nnsol
2024-02-29 18:55:44
2779文字 全体公開

恋と愛と欲について

自我と懺悔

以下の話は私の個人の話といいますか、ただのnnsの自我、夜中にTwitterにかいてた愛と恋と欲の話です。
特定の誰かに伝えたいわけじゃない、ひとりごとです。メモみたいなもんです。

セクシュアリティにも絡んできますので、苦手な方は、ブラウザバック!自分の心の健康を第一に!

大した文章じゃありませんが、フォロワーさんのnoteを見て私も書きたくなったので、少しだけ。と言いつつかなり長いけど、ご容赦!暇な時にでもみてね


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█ 過去の話

私はすぐ人を好きになる子だった。
よく言えば人好き。悪く言えば惚れっぽい。

そのまますくすく成長し、恋に恋する少女になった、すぐにときめく少女だった、優しい男の子に当たり前のように「好き」を感じていた。告白だってしたこともある、されたこともいくらかある。いちどだけだけれど、彼氏という存在がいたこともある。
手を繋ぐことも、腕を組むことも、ハグをすることも好き、多分そこそこの愛を持っている人であれば人類みなとハグができる。そんな博愛人間。


でも私は、どうしても、恋人になっても、キス以上のことができなかった。



恋愛観を語る時に切っても切り離せないのが、家庭環境だと思う。私の両親はもうそれはそれは仲が良かった。当たり前のように恋をして、子供をさずかって、当たり前のように、こどもを愛して、家族を形成する。そんな素晴らしい両親だった。祖父母にはなんの悪気もなく「孫が楽しみね」と言われ、親戚には「いいひとはいないの?」と言われる。
そんな家で育った娘だったので、そりゃ男の子に恋をするのが普通で、それが当たり前と思っていたし、ぼんやりと24歳くらいで結婚するもんだと思ってた。小学生くらいまでは。

私のそんな「可愛い恋」の認識が全く別のものになってしまったのは、性愛が絡んできてからだ。
中、高くらいからだろうか、手を繋ぐ、ハグをする、すると、キス、そしてその先がうまれてくる。恋愛的な関わりとして当たり前のことかもしれないが、私はそれがどうも、どうも嫌だった。
彼氏といちどだけ、顔が近づいた時に、思い切り顔を背けてしまってからのことである。ごめん、元彼。

皆さんご存知の通り私はドのつく腐女子なので見るのは見るし、そういう欲がない訳でもないのだと思うが、男性から自分に向くその欲に、耐えられなかった。誰もが自分にそういうものを抱いていると思っているわけではないが、恋愛関係になるうえで必要になってくるというだけで、親密な関係になることをシャットアウトしてしまう程に、嫌悪してしまった。

もう当時は色々考えた、大好きなのに一緒にいるといずれはそうなってしまうのか、友人と恋人の違いってなんだろうって。友人と恋人の大きな違いは性的接触の有無だと思うのだが、私はきっとその頃から「恋人になれば、互いをいちばんに優先できる」と思っていた。小学生の恋愛なんて、恋人>友人でそれを周りもわかっていて、「彼氏とデートだから今日は遊べない」とか、そんなもんだったから。



⬛︎ 恋と独占欲の話

今まで当たり前のように男の子にときめいて恋をしてきた少女漫画時空の女の子nnsだったけれども、苦しいくらい、他者に迷惑をかけるほどに独占欲を向ける相手はみんな、私と同じ女の子だった。
高校生のときにいちど、大学生の時にいちど。

私はまた、また考えた。性的指向も含めて、全然分からなくなった。だって、今までに経験してきた当たり前と違いすぎたから。

男性になりたい訳ではなかったけれど、可愛いものが好きなのと同じくらい、私はかっこよくなりたかったし、かといって、男性が嫌いなわけでもないけど、女性と性的接触が能動的にしたいかと言われれば、男性よりは、という程度。もう訳が分からない。でもあの子の1番になりたかった、あの子の笑顔を私だけに見せてほしかった、そんなことは叶わない、わかってる、でもその子がほかの子と話しているともう腸が煮えくり返るくらいの気持ちでいた。表に出さないつもりではいたけど、滲み出てしまっていたらしいので本当にあの頃は申し訳なかったな。

(お気づきの方もおられると思いますが、私はめちゃくちゃ大好きになった相手ひとりへの独占欲が、強い。恋人になりたい=あなたの1番になりたい、なのだ。何かあった時に頼るのが自分じゃないと許せなかったのだ、私にとっては。でもビビりなので相手に私と同じ量の感情を求めることはできない。ダッセ〜!笑ってください ワハハ)

悩んで、いろいろ調べて、私はアセクシャルの、レズビアン寄りのバイセクシャルなのかもな、と、思っています。

でも、わからない、こんな汚ぇ感情が、本当に恋なんですか?そんなばかな。

性的接触は苦手なくせに、果てしなく私のものにしたくなってしまう、私だけを見てくれと心の奥底深くで考えてしまう。でも、それは表に出さないように、献身的に、ただあなたの幸せを願うように、接するしかできない。そう、もしこれが本当に恋と名のつくものなのであれば、私にとっての恋というものは、苦しいものになってしまっている。今も、ずっと。



█ そんで、これから

おっさんずラブのことをBL作品だと捉えている側面もありながら、やはり大きな愛の物語であるとも思っているので、色々と考えてしまうね。
元々嫌いな人あんまりいないし、どちらかといえば性善説を信じているので、みんなのことが本当に大好き。それは独占欲ではなくて、自分なりの「愛」なんだと思う。
私のこんな恋なんてものとはまた別に、この世の全ての存在は、大切にされるべきであると思っているのです。

大切にしたいと思える気持ちが、私にとっての愛、だから、私は、私を大切にしてくれる皆を、心から、愛しています。





以下、懺悔なんですけど。

菊様の片想い16年には全然敵わないけれども、その想いを見て、大学4年間ずっと抱いてきた独占欲を思い出してしまったんです。あれは片想いだったんだろうか、きっとそうだったのだろうな。
自分の気持ちを昇華するために、すこしだけ菊様に自分を重ねちゃった。ごめんね、菊様。

武蔵が菊様にかけたような、前を向くための言葉を、私も求めているのかもしれない。
いや、でも言葉をもらってもきっと私には伝えられない。今はあなたと離れられてよかった、このままちょうど良い距離の親友でいさせてください。

もしあなたが結婚するなら、式、出たくないな。ま、出るんだろうけど。