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【ChroNoiRチーム】2ndフルアルバム『Wonder Wander World』に込めたプロジェクトチームの想い【従業員インタビュー】
今や一つのエンタメのジャンルとして確立されつつあるVTuber。その中でもマルチに活躍するタレントが多いことで知られるのが、ANYCOLOR株式会社(以下:ANYCOLOR)の『にじさんじ』だ。
そんな『にじさんじ』に所属する叶・葛葉のユニット『ChroNoiR』が、この度2024年2月7日に2ndフルアルバムである『Wonder Wander World』をリリース。1stフルアルバムの『UP 2 YOU』とはまた違った二人の世界が垣間見えるアルバムとなっている。
今回は、『Wonder Wander World』リリースに携わったANYCOLORの『ChroNoiR』チームに、アルバムのコンセプトや制作過程、制作秘話についてインタビューを実施。加えて、叶・葛葉のマネージャーにも同席してもらい、初出しとなる裏話もまとめた。
『ChroNoiR』ファンだけでなく、ANYCOLORにおける楽曲制作に興味がある方はぜひ読み進めていただきたい。
※『Wonder Wander World』リリース情報
【取材を受けた人】
PM:プロジェクトマネジメント部
アニメをはじめとするIPを取り扱う会社でプロデュース業を行う。2023年にANYCOLORに入社し、『ChroNoiR』のプロジェクトマネージャーを担当。
A&R:ライブエンターテインメント事業部
音楽レーベル、音楽出版社など複数の会社にて音楽プロデュースやディレクションを行う。2022年にANYCOLORに入社。『ChroNoiR』、『ROF-MAO』、『VΔLZ』のA&R業務をはじめとした、音楽制作を担当。
叶マネージャー:マネジメント部
国内楽器メーカーにて商品企画やOEM工場との交渉業務などを行う。2020年にANYCOLOR入社。2022年11月より叶のマネージャーを担当。
葛葉マネージャー:マネジメント部
芸能スクール営業、俳優事務所マネージャーなど複数のエンターテインメント企業を経て、2021年にANYCOLOR入社。2022年8月より葛葉のマネージャーを担当。
アーティストとしてのクールさを全面に出す、『ChroNoiR』の新たな扉を開くアルバムを意識した
ーー今回、2ndフルアルバム『Wonder Wander World』がリリースされましたが、どういった経緯で企画が始まったのでしょうか?
A&R:
今回のアルバムにも収録されている『Wanderers』と『カオティックライバー』の楽曲を制作した際に、「せっかくオリジナル楽曲を作るのであれば、フルアルバムという形で作ろう」となったのが企画のきっかけです。
葛葉マネージャー:
前回のオリジナル楽曲リリースから間が空いていましたので、「そろそろ新曲作ろうか?」という流れになりましたよね。歌ってみたは公開していましたが、割とぬるっとスタートしましたよね。
A&R:
そうですね。一曲目の打診は2022年の秋ごろだったので、2023年の年明けには『Wonder Wander World』の制作に取り掛かっていました。およそ1年間くらいリリースに時間をかけています。
ーー今回のアルバムでは、著名なアーティストの面々に楽曲提供をしてもらっていますよね
A&R:
『nqrse』さんや『Dios』さん、『れるりり』さんは二名がソロ活動をしていた際にお世話になったことがキッカケで打診するなど、叶さん、葛葉さん双方とコミュニケーションを取りながら進めていきました。
葛葉マネージャー:
『ChroNoiR』の二名に「楽曲制作の依頼について、誰に頼みたい?」と聞いて出てきた方にはダメ元でも打診してみました。結果的に二名の希望が叶う形で協力してもらえることになりました。
叶マネージャー:
『キタニタツヤ』さんに依頼してみたいとなった時は「本当に協力してくれるんだろうか」と不安でしたが、OKをもらえて良かったですよね。
葛葉マネージャー:
そうですね。他のアーティストの方々も錚々たる面々にご協力いただいたおかげで、豪華なフルアルバムになったと思っています。
叶マネージャー:
「こういうアルバムにしたいから、こういったアーティストに頼もう」ではなく、『ChroNoiR』の夢を聞いていった結果、今回のメンバーになりました。
そういった意味では、『Wonder Wander World』はファンの方はもちろん、『ChroNoiR』にとっても思い入れの深いアルバムなんじゃないかなと思います。
ーー『Wonder Wander World』というアルバム名ですが、これはどういった背景があって名付けられているのでしょうか?
