花王が1日で一転、ジャニーズ所属タレントのCM起用を中止 マクドナルドと第一三共も契約満了後更新せず

スポーツ報知
ジャニーズ事務所

 大手消費財化学メーカー「花王」は12日、ジャニーズ事務所のジャニー喜多川元社長による性加害問題を受け、同事務所所属タレントの広告・販促物等の展開を中止すると発表した。11日には「変更の予定はない」としていたが、わずか1日で一転した。

 ジャニーズタレントの“起用継続”を表明していた花王が、わずか1日で中止の判断に至った。

 同社は7日の会見にも出席した井ノ原快彦(47)が所属する「20th Century」や、SexyZoneの中島健人(29)らをCMに起用していた。中止の理由については「性加害の問題は、花王人権方針の基本的な考え方に反します。また、ジャニーズ事務所所属タレントを起用した広告等により、さまざまな思いをいだかれる方もいらっしゃると考えます」と説明。すでに、一部の広告が公式サイトから削除されている。

 今後については「ジャニーズ事務所が行う改革や再発防止の取り組みを確認した上で判断します」。花王は11日、取材に対し「広告タレント起用につきましては、現段階では変更の予定はありません。まずは事務所の今後の実行内容を注視していきたい」としていた。

 一方、この日もジャニーズ所属タレントの起用見送りの拡大が続いた。俳優・木村拓哉(50)を広告に起用する日本マクドナルドは「いかなる人権侵害も許容することはできない」とコメントし、契約期間満了後は更新しない方針を発表。かぜ薬「ルルアタックシリーズ」のCMに嵐の松本潤(40)が出演している第一三共ヘルスケアも、同事務所が被害者の救済策や再発防止策を講じなければ、現時点の契約は期間満了で終了し、新たな契約もしないとしている。

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