北朝鮮で生まれたら、基本群衆、複雑な群衆、敵対階級の残余分者という3大階層に区分され、この3大階層は上位革命家成分から下位地主、資本家、日帝管理子孫まで56個に詳しく分類される。
悲しい事にこの「出身成分分類制度」は絶対、学校で教えない。
少なくとも総連職員も知らない人が昔はいた。
今も正確に知る者も少ないと思う。
[北朝鮮生活百科] (30)
『北朝鮮出身成分分類制度』
北朝鮮には「出身成分」がある。「出身」は生まれた地域や先祖を意味しており、「成分」は育ってきた環境や経歴を意味している。
「出身」と「成分」に欠陥があると党幹部になれないなど、出世を左右する基準である。
北朝鮮の人事評価の基準となっている「出身」と「成分」にはどのような種類があるのだろうか。
・「出身」に対する北朝鮮当局の人事分類と基準
北朝鮮の「出身」は大きく二つに分けられる。
生まれた地域と先祖である。
地域出身者については、以前、触れたことがあるので簡単に述べたい。
北朝鮮は大きく平安道(ピョンアンド)地域と咸鏡道(ハムギョンド)地域、黄海道(ファンヘド)地域に分けられる。
平安道地域の出身者は、森の中から出てくる「猛虎出林」、咸鏡道地域の出身者は泥の上で噛みちぎって戦う「泥田闘狗」、黄海道地域の出身者は石畑を行く雄牛「石田耕牛」と認識されている。
最も好まれているのは平安道の出身者で、金日成が平安道地域の出身だったことに由来する。
最悪は咸鏡道出身だ。
易姓革命の代名詞である太祖·李成桂(1392年に朝鮮を建国した始祖)が咸鏡道出身だったことや金日成が政権に就いたときに金日成に反旗を翻した人物の大半が咸鏡道出身だったことなどが、北朝鮮当局が咸鏡道出身者の幹部登用を躊躇する理由となっている。
そうはいっても出身地域は、党幹部の人事基準では参考程度とされており、決定的な評価基準になることはない。
北朝鮮当局は「出身」を見るとき、先祖の血統を重視する。
先祖が金日成と抗日武装闘争をともにした人たちは、能力にかかわらず無限に出世できる。
彼らは「白頭山出身」と呼ばれていて、多くが幼い頃から「万景台革命学院」で特別教育を受けて成長する。
実際、北朝鮮の指導部の半数以上を「万景台革命学院」を卒業した「白頭山出身」が占めている。
「白頭山出身」というだけで、北朝鮮政界で高位に上る資格を持つが、平安道出身ならなおのこと最高高位に上りつめる条件が揃っている。
「白頭山出身」の次は「洛東江出身」だ。洛東江は嶺南地域の中央低地帯から南海に流れる川で、朝鮮戦争で数多くの北朝鮮軍人が戦死したことから朝鮮戦争の象徴とされている。
「洛東江出身」は朝鮮戦争で偉勲を残したり、戦死したりした人々の子孫で、北朝鮮の人事基準で「白頭山出身」に次ぐ厚遇を受けている。
最高位は難しいが、相応の高位に出世できる「出身」だ。
「洛東江出身」の次は「社会主義愛国烈士出身」だ。北朝鮮政権を維持する上で功労があったり、偉勲を立てたりした人々の子孫で、韓国や日本をはじめとする海外に派遣されたスパイの子供たちも含まれる。
「洛東江出身」と「社会主義愛国烈士出身」は幼い頃から「南浦革命学院」や「康盤石革命学院」で特別教育を受けている。
「白頭山出身」の子供は「万景台革命学院」で、「洛東江出身」と「社会主義愛国烈士出身」の子供たちは「南浦革命学院」や「康盤石革命学院」で学んでいる。
ちなみに万景台は金日成が生まれた地、康盤石は金日成の母の名だ。
「白頭山出身」と「洛東江出身」、「社会主義愛国烈士出身」のいずれにも属さない人が中級以上の幹部に出世することなど、ほぼ不可能で、北朝鮮の高位層はこれら3つの出身で構成されている。
このように北朝鮮の「出身」には、血統にもとづく出身と地域にもとづく出身があり、なかでも血統が重視されている。
・成分に対する北朝鮮人事基準の判断と選択は?
北朝鮮の「成分」は環境や経歴にもとづく人事評価の基準とされていて、朝鮮労働党に入党した時点で明確化される。
朝鮮労働党に軍から入党した人は「軍人成分」、労働者として入党した人は「労働成分」、事務員として入党した人は「事務成分」、農民として入党した人は「農民成分」に分類される。
北朝鮮で最も重要とされている朝鮮労働党入党時の「成分」が、当局が人事対象者を判断する基準として使われている。
最も優先されるのは「軍人成分」だ。当局は、兵役に就いていない人は党幹部に抜擢される基本的なスペックが備わっていないと判断する。
北朝鮮の青年たちが10年以上にわたって軍に服務する理由も軍事成分のためである。
「軍人成分」の次は「労働成分」だ。炭鉱や鉱山など厳しい労働分野から入党した人たちは、誠実性と勤勉性を備えていると判断されている。
「労働成分」の次は「農民成分」で、「事務成分」は最後である。
北朝鮮政府が成分を軍人、労働、農民、事務に分ける理由は、人事評価で対象者の勤勉性と誠実性や難関を克服する精神や意志などを考慮するためだと解釈できる。
それでは、朝鮮労働党に入党できない人々の評価はどうだろうか。
入党できない人々は、北朝鮮政権で出世できない人たちなので、成分を規定する必要がない。
但し、労働者と事務員は「職盟員(職業総同盟員)」、農民は「農勤同盟員(農業労働者同盟員)」、女性は「女性同盟員」、若い青年は「青年同盟員(金日成青年同盟員)」に分類されている。
本人たちは自分らに対する成分規定が、子供たちに及ぼす影響を知ってはいない。
庶民の子は庶民として、両班の子は両班として生きていた朝鮮時代の階級を甘受した人生を送っているだけである。
どんな社会にも階級や階層は存在する。しかし、徹底して出身と成分を規定する社会は、21世紀においては北朝鮮が唯一かもしれない。
郭 文完(クァク・ムンワン)
1968年、北朝鮮平壌市中区慶上洞生まれ。大韓フィルム映画製作社(Dae Han Film company)代表。平壌演劇映画大学映画演出科卒業。護衛司令部軍官、人民保安省貿易会社指導員を経て、2004年に韓国へ入国。眞人事(チニンサ)フィルムの脚本家として活動。著書に「北朝鮮万華鏡」「護衛司令部25時」、小説「サイ少年」「公主と駙馬(夫)」など。人気ドラマ「愛の不時着」では補助作家を務める。
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現代ビジネス gendai.media/list/author/kw
引用
豊璋(ほうしょう)在日3世シリーズ書いてます
@hooshoo716
少しナンバーが飛びますが、、こちらは是非、知っておいて欲しいので。
帰国事業で帰った在日同胞は「同胞」では無く「22号」と呼ばれる。
空港で北朝鮮女子サッカーチームを出迎えている在日同胞は、、、本当にこう言った現実を知らないでいるから
「おめでたい」のだ。
[北朝鮮生活百科] (25)… x.com/hooshoo716/sta…
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