中根夕希アナウンサー
「今回の事件は、制度の信頼性を揺るがしかねないものですが、信頼回復や再発防止にどのように取り組まれますか?」

広島弁護士会 坂下宗生会長
「広島弁護士会では、従前より家庭裁判所から弁護士会に対して成年後見人に就任する候補者の推薦を求められた場合、弁護士会内で作成した推薦名簿に登録された弁護士を推薦しています。弁護士がこの名簿に登録するためには、一定の年数のキャリアを積むことや保険への加入等が求められるほか、定期的に所定の研修を受ける必要があります。今回の事件を受けて、成年後見人を務める弁護士が、より厳しい倫理観を持ち、本人を適切に支援するために研修内容の更なる充実、不正防止のためのチェック体制の構築などに努めて参りたいと思います」