過去編ラスト!
およそ2話分の文量です。
その少女は、同じクラスの所属だった。
少女の名前は、エニグマ。
親の都合で、外国から日本へとやってきたらしい。
あれ以降、彼女は何かにつけて僕に関わった。
体育の体力測定。
テストの結果。
思いつく限りの全てで、僕に挑んで。
そして、彼女は全敗した。
その度に不満を漏らして地団駄を踏み。
僕は、その度に彼女を無視し続けた。
そして、同時に観察し続けた。
彼女と出会って、もうすぐ1年が経過しようとしていた。
中学1年生の、冬。
いい加減、エニグマという少女について、理解ができていた。
彼女は誰にでも明るく、優しく、元気で。
まるで、太陽のような存在だった。
彼女はクラスの中心人物。
告白された数は数しれず。
男女ともに多くの友達を作り。
学級委員を自ずから立候補。
生徒会にもその名を連ねる。
充実した学園生活を送る、俗にリア充と呼ばれるべき存在。
僕は、その姿に吐き気すら催した。
その姿はまるで、死んだ『彼女』のようだったから。
容姿が違う。
性格が違う。
それでも、どこか似ていた。
その小さな体から溢れる、温かさ。
そこにいるだけで、他の人を笑顔にしてしまう気質。
……あの子も、そうだった。
そこにいるだけで、みんなが集まる。
みんなが笑い、みんなが楽しそうにしていた。
エニグマを見ていると、どうしてもあの少女の姿が過ぎる。
……きっと、僕の嫌いは、彼女の容姿や性格に対するものではないのだろう。
僕は、エニグマがあの少女に似ているから、嫌いなのだ。
「ちょっと! 待ちなさいよ、成志川!」
帰り道、後ろから少女の声がする。
学校で僕に話しかけてくる少女は、一人だけ。
僕は振り返ることなく歩き続けると、彼女は僕の前へと回り込む。
「待てって言ってんでしょうが! あんたその年して耳遠いわけ!? 帰りの会で学園祭の案だしするって聞いてなかったの! ただでさえ友達が少ないんだから……せめてこういうのに参加しないとだめじゃない! 戻るわよ!」
「…………」
下らない、気持ち悪い。
何だ、なぜ僕に話しかけてくる。
どうして、そこまで僕に関わろうとする。
内申点稼ぎか?
学校一の問題児を更生させたって、実績が欲しいのか。
分からない、分かりたくもないけれど。
お前はその表情の裏で、いったい何を考えている。
「……ご苦労だな、毎度毎度、お優しいことで」
「あら、ほめてくれるの? ありがとう成志川!」
嫌味に、真正面から言葉を返され。
僕は思わず、歯を噛みしめた。
しかし少女は、僕の内心など知ったことかと歩いてくる。
「さ、帰るわよ。みんな、アンタのこと待ってんだから」
少女は、僕の肩へと手をのせた。
その手はとても、暖かくて、優しくて。
僕の視界に、ノイズが走った。
『触らないで、気持ち悪いって言ってんでしょ……』
断片的に。
『は? いや……ごめん、ちょっと無理だわ』
蘇ってきたのは、過去の光景。
『近寄らないで!』
それは、僕が忘れたかった少女の、最期の姿。
『あんたなんか先生に言いつけてやる! 分かるでしょ、アンタと私、どっちが信用されるかなんて!』
【お前なんて、誰も信じないに決まってる】
瞬間、目の前が、赤く染まった。
気が付けば、僕は彼女の手を払っていた。
少女は驚いたように後ずさり、その場にへたり込む。
その目には驚きが見て取れた。
……なにを、驚いている。
僕は、こういうやつだ。
女にも、老人にも、子供にも。
何の容赦もなく手を上げる、人間失格の悪魔だ。
僕は頬を吊り上げ、笑って見せた。
「僕は! ……僕は、独りだッ」
それが、僕の見つけた、たった一つの正しい生き方。
残酷で、何一つ救えなくて、救いもなくて。
様々な言葉に着色された、腐り果てた現実。
それを、死ぬまで活き続ける、僕の生き方。
幸福感も、快楽も、食欲も睡眠欲も。寿命でさえも。
何もかもが、腐った肉を飾り付けるだけの概念に過ぎない。
どれだけ見た目を装っても、その内面は、実情は変わらない。
現実は、残酷だ。
「僕が、何をしたっていうんだ! なにか、悪いことをしたか! 何か罪をかぶったか! 否、断じて否! 僕は何の理由もなくここに立っている。この地獄の最果てに立っている! それが現実、理由なく弱者が冷遇され、殺される! それが現実だ!」
みんなが僕を待っている?
