不登校の子供たちに学びや体験の場を提供するフリースクールが、2024年4月に岩手県一関市に開園するのを前に、会見が開かれました。
開園するのはフリースクール「虹の学園」で、一般社団法人「虹パーク」が1年がかりで準備を進めてきました。
スクールは2023年閉校した一関市の旧花泉小学校の施設が市から無償で貸し出され、これを活用する計画です。
すでにボランティアを希望する人のミーティングも始まり、会社員や自営業など立場も年齢も違う人たちが学校運営などを話し合っています。
会見で、虹パークの熊谷貴典代表理事は「体験学習や共同生活を通して、まわりの人への理解と自立心を育てる」スクールの教育理念を説明しました。
一般社団法人 虹パーク 熊谷貴典代表理事
「自分を受け止めてくれる人がいるんだ、自分もしゃべっていい場所なんだと子どもがなった時に、元気が充填されたり一歩踏み出すことにつながると思う」
「虹の学園」学園長 佐々木良博弁護士
「子ども一人一人に対して寄り添い、一人一人の主体性を最大限に尊重したい」
スクールでは小中学生を中心に入学希望者を募集していて、学費は1カ月5000円から7000円程度で、運営費はスポンサー企業などからの寄付で賄う方針です。
フリースクール「虹の学園」は4月7日に開園式が開かれます。