楽天FX スプレッド1504pips事件
2016-03-20|負ける理由(真実を知りたい貴方へ)
↑2016/3/17 楽天FX USD/JPY
売りは103円。
買いは118円。
他の業者は111円。
・・・なに、このスプレッド?
楽天証券のFXで、3/17に異常レート配信があったようです。
証券側も不備を認めていますが、実際にロスカットに遭った人がかなりいた模様。
<3月17日(木)夜に発生した、楽天FXの異常レート配信についてご報告とお詫び>
楽天証券 https://www.rakuten-sec.co.jp/ITS/member_info/info20160318-01.html
2016年3月17日(木)20時46分に、外国為替証拠金取引(楽天FX)において、米ドル/円の異常レートが1ティック(約0.3秒間)、配信されました。お客様に多大なご迷惑ならびにご心配をおかけしましたことを、深くお詫び申し上げます。本事象につきまして、詳細を以下のとおりご報告申し上げます。
・発生した事象について
楽天FXの米ドル/円において、通常のレートから大きく乖離した異常レート(Bid 103.335円およびAsk 118.374円)が配信されました。当該レートは1ティック(約0.3秒間)配信された後、すぐに正常な水準のレート配信に戻りました。なお今回発生した事象は、配信レートをチェックするシステムの一部に不具合があったためと判明しており、現在、修正に着手しております。
・お客様への主な影響と対応状況
一部のお客様において、逆指値による新規注文および決済注文が異常レートで約定されました。
今回影響があったお客様については、3月18日(金)早朝までに、正常レートと異常レートの差額分を調整金として、お客様の楽天FX口座に入金いたしました。また、建玉の建て戻しをご希望されるお客様については、お申し出によって個別に対応を承っております。
このたびの事態につきましては、お客様に多大なご迷惑ならびにご心配をおかけしましたことを改めて深くお詫び申し上げます。同様の事態の発生を未然に防止するため、再発防止策を講じてまいります。
引用元:http://www.news-us.jp/article/435112859.html
幸いロスカット差額は弁済されるようですが、突如ロスカットに遭った人は驚いたでしょうね。
なにせ111円だったドルが、いきなり103円になったんですから。
103円より下(あるいは118円より上)にストップを置いていた人なんてまずいないでしょうから、一体何人被害が出たのやら。
ただ単にバッドティックでレートが下がるだけなら、中には得をする人もいたかもしれません。
(105円に入れた指値が刺さってラッキー!とか)
しかし、スプレッドの拡大では、証券会社以外誰も得をしません。
ロンガーもショーターも、みんな損切りするだけです。
今回は明らかなミスとして楽天側が自主的に補償をしたからいいものの、そうでなければ、おそらく訴訟になっていたでしょう。
スイスフランショックの時もそうでしたが、原則固定のスプレッドを謳いながら、突如スプレッドを広げるような真似は止めてほしい。
いくら相場が不安定だと言っても、限度があるでしょう。
今後、同様な事件で顧客が被害を受けないためにも、
「市場から明らかに乖離したレート」や「告知している値を大きく超えるスプレッド・スリッページ」は、業者の不正として認定できるように、金融庁が規制する必要があると思います。
ちゃんと取り締まりましょう。
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