冗談を抜かせ、僕は誰にも、必要とされちゃいない。
生まれつき捨て子だった僕自身が、それを何より証明してる。
親はいなく、兄弟もおらず。
友達も、恋人も、何もいない。
僕には、何もない。
「お前はいいよなァ! 何一つ不自由なくて! いままでずっと、幸せに暮らしてきたんだろう! そして、これからも……ずっと、死ぬまでお前は幸せだ! ははっ、僕と大違いじゃねぇか!」
その言葉に、少女は大きく目を見開いた。
彼女は立ち上がる。
彼女は何か、言いかけて。
口にだす直前で、その言葉を飲み込んだ。
「……あんたがそう思うのなら、そうかもね」
その言葉は、僕の苛立ちを増長させた。
僕は【遮断】を使い、その場を立ち去った。
彼女の隣を横切る際に、最期の言葉を吐き捨てて。
「二度と、僕に関わるな。お前の幸せが、僕を不幸せにする」
「ちょ、ま、待ちなさいよ――」
エニグマの声が、背後から聞こえた気がした。
だけど、僕はもう止まらない。
まるで、彼女から逃げるように。
言いたいことだけ吐き捨てて、勝ち逃げるように。
僕は、その場を立ち去った。
――その日から、僕は学校に行かなくなった。
☆☆☆
学校へ行かなくなって、一週間。
僕は、まるで嫌なことから逃げるように、戦いに明け暮れていた。
ただ、ひたすらに戦った。
格上にも戦いを挑んだ。
異能者という異能者、片っ端から勝負をした。
何度も負けて、何度も勝って。
勝って、負けて、負けて、勝って。
負けて、勝って、勝って、勝って。
気が遠くなるほどの、戦いの連続。
全てを終えて。
まだ、一週間しか経っていないと気が付いた時。
僕は、一種の絶望を覚えた。
ああ、僕は……あの少女から逃げられない。
戦っている間だけ、嫌なことを忘れられる。
忘れていられる。
だけど、戦いは刹那だ。
終われば、全てを思い出す。
思い出さずには、いられない。
「…………はぁ。恥ずかしいこと、言っちまったな」
僕は、その場に座り込んで呟いた。
場所は路地裏。
降りしきる雪が頭につもり、体を芯から冷やした。
戦いつかれて、少し、冷静になれた気がした。
すると……どうだ。
何も知らない少女に向かって、少々言い過ぎた気がしなくもない。
というか、そんな気がする。
僕は立ち上がろうと力を籠めると……ズキリと、右足に痛みが走った。
「痛……ッ、こ、れは……骨がイカレてやがるな」
さっきの戦いで、持っていかれたか。
これでも、S級に近しい実力は持っているはず。
それでもなお、やはりこの国の異能力者は強いのだ。
海外を超越しているとさえ思う。
さすがに霧矢ハチと同等の異能力者は見当たらないが……それでも、脅威には違いない。
「クソ……保険証なんて、あったか」
生憎、活性の力は得意じゃないんだ。
骨に傷が入れば、一般人と同じく、病院の世話になるしかない。
僕は足を引きずり、最寄りの病院へと歩き出す。
路地裏から表通りへと入り。
たまたま、そこで一台の救急車とすれ違う。
「……っ!?」
それは、何の変哲もない光景だったろう。