A&R:
アルバム制作が動き出し、様々な楽曲が出来上がる中で『Wanderers』が『ChroNoiR』の世界に入る入口という観点でぴったりだなと感じました。
楽曲名にあるWanderという単語から色々案を出していった結果、『Wonder Wander World』だとWWWと略せますし、またファンの人が日常的に接しているネットの世界を表現できると思い、アルバム名を決定しました。
ーー『ChroNoiR』の二名はアルバム名を聞いた時どんな反応をしていましたか?
葛葉マネージャー:
『ChroNoiR』チームの意見に対して「良い」と思ったものには積極的にYesと言ってくれる二名なので、叶も葛葉も好意的に受け入れてくれました。アルバム名だけでなく、アルバム制作全体を通じて意見の相違はなく割とすんなり進行した印象です。
叶マネージャー:
叶は非常に語感が気に入っていました。「ワンダーワンダーワールド!!ワンダーワンダーワールド!!」と繰り返していたので、喜んでいたと言っていいと思います(笑)
PM:
『ChroNoiR』チームと『ChroNoiR』の二名ともコンセプトのズレが無かったのがポイントでしたよね。
ーーコンセプトという話がありましたが、改めて今回の『Wonder Wander World』のアルバム全体のコンセプトを教えてください。
PM:
『ChroNoiR』の二名が抱いていた夢を集めた楽曲を、この世界そのものや、扉を開けた後の世界になぞらえつつ、色々な景色を見られることをコンセプトにしています。
1stフルアルバムの『UP 2 YOU』の時は、文字通り「あなた(YOU)」という個人に対して投げかけていた歌を、今回は「世界(World)」に対して投げかけるというステップアップ感を意識していました。
A&R:
収録楽曲としても、1stフルアルバムから大きくベクトルが変わったと思っています。『ChroNoiR』のアーティストとしての世界観を外に全面的に出していくことに注力しました。この点は『UP 2 YOU』のビジュアルとの差分からも感じられるのではないかと思います。
アーティストとしてのクールさという一面を見せるというコンセプトは、『Wonder Wander World』が目指していた世界でもあります。
個性の強い楽曲を、世界と扉になぞらえた
ーー『ChroNoiR』との連携はどのようにされていたのでしょうか?
葛葉マネージャー:
今葛葉とのやり取りを見返してみたのですが、「アルバム作りませんか?」→「いいですね」で初動の連携が完了していますね…(笑)
なのでアルバムを出すことは決定事項として進め、楽曲の発注や方向性についてをA&Rが提案し、その内容を叶と葛葉にマネージャーから確認するという形で進めていました。
叶マネージャー:
アーティストやA&Rから上がってくる楽曲デモについても、全て叶と葛葉が確認をした上で進めました。そもそもではありますが、「これは嫌だ!」となるような楽曲は一度も上がってきませんでした。
『ChroNoiR』チームも、二名に合う楽曲を作って、さらにかっこよくなっていって欲しいという思いで進めていましたので、結果的に叶と葛葉の感触も良かったのだと感じます。
…でも、『Twilight』のデモを聞いた時はビビっていました(笑)
葛葉マネージャー:
そうですね、葛葉も「これ歌えますかね?」ってなっていました(笑)
叶マネージャー:
「『Twilight』、かっこいいんですけど難しくないですか?」と叶は言っていましたが、最終的に二名が頑張るということで全体的に連携はスムーズに進みました。
葛葉マネージャー:
アルバムのコンセプト軸が最後までブレなかったからこそ、スムーズに連携ができたのだと思います。
また、葛葉としてはそもそも楽曲依頼をする相手が素晴らしい方々なので、「すごい人たちが作った曲なのだから、すごくないわけがない」という意識を持っていたと思います。クリエイターへの信頼感が強いので、出来上がった楽曲を全力で歌い上げるというスタンスでしたね。
叶マネージャー:
叶もそう思っていたと思います。叶は「自分たちがやるべきなのは、提供してもらった楽曲を自分の歌として歌うこと」という理解をしていました。
葛葉と同じく、提供いただいた楽曲を自分のものにしていくことに、とにかく全力を尽くそうとする姿が印象的でした。
ーーアルバム制作過程において、ANYCOLORとして特に注力したポイントを教えてください