異なる名前なのか。その歩みをたどってみた。(高田果歩)
神戸に鉄道が走ったのは今から150年前の1874年。大阪―神戸間に開通し、終着駅として神戸駅が設置され、現在のJR元町駅の付近に三ノ宮駅は誕生した。
神戸の歴史に詳しい県立兵庫津ミュージアム名誉館長の田辺眞人さん(76)によると、駅名は、近くにあった地域のシンボル「三宮神社」から付けられ、土地鑑のない人でも読みやすいように「ノ」が加えられたという。
現在の三宮エリアに最初に開業したのは、1905年の阪神だった。その後、東海道線が高架化されるのに伴い、31年に三ノ宮駅が現在の位置に移動。元の場所には現在のJR元町駅が誕生した。その後、阪急も三宮エリアに延伸。田辺さんは「わずか数十年で街がダイナミックに変わるのはめずらしい」と話す。
現在、三宮エリアにある駅は六つ。JR西日本は「三ノ宮」、阪神と阪急は「神戸三宮」、神戸市営地下鉄西神・山手線と神戸新交通ポートライナーが「三宮」、市営地下鉄海岸線は「三宮・花時計前」の名前が付く。
今から10年ほど前、駅名を巡り、「神戸の中心駅」であることを明示しようという動きがあった。阪急は2013年、阪神は14年に「神戸三宮」に名称を変更。一方、15年に市がJR西日本に「『神戸三宮』に統一してほしい」と要望したが、実現には至らなかった。
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