されど、僕は目を見開いて、その姿を追った。
僕の力、【
それは空間に作用する力。
ゆえに、僕は空間の把握能力を異能に組み込んでいる。
加えて今は、戦闘直後。
異能を解いて、間もない状態。
まだ、空間の把握能力が、かすかに残っていた。
だからこそ、気が付けた。
「……エニグマ?」
気が付けば、僕はその救急車を追っていた。
☆☆☆
「あら、アンタ成志川じゃないの! 一週間ぶりね!」
夜の、11時過ぎ。
既に消灯時間は過ぎている。
それでも少女は、起きていた。
月明かりに照らされて。
その金髪は、美しいくらいに輝いていた。
だけどその姿は、儚く見えた。
「…………」
「なんか言いなさいよ……。まあ、いいけど」
少女はそう言って、窓の外へと視線を向けた。
彼女は優しく、微笑んでいた。
「私ね、あんまり長く生きれないのよ」
その言葉に、僕は心臓を鷲掴みにされた。
「……なん、で」
「なんか、そーいう病気でね。本来、この年まで生きてこれたことが奇跡、ってね! まー、そういうわけで、藁にも縋る気持ちで、日本の名医のところまで来たんだけど……やっぱり、ダメみたい」
少女は、表情を一切崩さず、そう言い切った。
その姿が、その笑顔が。
まるで、張り付いたようなその態度が。
僕は、どうしようもなく気にくわなかった。
「……なんで、あの時、言い返さなかった」
僕は問う。
僕が恵まれているとは思わない。
同時に、彼女も恵まれているとは思えない。
なら、あの時、あの瞬間。
僕の言葉に、どうしてお前は……!
「なんで、って」
「お前は! ……お前は、僕とは違う」
僕がお前と違うんじゃない。
お前は、僕とは違うんだ。
小さくて、それでいて、僕にとっては大きなニュアンスの違い。
僕は抗える立場にあった。
僕は戦える立場にあった。
僕は……生き方を選べる場所にいた。
この場所に立っているのは、すべて、僕の選択によるものだ。
悪いことは、何もしていない。
だけど、ここに立つ以外の未来を、選べたかもしれない。虐めを真正面から打ち負かして、幸せに生きた未来だってあったかもしれない。
真っ当に生きて。
異能なんて知らなくて。
友達に囲まれて、彼女も作って。
それこそ、霧矢の言ったように。
楽しく、元気に過ごしてた未来も、あったかもしれない。
だけど、お前は……。
お前には……選べる未来が、なにも無い。
僕は拳をにぎりしめる。
何が不遇だ、何が不幸だ……ッ。
この少女の前で……僕は、なんてことを口走った!
拳から血が滴る。
噛み締めた唇から、血が溢れた。
それを見て、少女は笑った。
「ったく、他人と自分を較べて、幸、不幸だなんて……つまんない考え方してんじゃないわよ」
僕は、少女へと視線を向けた。
「私はね、他人と比べるのが大っ嫌い」
それは、少女の本音だった。
僕か憧れた、太陽のような小さな少女。
僕が忌んだ、暖かくて優しい少女。
そんな彼女の、僕の知らなかった心の底。
「誰かがやってるから、自分もやらなければならない。そんな考えはクソッタレよ!
