国内からオンラインカジノサイトにアクセスして賭博行為をしたとして、茨城県警はユーチューバーの「ストマック」こと自称会社経営藤野正一容疑者(49)=自称タイ・バンコク在住=を常習賭博の疑いで逮捕し、29日発表した。容疑を否認しているという。
県警生活環境課によると、藤野容疑者は2022年11月1〜26日ごろ、東京都内の実家などでパソコンやスマートフォンからオンラインカジノサイト「エルドアカジノ」にアクセス。トランプカードの合計点で勝敗を争う「バカラ」で計41回にわたって賭博をした疑いがある。
藤野容疑者は「ストマック」というハンドルネームで活動し、競馬などギャンブル関連の動画をユーチューブなどで配信していた。ユーチューブチャンネル「ストマック」の登録者数は29日時点で約12万7千人。
自身がバカラ賭博をしている様子も実況付きでライブ配信していたという。22年10月、県警に情報提供があり捜査を開始。藤野容疑者が海外から帰国するタイミングで、国内の空港で逮捕したという。
同課は、「サイト運営側が違法性がないと主張したとしても、国内からオンラインカジノサイトを利用して賭博行為をした場合は犯罪になる」として、注意を呼びかけている。(宮廻潤子)