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Transgender Japanへ抗議書を送りました

🟣追記 2023年2月6日

 このことでは、後援をした新宿区から、主催者「Transgender Japan」あてに、添付写真の通り2023年2月2日付で「表現に配慮するように」との通知が出ました。酷い侮蔑的表現であり、攻撃的に過ぎるから当然でしょう。

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新宿区からTransgender Japan宛の通知書


 本来は新宿区として「後援」を事後的にでも取り消すのが正しい姿勢と考えますが、日本の性自認至上主義の思想運動は、他者を攻撃・侮辱してはばからない、議論の封殺ばかりだという異常な事態に陥っていることを示したものです。
 当会も、集まりにメッセージを寄せた各政党あてと同様の趣旨で、苦情を申告してきました。

 新宿区は今後、「FUCK TERFs」などのプラカードやバッジが出るような集会、デモに対しては「後援」はしないとみられます。他の自治体においても留意してほしいです。
 何よりも広く国民にこの異様さを知って欲しいです。どうぞ、広く紹介して下さるようにお願い申し上げます。

⭕️Transgender Japanへ抗議書を送りました

 当会は、2022年11月20日、Transgender Japan共同代表 畑野とまと氏、浅沼智也氏、事務局長 村田しゅんいち氏に抗議文をおくりましたので、転載してご報告いたします。
※データPDFは以下です。

 なお、このパレードの第4梯団のコール文は下記でした。抗議文には入れていませんが議論すべきところが多々あると考えます。

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[追記]
4号車だけでなく、2号車関係でも「FUCK TERFs」プラカードがあった模様です。以下画像より。

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⭕️ 抗 議 書

(冒頭挨拶文は省略)

http://march2022.wp.xdomain.jp/contact%ef%bc%88%e3%81%8a%e5%95%8f%e3%81%84%e5%90%88%e3%82%8f%e3%81%9b%ef%bc%89/

Transgender Japan

 共同代表  畑 野 とまと  殿

 同    浅 沼 智 也  殿

 事務局長  村田しゅんいち  殿

🟣 抗 議 の 趣 旨


 2022年11月12日、東京新宿区内で実施の「東京トランスマーチ」において、参加者が「Fuck The TERF」というプラカードを掲示したこと、まして、これにつき主催者である貴団体が同月13日「全く問題ありません」としバッジ「Fuck TerFs」を示して容認と推奨したことにつき、ここに深刻な恐怖感を表明しつつ、満身からの怒りをこめて抗議する。 

🟢 抗 議 の 理 由


1 第2回目だとする11月12日の集まりでは、参加者の中に下記のとおり「Fuck The TERF」というプラカードを掲げていたものがおり、最後まで参加していたとのことである。

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 そして、主催者である貴団体は、下記ホームページにて、同月13日「全く問題ありません」とし容認と推奨をし、更に下記バッジを掲示した。

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 よって、今後の集まりでは、この文言、類似した文言のプラカードが多数掲示される可能性が高い。             

http://march2022.wp.xdomain.jp/%e3%80%8cfuck-the-terf%e3%80%8d%e3%81%a8%e3%81%84%e3%81%86%e3%83%97%e3%83%a9%e3%82%ab%e3%83%bc%e3%83%89%e3%81%ab%e3%81%a4%e3%81%84%e3%81%a6/

2 「Fuck」は、言うまでもなく他人に対する攻撃、侮蔑用語である。源義は「性交」であり、性的な意味合いをこめた他人に対する悪質かつ低俗な用語である。だからこそ、上記で貴団体が引用した下記歌の動画サイトの表示も「F***」としている。

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 また「TERF」は、トランス排除的ラディカルフェミニスト trans-exclusionary radical feminist)の趣旨とされ、トランスジェンダー、特にトランス女性に対して排除、排斥的な立場を採るフェミニストのことを言うとされる。

 このような言葉であるのに、貴団体は「特定の個人・団体・集団などへの攻撃ではなく『私たちを執拗に差別・排除しようとする思想』」への抵抗であるから問題がないとする。

 これはまったくの偽りであり、屁理屈にもなっていない。当会を初め、疑義を呈する殆どの論者は「トランスジェンダー女性らの衣装、仕草、生活などにつき揶揄すること、仕事の差別をすることは間違っている」とし、しかしそれと「男性器あるままのトランス女性も女性として遇せよ」「女性への性別変更を」とすることは別の問題であり、その考えについて疑義を呈しているのである。トランスジェンダリズムに反対しているのであり、トランスジェンダー女性を排除、排斥的にしているのではない。だからこそ、当会にも性別不合の団体らが賛同し、レズビアンなど性的少数者の団体、性犯罪被害の支援者らの団体とともに活動することもできるのである。


3 女性トイレ等の女性スペースについて利用公認とすることに賛同できないと考える。これは、トラブルがある前には確認も聞くこともできない「ルール・建前」の問題ではあるが、それを「トランス女性は女性だ」として利用公認することはできないと考えるのである。