他人は他人、自分は自分! 自分が幸せだと思えば幸せだし、自分が不幸と思えば不幸なの! 幸不幸の天秤を他人に預けるなんざ愚の骨頂よ!」
夜の病室で、少女は叫ぶ。
僕は喉を鳴らして、少し上を見た。
そんな僕を、エニグマは見つめていた。
「あんたの過去に興味は無いわ。ぶっちゃけ、老い先短い人生で、人のことに興味を抱く暇ないからね! だけど、あんたはそれを不幸に思って、悩んで、苦しんで、そんでもって生きてんでしょ? なら、他人と比べる必要なんてない。あんたは不幸だ」
気がつけば、僕の視界はぼやけていた。
自分の頬に涙が伝って。慌てて拭いた。
少女は、笑っていた。
その頬に、大粒の汗を流しながら。
それでも、嬉しそうに笑っていた。
「それに、勝手に私を不幸だと思わないでくれるかしら! 私は今が、とっても楽しい! あと、どれだけあるかも分からないこの人生! 思う存分生きてやるって決めてるんだから!」
「……そういえば、世界征服、とか言ってたか」
そう笑うと、少女は笑った。
彼女は浅く息を吐き、眉を寄せながら、それでも楽しそうに笑っていた。
「ええ、そう、よ。……でもって、アンタはその手伝いしてもらうん、だから。……なんか、強いんでしょ? 世界征服には、うってつけ、じゃない」
既に、彼女の言葉は途切れ途切れになっていた。
僕はその姿に、拳をさらに強く握った。
だけど、必死にそれを悟らせまいと、笑ってやった。
「そう、だな。じゃあ、早く治せ」
「……ええ! 約束、だから、ね……」
少女は、力尽きるように瞼を閉ざし、ベッドへと横たわる。
その姿を見つめ、僕は、押しっぱなしになっていたナースコールから手を離す。
……じきに、医者がここに来るだろう。
それでもきっと、時間稼ぎがいい所。
彼女は正攻法じゃ、治らない。
なら、邪道ならば、どうだろうか。
「……願いを叶える、黒いノート」
聞いたことがあった。
最近、少しだけ噂になっていたから。
願いを叶える10冊のノート。
それらは1冊1冊が、禁忌そのもの。
膨大な想力がこめられた、願望器。
それら全てを集めたのならば、きっと、それはどんな奇跡をも可能にする。
ならば、その内の1冊、一欠片。
それだけあれば、不治の病程度、治せるはずだ。
僕は大きく息を吐き。
想力の限りを込めて、周囲一帯の空間を把握する。
意識を高め、集中しろ。
探れ、探れ。
飛び切りイカれた、想力量を。
水面下に潜るような感覚。
大粒の汗が滴り落ちて。
僕の感知できる空間が、際限なく広がってゆく。
今までの限界など、とうに超えて。
周囲10キロ以上を網羅した僕は。
やがて、目を見開いて口にした。
「【僕は、その場所に立っていた】」
気がついた時、僕は全く別の場所に立っていた。
視線の先には、血に濡れた一人の男。
その男は僕を振り返る。
その男は、薄紫色の髪をした、優男だった。
色鮮やかな着物に身を包んでおり、その姿は現代日本においては奇抜が過ぎる。
しかし、その奇抜さ、色鮮やかさを超えるほどに、強烈な血の色。
「……おや? 君、いつからそこにいたのかな?」
「……聞いたことがある。お前、物の怪の類か」
瞬時に理解した。
この男、人間ではない。
奴の目の前には、貪り食われた無数の女。
そして、奴の口にはべっとりと鮮血がへばりついていた。
――食人。
その事実に吐き気はするが。
自分で思っている以上に、冷静な自分がいた。
「ん? まぁーねー。君こそ、普通じゃないと見えるけど。もしかして、例の異能力者、って奴かな? 陰陽師以外の異能者と会うのは初めてでね。間違ってたらごめんねー」
「謝罪はいい。ただ、僕の望みは一つだけ」
僕は、男の両手へと視線を向ける。
そこには【
「いやー、もしかして君もコレ狙い? 実は僕もでさー、売りに出されてたけどお金ないじゃん? だから、買った異能力者殺して、奪ったところ!」
