民間の小型ロケット「カイロス」、4度の延期乗り越え打ち上げへ…「宇宙輸送サービス」事業化を目指す

スクラップは会員限定です

メモ入力
-最大400文字まで

完了しました

 国内で民間初の小型ロケット発射場を和歌山県串本町に整備した新興企業「スペースワン」(本社・東京)は26日、初号機「カイロス」(全長約18メートル)を3月9日に打ち上げると発表した。ただし、天候によってはずれ込む可能性がある。

ロケットの打ち上げ場所(左)と組み立て棟(2022年12月、和歌山県串本町で)
ロケットの打ち上げ場所(左)と組み立て棟(2022年12月、和歌山県串本町で)

 同社はキヤノン電子や清水建設などが出資し、2018年に設立。ロケットに小型人工衛星を搭載し、目的の軌道に乗せて依頼主から対価を受け取る「商業宇宙輸送サービス」の事業化を目指している。

 初号機は21年度中に打ち上げる計画だったが、コロナ禍やロシアのウクライナ侵略で部品の調達が遅れ、計4回延期していた。宇宙空間に到達すれば、国内の民間企業では「インターステラテクノロジズ」(北海道)に続き2例目になる。

 打ち上げ当日は、定員2500人の見学場を2か所に設置。チケット(大人3000円、子供1500円)は今月29日から、「ロケットカイロス初号機打ち上げ応援サイト」で販売する。

スクラップは会員限定です

使い方
「科学・IT」の最新記事一覧
記事に関する報告
4973720 0 科学・IT 2024/01/27 11:48:00 2024/01/27 11:48:00 2024/01/27 11:48:00 https://www.yomiuri.co.jp/media/2024/01/20240127-OYT1I50027-T.jpg?type=thumbnail
注目コンテンツ
 
読売新聞購読申し込みキャンペーン

読売IDのご登録でもっと便利に

一般会員登録はこちら(無料)