「女性トイレ」は、もともと共同便所しかなかったところを、性犯罪の加害者は殆ど男性器を持つ人たちであるから、多大な犠牲の上で女性のために確保された女性スペースの1つである。それをトランス女性(その定義も不明確であり、性表現まで言われていることからすると、女装家までも含まれる可能性があるが)の利用が公認されることとなると、怪しげ目的の男も容易に入れるようになってしまうではないか。女性スペースから排除されているのは、男性器ある人のすべてである。

 また女性スポーツで「トランス女性は女性だ」として選手権の参加も許容すれば、身長、体格、筋肉などで優位に立つこと明らかである。近代になってようやく成立した女性スポーツの崩壊になる可能性が高いから反対している。女湯はもちろん性犯罪被害、DVからの女性の避難場所、医療、刑務所、いわゆる女性枠、統計等々でも、「トランス女性は女性だ」「性別変更を認めよ」などして対応すれば、近代社会が崩壊する程の混乱となるから反対している。

 既にこれら事態、特に女性スポーツでの混乱は各所で起きている。貴団体が、先行してきたキリスト教文化圏では様々な混乱と事件が多々あることを知らない訳はなかろうし、それを無視するは傲慢かつ詐欺的であり、知らないならば研究不足に過ぎる。今、イギリスでは正常化に舵を切ったが、そのような暗愚な道を周回遅れでついていくは、愚の骨頂である。

トランスジェンダリズムは、女性の権利法益、公平性を簒奪する思想運動であると言う外ない。


4 貴団体は、トランス女性を排除しているのは、男と男社会であること気づき、闘われたい。男が男トイレで時に揶揄するなどして入りにくくさせ、男社会によってこそ様々に差別されているのではなかろうか。

 女と男の性別は、現生人類になる前から存在する。性分化疾患の方はいるがどちらかの性別であることは確かである。2003年特例法は、性表現とか性自認に食い違いがあるだけでなく、「身体違和」がきつい人につき性別適合手術を許容すると明確にし、法的な性別変更の道を開いた救済法であり「みなす」変更である。

 多様性・個性があるのは、時代と地域の違いで大きく異なる「ジェンダー」についてなのであり、各個人の個性を反映した自由権の行使である。いわゆる女性装をし、あるいは女性と認識する男性がいて良いではないか、自由ではないか、その差別・揶揄をしてはならないのである。

 トイレについて言えば、女性トイレではなく、男性トイレこそを構造を工夫しつつ、元々の「共用トイレ」に戻すことにより、トランス女性も入り易くさせるべきではないのか。女性は男性器ある人に対し恐怖感を持つが、男性はトランス女性につき違和感はあり得ても恐怖感はない。トランス女性に対して時に男性からの事件があると聞くが、それこそを強く批判・解決し、性犯罪被害の多くを受けている女性らに恐怖を与える「女性トイレの利用公認を」などとはしないで頂きたい。

 貴団体は、トランス女性を生きにくくさせている男と男社会相手にこそ、闘われたい。


5 今回、プラカード「Fuck The TERF」が登場し、貴団体は、「全く問題ありません」としバッジ「Fuck TerFs」を表示した。

 英語圏で、「TERF」がどう使われてるかを示そう。

 1つ目の写真は「おいTERF、鉄条網を巻いたこのバットの先端部でファックしてやるからな」

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 2つ目の写真は、血だらけの「I punch TERFs」と書かれたシャツを着て、残忍な笑みを浮かべている。

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 3つ目の写真は「これでもくらえ」

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 4つ目の写真は、カナダのバンクーバーの女性向けシェルターにスプレーで書かれた落書き「Kill TERFs」「Trans power」。このシェルターにはネズミの死骸がドアに打ち付けられていた。

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 これが、先行してきたキリスト教文化圏でのトランスジェンダリズムの運動である。これはほんの一例にすぎず、世界中でこういうことを女性やフェミニストに対してやっているのが、トランスジェンダリズムの思想運動である。   「TERF」という言葉は、ある特定の集団(ここでは、トランスジェンダリズムの思想運動に与しないフェミニスト)に対する暴力と虐殺という文脈で用いられ、女性を暴力で黙らせるために用いられているのである。

 貴団体は、せっかく文化的背景が大きく異なる日本の団体であるのに、これらキリスト教文化圏での女性の権利法益、公平性の簒奪、女性らを侮辱する男尊女卑の思想運動と同じものだと認めた、それも暴力的な姿勢を隠すこともしなくなったという地点に陥ったという外はない。


6 以上のとおり、当会はもとより、多くの疑義を呈している女性らは、今回「Fuck The TERF」というプラカードが出たこと、貴団体が「全く問題ありません」とし、バッジ「Fuck TerFs」まで示して容認と推奨したことにより、深刻な恐怖の下にある。そして同時に、激しい怒りを感じている。

 ここに当会は深刻な恐怖感を表明しつつ、満身からの怒りを込めて、貴団体に強く抗議する。


以 上

2022年11月20日

女 性 ス  ペ ー ス を 守 る 会
―LGBT法案における『性自認』に対し慎重な議論を求める会―

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