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【2024年版】アダルトサイトでCloudflareはなぜ人気?絶対使うべき5つの理由
アダルトサイトの運営サーバーを調べてみると、Cloudflare CDN経由のことが殆どです。
この記事では、アダルトサイトでCloudflareを導入するメリットはどのようなものがあるのかまとめてみたいと思います。
こんな疑問にお答えします!
- Cloudflare CDNとは?
- アダルトサイトでCloudflareを導入するメリット
- Cloudflareは無料で使える?
Cloudflare CDNとは?
CoudflareはCDNで一躍有名になった米国の企業です。
CDNとは、Contents Delivery Networkの略で、世界中のキャッシュサーバーにサイトのデータを保存し、サイトにアクセスされたときにアクセス元の近くにあるキャッシュサーバーからデータを配信する仕組みです。
世界中の有名サイトはCDNを使うことで高速なサイト表示を実現しています。
もちろんGoogleもCDNを使っています。
Cloudflare CDNはCloudflareが提供するCDNのことです。
アダルトサイトでCloudflare CDNを使う6つのメリット
アダルトサイトでCloudflareを使うメリットは、6つあります。
- 無料のCDNである
- 設定が簡単である
- サイト表示が高速になる
- サーバーの帯域を消費しない(抑えられる)
- サーバーのIPアドレスを秘匿できる
- WAF(Firewall)が優秀
①Cloudflare CDNは無料なのに高性能
CDNは転送量に応じて課金されるサービスですが、Cloudflare CDNはなんと無料プランで使えます。
もちろん有料プランと無料プランはサービス内容が違いますが、無料プランでも十分使えるレベルなのが嬉しいです。
②設定が簡単である
Cloudflareの導入は簡単です。
ドメインを登録する。
登録するドメイン名を入力し、続いてDNSレコードが表示されるため、受け入れるDNSサーバを選択する。
CloudflareがDNSレコードのスキャンを開始するのを待つ。
DNSレコードがスキャンされるまで数分かかることがあります。
スキャンが完了すると、Cloudflareが提供するDNSサービスに切り替わります。DNSレコードを確認するには、DNSタブに移動します。
必要に応じてDNSレコードを編集します。
DNSレコードを編集するには、DNSタブで編集アイコンをクリックします。これにより、A、CNAME、MX、TXT、AAAAなどのDNSレコードタイプを設定できます。
DNSゾーンが正しく設定されていることを確認します。
③海外サーバーのサイトも日本から高速表示
日本国内のレンタルサーバーは基本アダルトNGです。
アダルトOKのレンタルサーバーは、Cloudlinuxを使ったクラウドベースのレンタルサーバーです。人気があるのは、mixhostとcolorfullboxで、ほとんどのアダルトサイトはどちらかのサーバー使っていると思います。
日本国内と違い、海外のレンタルサーバーはロリータや獣姦など、その国の違法コンテンツに該当しなければアダルトコンテンツの制限は基本ありません。
日本国内で言う通常のアダルトコンテンツの場合は、無修正を含めて制限はありません。海外はそもそも性器をモザイクで隠すという文化がありませんので、有修正と無修正という区別がそもそもありません。
また、海外サーバーの場合、サーバーを借りる時に個人情報を入れる必要も無かったりするので、そこが好まれて使われているのが実情です。
そうなると問題になるのは、サイトの表示速度です。
速さが求められる理由
一般的に、インターネットにアクセスしているユーザーは速さを求めています。それは、さまざまな調査結果からも明らかです。たとえば KissMetrics の調査では、「ページのレスポンスが 1 秒遅れると、コンバージョン数が 7% 減少する」、「47% の消費者は 2 秒以内にウェブページが読み込まれることを期待している」ことが明らかになりました。
したがって、ウェブサイトの読み込みが遅ければ、ユーザーはそのウェブサイトから離れて競合会社のページに移動してしまいます。競合会社のコンテンツの読み込み速度が速ければ、多くのユーザーがそちらに流れるでしょう。
https://support.google.com/analytics/answer/4589209?hl=ja
海外サーバーは、日本との通信距離が離れていますので、日本国内からアクセスすると国内のサーバーを使う時よりも圧倒的にレスポンスは悪くなります。
日本から離れたサーバーの表示速度を早くするには、日本に近いサーバーからデータを配信する必要があります。
Cloudflare CDNのキャッシュ配信サーバーは世界中にあります。
④レンタルサーバー負荷・転送量の軽減
最近はあまり見かけなくなりましたが、一時のアダルトサイトは拾い画像をあつめたまとめサイトのような形式が主流でした。
FC2ブログなどのレンタルサービスでは制限が緩く問題になりにくいのですが、レンタルサーバーを借りている人は1ヶ月の帯域制限があります。転送量無制限と書かれているサーバーであっても本当に無制限ということはありません。
アダルトサイトのアクセスが増えた場合、画像をたくさん埋め込んだ人気記事はサーバーの負荷も大きくなりますし、帯域の消費も激しいです。
CDNを使うとサイトの静的なファイルはエッジサーバー(キャッシュサーバー)にキャッシュされますので、HTMLファイルやCSS、Javascirptや画像、動画ファイルなどの読み込みが高速になります。
高速になるだけでなく、配信がCDNのキャッシュサーバー経由となりレンタルサーバーの帯域は消費しなくなり、サーバー負荷も減少するメリットがあります。
⑤サーバーのIPアドレスを隠すことができる
CDNを使用しない場合、サーバーのIPアドレスは丸見えです。同一サーバーで通常のサイトとアダルトサイトを運用しているとIPアドレスが同じだとサイト運営者が同じであることが疑われます。また、契約しているサーバー会社も分かりますので、色々面倒なことが起きる可能性もあります。
今の時代、どこから情報が洩れるかわかりません。
Cloudflareは匿名性を重視しています。Cloudflare DNSを使うと、IP proxyになっているのでサーバーがすべてCloudflareのIPアドレスになります。IPアドレスからオリジンサーバーを調べることができなくなります。
ただし、Coudflare DNSを使ってもMXレコードだけは生IPになります。独自ドメインのメールのやりとりをするとIPがばれます。
⑥WAF(Firewall)機能が優秀
アダルトサイトの場合は、不正アクセスやDDoS攻撃などがあります。
その場合、サーバーレベルでブロックするよりも、Cloudfalreでブロックする方がサーバーに負荷がかからずおススメです。
IPアドレスによるブロック、地域によるブロック、リファラーによるブロックなど多彩な条件でアクセスをブロックできます。
無料プランだとWAFのルールは5つまでですが、1つのルールの中で複数の条件を混ぜて指定できますから、5つあれば全く問題ありません。
まとめ
アダルトサイトでCloudflareを使用するメリットをまとめました。
Cloudflareは導入するのは簡単ですが、きちんとキャッシュされるように設定するのが結構大変です。導入する際にはきちんとキャッシュされているのかどうか確認しましょう。