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2023/10/25
情シス仕事術
更新 :
2023/10/25
【Active Directory】ドメインコントローラー降格バイブル 〜FSMO移行〜
ActiveDirectory(以下AD)サーバを移行・もしくは廃止する際には、対象のADサーバからドメインコントローラーを降格させた後、ADサーバを通常のサーバ(メンバーサーバ)に降格する必要があります。
ドメインコントローラーの降格は手順が長く、手順を間違えてしまうと大障害につながる可能性もあります。
そこで、ドメインコントローラーの降格について、3回に分けてわかりやすく解説します。
今回は、ドメインコントローラー降格の前に必ず確認しなければならない「FSMO降格」について解説します!
※本記事はADの仕組みについて、知見がある方向けの記事になります。
ドメインコントローラの降格とは
ドメインコントローラーの降格は、前述した通り「ドメインコントローラーを通常のサーバー」に変更することです。
降格する理由としては、ADサーバの移行や、サーバのハードウェア交換があります。
また、複数のADサーバを運用しているのであれば、老朽化などで不要になったADサーバのドメインコントローラーを降格する必要があります。
サーバ降格前に必ず確認すること
サーバの降格前に必ず確認しなければならないことがあります。
それは、FSMO(※1)が別のサーバに移行されているか確認することです。
AD自体を運用停止するのであれば関係ない話題ですが、FSMOを確認せずにドメインコントローラー降格を実施してしまうと、
移行先のADサーバでADがうまく機能しない等の障害が発生してしまう可能性があります。
もし仮に紐づいていた場合は、「FSMOの移行」を実施する必要があります。
💡FSMO(※1):Windows2000以降のActiveDirectoryで、特定のドメインコントローラーが処理を行う5種類の機能のこと。 一般的にActiveDirectoryは複数のドメインコントローラーが互いにディレクトリ情報を複製しており、どのドメインコントローラーで作業を実施しても同じようにデータ更新が可能だが、パスワード変更などの作業に関してはデータの整合性が狂う等の問題が発生する。 そのため、予め決められた特定のドメインコントローラーしか作業できないようになっている。 通常、最初にActiveDirectoryを導入されたドメインコントローラーがFDMOの機能を受け持つ。
FSMO移行の流れ
FSMO移行は、以下のような流れで実施します。
FSMOが降格するドメインコントローラーに紐づいていないか確認する
上記で紐づいていた場合は、他のドメインコントローラーにFSMOを移行する
FSMO確認手順
ここではFSMOがどのドメインコントローラーに紐づいているのかの手順を紹介します。
【FSMOドメインコントローラー確認手順】
1.降格するADサーバにリモート接続する
2.左下の「Windowsマーク」を右クリックして、「コマンドプロンプト(管理者)」を選択する
3.netdom /query fsmoを入力してEnterキーを押下する
4.各項目が降格対象のドメインコントローラーに紐づいていないか確認する
FSMO移行手順
ここでは、FSMOが降格するドメインコントローラーに紐づいていた場合の、FSMOを移行手順を紹介します。
【FSMO移行手順】
1.降格するADサーバにリモート接続する
2.左下の「Windowsマーク」を右クリックして、「コマンドプロンプト(管理者)」を選択する
3.以下コマンドを順番に入力して、FSMO移行先と接続する
ntdsutil
roles
connections
connect to server <"移行先のサーバ名">
quit
4.Transfer schema masterを入力すると、ポップアップが出てくるので「はい」を選択する
6.Transfer naming masterを入力すると、ポップアップが出てくるので「はい」を選択する
7.Transfer infrastructure masterを入力すると、ポップアップが出てくるので「はい」を選択する
8.Transfer PDCを入力すると、ポップアップが出てくるので「はい」を選択する
9.Transfer RID masterを入力すると、ポップアップが出てくるので「はい」を選択する
10.CMDを再起動して、netdom /query fsmoを入力して、FSMOが移行していることを確認する
いかがでしたでしょうか。
次回はいよいよサーバ降格の手順についてご紹介いたします。
お楽しみに!!
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【Active Directory】ドメインコントローラー降格バイブル 〜FSMO移行〜
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