「……なら、僕がそれを奪ったところで、文句は言わないな、物の怪」
僕はそういい、拳を構える。
それを前に、その化け物は楽しく笑った。
「うん、楽しませてくれたら、1冊くらいは分けてあげるよ。僕は快楽主義だからね」
☆☆☆
翌朝。
少女は、病室で目を覚ました。
「……あれっ?」
身体中を襲っていた痛みは、既に消えていた。
目を見開いて、体を起こす。
自分の胸元には、1冊のノートが置かれていた。
血がついて、汚れているけど。
その表紙には、【参】の文字が刻まれていた。
「……やっと、起きたか」
声が聞こえて、前方へと視線を向ける。
そこには、全身血だらけで、満身創痍の少年がいた。
その姿に少女は驚き、立ち上がる。
立ち上がって、彼の元へと駆け出した。
そして、思いっきりその顔面を殴り飛ばした。
「こんの、アホったれが!!」
「ぶげふっ!?」
少年は大きく吹き飛ばされて、顔を押えながら少女を見上げる。
彼女は拳を強く握ると、彼の元へとぺたぺたと歩いてゆく。
そして、その胸ぐらをつかみあげ、言った。
「無茶すんじゃないわよ! あんたが死んだら私が悲しむでしょうが!」
その言葉に、少年は目を見開く。
「助けてくれたんでしょ、ありがと! で、この件は終わり! 次はあんたよ、あんた! 覚悟しなさい! 私が完全体になった今、否が応でも独りになんてさせてやるもんですか!」
「……それは、困るなぁ」
少年は、思わず笑う。
その目から涙が零れたのは、痛みからだろうか。
「つーわけで! ほら、さっさと退院手続きと、あんたの入院手続き進めるわよ! 早く怪我治して、さっさと世界征服を始めるんだからね!」
少女はそう言って、少年の手を引く。
少年は1度、陽に焼かれて地に落ちた。
地獄を知った。
現実を知った。
現実の、汚さを知った。
されど、現実はなにも、汚いだけではないのだ。
「……あぁ、君は、太陽だ」
少年は、成志川景は思い出す。
かつて、霧矢ハチが別れ際に告げた言葉を。
『自分を信じてくれる子は、最後まで信じてあげなさい』
かつて、その言葉を下らないと一蹴した。
そんな人はいないと、思っていたから。
だけど。
(君が、僕を信じてくれると言うのなら)
自分は、どこまでも少女を信頼出来る。
世界で唯一、自分を信じてくれる少女。
自分の、太陽。
金色に輝く、自分だけの光。
少年は笑い、彼女に続いて歩き出す。
少年を覆っていた黒い呪いが、金色の光に溶けて、消えてゆく。
過去も、トラウマも。
忘れたわけじゃない、消えた訳でもない。
それでも、全てを飲み込み、抱えて。
それでも少年は、前へと向けて歩き出した。
☆☆☆
「はぁぁぁぁぁ!」
僕は、異常稼働の神狼状態で、一気に駆ける。
速度は僕の方が上。
相手の口が追いつかぬほど、近距離からの連打で仕留める!
それしか、格上のこいつを仕留める方法はない……と思う!
加えて、後ろには侵入者の男までいるんだ。
「悪いが、さっさと終わらせてもらうぞ、妄言使い!」
僕は叫んで、拳を振るう。
それは妄言使いの体へと深々と突き刺さり……そして僕は、気がついた。
殴ったはずの僕の拳が、妄言使いに掴まれていることに。
「そうだね。悪いけど、さっさと終わらせてしまおうか」
全身が、一気に粟立つ。
ここにいてはまずい。
そう理解来た瞬間、僕はなんの躊躇もなく、自分の
痛みと鮮血が弾ける中。
僕は妄言使いから距離を取り。
そして、男は言った。
「【この勝利を、我が金色の太陽に捧ぐ】」
想力が膨れ上がり。
奴の頭上の太陽が、眩いほどに輝いた。
過去を消そうとした少年と。
過去を背負って、それでも前を向いた少年と。
次回【成志川景】
二つの想いが、激突する。
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