JR神田「アース製薬」副駅名どうやって実現した? 担当者が明かす舞台裏「きっかけは社内の雑談」

拡大
縮小
アース製薬 社長特命全社横断戦略担当の貴島浩史常務執行役員。企画実現の立役者ともいえる存在だ(筆者撮影)

この秋、山手線に乗っていて、神田駅で突然流れてきた発着メロディに驚かされた読者も多いのではないだろうか。

この記事の画像を見る(7枚)

立役者に話を聞いた

「お口くちゅくちゅモンダミン♪」――。そう。あのアース製薬の口内洗浄液「モンダミン」のCMジングルが山手線神田駅の発着メロディに使われているのだ。このジングルが初めて世に出たのは1995年。それから約30年の時を経て国民的とも言えるCMジングルとなった。

そんなメロディを持っている企業は多数存在する。そして山手線にもヱビスビールのコマーシャルで使われた『第三の男』をメロディとする恵比寿駅や、『鉄腕アトム』が流れる高田馬場駅もある。だが、CMで使っている商品固有のオリジナルメロディを駅の発着メロディにしてしまう会社は珍しい。

さらに、である。神田駅に降り立った人の目に入ってくるのは、「神田駅 アース製薬本社前」という駅票である。多くの看板も同じ表記になっている。また東西南北に分かれた4つの出口にも、それぞれ「サラテクト口」「バスロマン口」「アースジェット口」「モンダミン口」とアース製薬の商品の名前が振られている。

いったい神田駅に何が起こったのだろうか。アース製薬は何をしたのだろうか。企画の立役者であるアース製薬 社長特命全社横断戦略担当の貴島浩史常務執行役員に話を聞いた。

関連記事
トピックボードAD
鉄道最前線の人気記事
トレンドライブラリーAD
連載一覧
連載一覧はこちら
人気の動画
倒産急増か「外食ゾンビ企業」がついに迎える危機
倒産急増か「外食ゾンビ企業」がついに迎える危機
日本の「パワー半導体」に一石投じる新会社の誕生
日本の「パワー半導体」に一石投じる新会社の誕生
猛追のペイペイ、楽天経済圏に迫る「首位陥落」の現実味
猛追のペイペイ、楽天経済圏に迫る「首位陥落」の現実味
ホンダディーラー「2000店維持」が簡単でない事情
ホンダディーラー「2000店維持」が簡単でない事情
東洋経済オンライン有料会員のご案内
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
会員記事アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
トレンドウォッチAD
東洋経済education×ICT