P-MAX: Google Ads API による検索テーマ(ベータ版)の作成について
新機能
P-MAX キャンペーンの最近発表された検索テーマ(ベータ版)機能を使うと、Google AI に顧客やビジネスに関する貴重な情報を提供して、P-MAX キャンペーンの配信とプレースメントをさらに最適化できます。 Google Ads API v15 以降では、API で P-MAX キャンペーンの検索テーマを作成できます。
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P-MAX キャンペーンの最近発表された検索テーマ(ベータ版)機能を使うと、Google AI に顧客やビジネスに関する貴重な情報を提供して、P-MAX キャンペーンの配信とプレースメントをさらに最適化できます。 Google Ads API v15 以降では、API で P-MAX キャンペーンの検索テーマを作成できます。
仕組み
- 検索テーマ(ベータ版)では、顧客が探しているとわかっている検索語句を指定できます。これはオプションであり、P-MAX が URL やアセットなどを使って照合する検索語句に追加されます。
- アセット グループ 1 つにつき、最大 25 個の検索テーマを追加できます。
- 検索テーマには、P-MAX のブランドの除外とアカウント レベルの除外キーワードが適用されます。
BRAND
条件タイプを使うと、キャンペーンの条件からブランドの除外を設定できます。同様に、アカウント レベルの除外キーワードは、CustomerNegativeCriterionService
とNegativeKeywordList
条件を使って顧客レベルで設定できます。 - 検索テーマから得られた結果により、最終ページ URL 拡張、ページフィード、または URL 設定で指定したランディング ページに顧客が誘導されます。最終ページ URL 拡張は、
url_expansion_opt_out
で有効化および無効化できます。 - 検索テーマの優先順位は、検索キャンペーンのフレーズ一致および部分一致キーワードと同じです。
- 広告に一致した検索カテゴリと、関連するコンバージョン パフォーマンスは、キャンペーン レベルとアカウント レベルの
campaign_search_term_insight
とcustomer_search_term_insight
レポートの検索語句に関する分析情報で確認できます。検索語句に関する分析情報は、自由に日付範囲を設定して表示することも、データをダウンロードすることも、API からアクセスすることもできます。
実装の詳細
Google Ads API の検索テーマは AssetGroupSignal
の一種で、アセット グループのレベルで P-MAX キャンペーンにアタッチできます。アセット グループに検索テーマを追加するには、 AssetGroupSignal
を作成し、AssetGroupSignal.search_theme
に検索テーマを表すテキスト文字列(「子ども向けアクティビティ」など)を含めた SearchThemeInfo
条件を設定します。さらに、AssetGroupSignal.asset_group
にターゲットとする既存のアセット グループのリソース名を設定する必要があります。
次に、検索テーマ アセット グループ シグナルを作成する Java の例を示します。
// Creates a search theme asset group signal.
AssetGroupSignal assetGroupSignal =
AssetGroupSignal.newBuilder()
.setAssetGroup(assetGroupResourceName)
.setSearchTheme(
SearchThemeInfo.newBuilder().setText("activities for children").build())
.build();
同じアセット グループをターゲットにして複数の AssetGroupSignal
オブジェクトを作成すると、複数のアセット グループ シグナルを 1 つのアセット グループに追加することができます。ただし、1 つの AssetGroupSignal
オブジェクトで表すことができるのは、1 つの検索テーマまたはオーディエンス シグナルのみです。
レポート
asset_group_signal
リソースを使うと、Google 広告アカウントに存在する検索テーマを取得できます。現在のところ、パフォーマンスの指標はアセット グループ レベルで利用できますが、アセット グループ シグナル レベルでは利用できません。
次に、特定のアセット グループの検索テーマのテキストを取得する GAQL の例を示します。
SELECT
asset_group_signal.search_theme.text
FROM asset_group_signal
WHERE
asset_group.id = <Asset Group ID>
ポリシーの適用除外
Google Ads API の v15 には、search_theme
の承認に関する追加情報を含む 2 つの新しいフィールドである asset_group_signal.approval_status
と asset_group_signal.disapproval_reasons
も導入しています。検索テーマのテキストは、Google による承認を受ける必要があります。 asset_group_signal.approval_status
フィールドには、承認ステータスに関する情報が含まれます。検索テーマのテキストが承認されない場合は、asset_group_signal.disapproval_reasons
フィールドにその理由が含まれます。
次に、特定のアセット グループの検索テーマのテキストとポリシー審査情報を取得する GAQL の例を示します。
SELECT
asset_group_signal.search_theme.text,
asset_group_signal.approval_status,
asset_group_signal.disapproval_reasons
FROM asset_group_signal
WHERE
asset_group.id = <Asset Group ID>
検索テーマのテキストが Google のポリシーに準拠していると思われるにもかかわらず承認されない場合は、ポリシー違反となった検索テーマのポリシー適用除外リクエストを送信できます。
たとえば、検索テーマに医学用語が含まれており、その用語を Google 広告のポリシーに準拠して使用していて、さらに審査を受ける正当な理由があると思われる場合は、AssetGroupSignalOperation.exempt_policy_violation_keys[]
フィールドを使ってポリシーの適用除外をリクエストできます。
P-MAX 連携の改善についてのブログシリーズ
この記事は、皆さんから要望があった新機能や今後予定されている機能についてお伝えするシリーズの一部です。今後のアップデートや改善についてお伝えするデベロッパー ブログにご注目ください。 Google Ads API と P-MAX の連携についてのフィードバックも、引き続きお寄せください。サポートが必要な場合は、いつものようにチームにお問い合わせください。
P-MAX キャンペーンを初めて使う方は、スタートガイドで詳細をご確認ください。詳細については、アセット グループとアセット グループ シグナルのガイドをご覧ください。
Posted by Thanet Knack Praneenararat - Ads Developer Relations Team